2013.10.01 MM 第453号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 


女峰山(にょほうさん2483m)栃木県日光市 日本二百名山


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この山の私の印象等は・・・                                     

「 満開のニッコウキスゲとシャクナゲが迎えてくれた 女峰山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2013年7月14日(日)

【天候】        曇りのち小雨

【コース及び時間】

霜降高原駐車場5:18−5:47キスゲ平−6:15焼石金剛−6:40赤薙山〈2010m〉−7:21/26−7:27奥社跡−

8:05一里ヶ曽根−8:08/13−9:01三角点−9:05女峰山〈2483m〉9:22−10:12一里ヶ曽根−10:49奥社跡

10:54−11:27赤薙山11:38−12:15キスゲ平−12:38霜降高原駐車場P

        【 登り 3時間37分  下り 2時間37分    合計 6時間14分  】


*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。


【温泉】    黒部温泉「四季の湯」(日光市黒部)    500円


  
立派な階段を上っていく(写真1) (写真2)
石の祠と鳥居のある赤薙山(写真3) シャクナゲが満開だ(写真4)
女峰山は小雨の中であった(写真5) 下っていくと多くの観光客が(写真6)

 【感想 等】

 海の日の3連休は日光周辺の山に行った。

まず1日目は太郎山(メルマガNo.452)に登った。
太郎山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-i/yama452/yama452.html

2日目はすぐ近くの日本二百名山、女峰山(標高2483m)だ。
高徳温泉から林道を走れば「志津乗越」または「馬立」まで行き、そこから登る予定であった。
しかし、貴重な高山植物の盗掘が多く通行禁止になったというので別のルートを探した。

二荒山神社登る裏雪見ノ滝コース、寂光ノ滝コース、黒岩尾根コース等あるが今回は霧降高原からのコースを選んだ。
霧降高原道路を行き、霧降高原に着く。

2日目も天気が良くない。
それでも雨は上がり、5時過ぎ出発した。
シカ除けの戸を開け、少し濡れたきれいな金属製の階段を上がっていく。

クマササの中にギボウシが咲いている。
アヤメも咲いている。

少し登るとようやくニッコウキスゲが見えだした(写真1)。
一面ニッコウキスゲであるが、ピークは1週間前だったと言っていた。

そう言えば、野反湖の富士見峠のニッコウキスゲに比べれば少ない(白砂山メルマガNo.362)。
白砂山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-g/yama362/yama362.html

まあ、それでも期待してきたわけではないので十分の花々である。

30分ほどで、上の回転ドアのゲートに着いた。
ここまでが完全にシカから保護されたエリアである。

少し歩くとシカの足跡がある。
回りには全くニッコウキスゲは咲いていない。
シカの食害だろう。

ここからは尾根道である。
少し登ると草の中に青いハクサンシャジンが咲いている。
山道近くには大きな石がごろごろしている。

赤薙山への稜線が見えてきた(写真2)。
写真からもわかるように、地形的にニッコウキスゲが咲いてても良い所はあるが全く見当たらない。

出発して1時間、焼石金剛に着いた。
展望が良く、周りの山々や町並みが見える。

高度をどんどん上げていく。
6時半過ぎ、鳥居と石の祠のある赤薙山(標高2010m)に着いた(写真3)。

写真のようにここはあまり展望が良くない。
緑が深いのもなかなかいい。

木々の生い茂る中を歩いて行く。
20分くらい歩くと、シャクナゲの花が咲いている。
山道の両側は苔むしている。
苔むした森林は北ヤツが有名であるが、全国に苔むした山道はたくさんある。
空気もおいしそうで、私が好きな山道の1つである。

7時半近く、「奥社跡」に着いた。
この辺りも木々に囲まれ、シャクナゲの花がよりいっそう咲いている(写真4)。
ピンクかかった花々はちょうど満開である。

奥社跡から30分ほど歩くと、「一里ヶ曽根」の表示がある。
残念ながら湿ったガスが出てきた。

いくつもの小さなピークを越えて登っていく。
ガスは小雨混じりになったので雨合羽を着る。

生えている木も徐々に小さくなる。
水場を過ぎ、どんどん登ると、「一里ヶ曽根」から1時間くらいで三角点に着いた。
女峰山の三角点である。
最高地点はもう少し先である。

三角点から4分で、女峰山(標高2483m)に着いた(写真5)。
2500m近い標高があるのだが、ガスで展望がない。
仕方がないことである。

山頂には4人ほどが休んでいた。
私も風が来ない場所を選び少し休む。

天候は回復する気配は全くない。
シャクナゲを見ながら下ろう。

30分ほど下りた所にある水場でおいしい水を飲む。
水量も豊富で、塩ビのパイプからきれいな水が流れていた。

周りの木々を見ながら下りる。
朽ちた老木風情があっていい。

11時、ようやく雨が上がってきた。
ガスが木々の間から上がってきている。
日光の町並みも見えだした。

11時半、赤薙山に着いた。
木々のない小丸山への稜線がすっきり見える。

12時、「焼石」に着いた。
そしてキスゲ平から階段を下ろうとしたらまた雨が降り出した。

1日目に続いて2日目も雨。
しかし、ニッコウキスゲを求めて観光客がいっぱいである(写真6)。

下りにくかったが、観光客を縫うように下り12時半過ぎ、駐車場に着いた。
天気には恵まれなかったが、湿り気で生き生きしたたくさんのニッコウキスゲとシャクナゲに出合えた1日であった。

雨合羽を着て歩いたので汗を流したい。
県道169号線を北上し県道23号との合流点にある「四季の湯」に入った。
掛け流しと言うことであったが、家庭的な雰囲気の温泉であった。


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