2013.10.08 MM 第454号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 


帝釈山 (ていしゃくざん2060m)

栃木県日光市・福島県南会津町 日本二百名山


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この山の私の印象等は・・・                                     

「 3日連続の雨だったが、湿原を楽しめた 帝釈山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2013年7月15日(月)

【天候】        小雨

【コース及び時間】

猿倉登山口駐車場5:17−5:49[田代山1.0km地点]5:56−6:28田代山−6:38弘法大師堂6:44−7:18/23−

7:33帝釈山〈2060m〉7:43−8:30弘法大師堂8:35−9:19[1.5km地点]9:23−9:31猿倉登山口駐車場P

        【 登り 1時間58分  下り 1時間39分    合計 3時間37分  】


*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。


【温泉】    花ノ湯温泉(福島県南会津町湯ノ花)    200円


  
田代山猿倉登山口(写真1) 小田代の木道(写真2)
ガスが切れ一瞬、展望が広がる(写真3) 6時半前、田代山に着く(写真4)
ワタスゲのたなびく池塘(写真5) 弘法大師堂はきれいだった(写真6)
帝釈山の山頂(写真7)  雨に濡れるチングルマ(写真8)

 【感想 等】

 海の日の3連休は日光周辺の山に行った。

まず1日目は太郎山(メルマガNo.452)に登り、2日目は女峰山(メルマガNo.453)に登った。
太郎山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-i/yama452/yama452.html
女峰山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-i/yama453/yama453.html

ひどい雨ではなかったが、2日とも雨に降られた。

県道169号線を北上し県道23号との合流点にある「四季の湯」に入ったあと
そのまま北上し福島県境にある田代山登山口に向かおうと思っていたが、途中が不通で行くことができない。

仕方がないので県道23号を東進し国道121号に出て、国道352号を回り、湯ノ花温泉から南下することにした。
かなりの遠回りであったが、無事「猿倉登山口」に着くことができた。
(馬坂峠から山歩きも考えたが、田代山湿原に寄りたくて猿倉登山口を選んだ。)

 5時過ぎ、駐車場を出発した(写真1)。
登山口には、「尾瀬国立公園」という表示と共に、田代山湿原まで2.0km、帝釈山まで4.5kmとある。

本日も雨である。
3日連続であり、そんな雨にやられたのは初めてである。

小川を横切り、登っていく。
30分で、「山頂まで1.0km、約1時間」の標識まで来た。

しばらく行くと、ピンク色の満開のシャクナゲが咲いている。
今回の日光周辺の山では、どれもシャクナゲに会うことができた。
好きな花の1つなのでうれしいことである。

そこはもう田代山湿原の一部なのだろう(小田代という言うようである)。
木道が付いている。

周りは針葉樹の低木とクマササである。
少し行くと、コバイケソウが咲いている。
白いシャクナゲやニッコウキスゲもある。
ワタスゲも風に揺れている

6時10分、「小田代」の表示の場所に着いた。
いろいろな所にコバイケソウがたくさん咲いている(写真2)。

歩いて行くと、一瞬展望が開け、ガスの合間に枯れ木と山々が見えてきた(写真3)。
しかし、台風が前線を刺激しているのだろう。

雲の流れが速い。
黒く厚い雨雲が近づいてきてあっという間にそれらを隠してしまう。

そんな景色を楽しみながら歩き、6時半少し前に田代山に着いた(写真4)。
広い湿原であるが、私以外誰もいない。

休息場所もないのでそのまま木道を進む。
小さな池塘がいくつかある。
ワタスゲがたなびいた池塘もある(写真5)。

6時半過ぎ、弘法大師堂に着く(写真6)。
ここは中に弘法大師が祭られた避難小屋である。
比較的新しい建物で休むにはちょうどいい。

中で休もうか迷ったが、靴を脱ぐのが面倒で木陰で休憩した。
この辺りは木々も多く、感じがよい針葉樹林帯である。

休んだあとはシダが茂るシラビソの樹林帯を進んで行く。
緩やかな起伏であり、歩きやすい。

風が徐々に強くなり木の葉が揺れている。
所々にシャクナゲも咲いている。

7時半過ぎ、岩場を少し登り、帝釈山(標高2060m)に着いた(写真7)。
残念ながら、写真のように展望は望めなかった。
天気が良ければ、会津駒ヶ岳や那須・日光の山々が見えるという。

帰路は元来た道を戻る。
弘法大師堂では新しく整備している休息所に寄ってみた。
きれいな石畳と新しい木のベンチがあるがまだ殺風景な感じであった。

その先、田代山は一方通行になっているので矢印に沿って右のルートを取る。
たくさんのコバイケソウとチングルマのがくがあった。
雨に濡れたチングルマのがくは花より好きである(写真8)。
一面のチングルマはなかなか素敵である。

9時半、猿倉登山口に着いた。
誰にも会わなかった。


帰路の途中には、「湯ノ花温泉」がある。
4ヶ所の共同浴場があり700年の歴史があるという。

雨合羽を着て歩いたので汗をかいている。
湯の花大橋近くの湯ノ花交流センターでチケットを買い、パンフレットをもらった。

一番近くは混浴の「天神の湯」である。
少しだけ鼻の下を伸ばし行ったら、私の独占風呂。
1人でゆっくり気持ちよく汗を流した。

何カ所入っても200円と言うことであるが、入浴は1ヶ所で十分。
もう1つ、近くの川縁にある「石湯」を見に行った。
小さいがなかなか趣のある共同浴場であった。

明日は仕事なので、家に向かって11時に出発した。
首都高速は比較的すいていて18時前には静岡に着くことができた。


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