2014.03.10 MM 第470号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 


笛吹段公園[高草山中腹] (ふえふきだんこうえん 260m)

焼津市 焼津アルプス 高草山 静岡の百山

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この山の私の印象等は・・・                                     

「 カワヅザクラを満喫する山歩き 高草山笛吹段公園 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2014年3月2日(日)


【天候】        曇りのち雨

【コース及び時間】

石脇観光トイレ前13:15発−13:20登山口−(石脇コース)−14:40笛吹段公園〈260m〉13:46−(坂本Aコース)−

14:03林そう院−14:12坂本


         【 登り 25分  下り 26分    合計 51分  】


*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。



  
「花沢の里」方向に20mほど行くと登山口(写真1) 焼津港やサッポロビール静岡工場が見える(写真2)
ツバキも迎えてくれる(写真3) 笛吹段公園も花盛りだ(写真4)
林そう院ではヒカンザクラが咲いている(写真5) カワヅサクラがほぼ満開に(写真6)

 【感想 等】

今年は例年より寒いが、カワヅザクラが満開になる頃である。

一週間前、近くの川にある5本のカワヅザクラが4分咲きであった。
それだけでも十分楽しめるが、どうせなら満開の桜並木を見たい。

それも、ただ車でに桜を見に行くだけではつまらない。
(車でも簡単に行くことができる。河津町の本家大元は全国から大勢が訪れるから
渋滞に巻き込まれてようやく到着し、車を遠くの駐車場に置いてからの見物である)

ここなら、桜の木の横に車を置くこともできる(笑)。


この日はちょうど、15時からはアルコールの出る会合もあるのでその前に歩きたいと思った。
午後には雨がやむという天気予報であった。

午後になり、雨はやんだ。
天気予報通りで、喜び勇んで車に自転車を積んで出発した。
自転車は坂本バス停近くに置いてきた。


今回のコースは高草山石脇登山口から笛吹段公園に登り、笛吹段公園にあるカワヅザクラを見て
坂本Aコースを下る。下った所にある林そう院でヒカンザクラを見て、坂本バス停近くの川のカワヅザクラ並木を堪能する、
といったコースである。


13時過ぎ、石脇観光トイレに着いた。
その脇に車を止めさせていただいて出発した。
他に車はなかった。

黄色の菜の花が所々に咲いている。
少し歩くと東側の焼津港、サッポロビール静岡工場が見えてくる。

農道を5分ほど登ると二股に分かれている。
左笛吹段公園、右花沢の里である(写真1)。

このコースを利用する多くの人が笛吹段公園方面の左コースを取る。
右に20mほど行くと高草山の石脇登山口があるのだが、そこからは見えない。
ここに「右、高草山石脇登山口」と書いてあるとわかりやすい。
(もっとも、農道と平行して登山道があるのでいつでも変更は可能である)

私は右に行き、登山道を登っていく。
と、雨が降ってきた。

小雨なので傘をさしながら山道を登る。
竹林を過ぎ、また焼津港とサッポロビールが見えてくる(写真2)。
高度が上がった分だけ見やすい。
東名高速もうまく見えてくる。

ただ、残念なことは雨のためやや霞んでいることだ。
木に目をやるとツバキが咲いている(写真3)。

放置された茶畑の脇を通過する。
横に農道があるここでも、従事者高齢のため耕作することができないのだ。
何とかならないのかと通るたびに思う。

3回目の農道に出た。
ここからは標識に従い農道を歩いて笛吹段に向かう。

坂本A下山口辺りから笛吹段公園が見えてくる(写真4)。
ご覧のようにピンクに染まっている。

公園には25分で着いた。
ほぼ時間通りである。

雨に濡れた桜もしっとり生き生きしていてなかなかいい。
この公園には古墳がある。
説明によると30以上あるが、見学できるのは2つである。
それを久しぶりに見て歩いた。

いるのは私1人。
雨の静かな公園もまたいい。


少し戻ったところにある「坂本Aコース」に向かう。
この小さな谷状の窪地を下るのもなかなか楽しい。
かつて山に慣れていない子どもを連れてきたら勢いがつきすぎて転んでしまった。
今日は雨だし、慎重に下りたい。

10分余下ると、「坂本A尾根コース」と「坂本A沢コース」に分かれる。
どちらもたいした距離はないので違いは少しだ。

私は沢コースを選び、下りていく。
すぐに林そう院上に出た。

そこにもカワヅザクラが1本咲いていた。
満開である。

寺に来た人だろうか。
60歳くらいのおじさんがじっくり桜を眺めていた。

林そう院本堂前にはヒカンザクラが咲いていた(写真5)。
家のヒカンザクラは八分咲きだが、ここは四分咲きくらいだ。
ヒカンザクラもピンクが濃くて素敵だ。

雨が強くなってきた。
写真にも写るくらい・・・・

先を急ごう。
下っていき、坂本バス停近くの川に着く。
カワヅザクラがほぼ満開である(写真6)。

ほんとにきれいだ。
ソメイヨシノより早く咲き、しかもピンクがやや濃いので人気がある。
最近では多くの場所に植えられている。

私もこのカワヅザクラを見ないと春が来ないような気持ちになる。
雨の中、桜並木を一往復した。

何人か車を止め、写真を撮り帰って行く。
晴れていれば、多くの人が見物に来るであろう。

私は雨の中を自転車を走らせ石脇観光トイレ前に止めた車に戻った。
15時からの会合に間に合い、話し合いの後、おいしいビールとマグロの刺身をいただいた。
飲み会の前の軽い運動はアルコールをおいしくしてくれる。


なお、坂本から石脇までは山麓を歩き30分かからないで歩くことができる。
今回のコースは、ファミリー向けのお花見2時間コースと言ったところである。


連日の寒さだから、まだカワヅザクラは咲いている。
今からでも間に合う。
行ってみますか?


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