2014.04.04 MM 第471号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 


古巣岳(391m ふるすだけ)・嘉津宇岳(452m かつうだけ) 他 その1

沖縄県名護市

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この山の私の印象等は・・・                                     

「 地元の友人と楽しく縦走した 古巣岳・嘉津宇岳他 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2014年3月23日(日)


【天候】        晴れ

【コース及び時間】

勝山公民館8:42発−9:05第一分岐−9:23古見台(展望)9:27−9:46古巣岳〈391m〉−10:33嘉津宇岳

〈452m〉−次号へ続く


      【 登り(勝山公民館〜古巣岳) 1時間   縦走(古巣岳〜嘉津宇岳) 47分    合計 1時間47分  】


*コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。



  
勝山公民館から見る古巣岳方向(写真1) 古巣岳登山口(写真2)
シークヮーサーの花が満開(写真3) 古見台からの展望(写真4)
古巣岳が見えてくる(写真5) 古巣岳は風が強かった(写真6)
マムシグサだろうか・・・(写真7)  嘉津宇岳には2組が休憩中(写真8)

 【感想 等】

前から行きたいと思っていた沖縄に行ってきた。

目的は2つ。
沖縄の世界遺産を見ることと20年来の友人Oさんと山を歩くことである。

那覇に住む友人とはかつて、台湾五岳に登り、富士山に登った。
このメルマガ&HPでも紹介してきたので覚えている人もあるかもしれない。

台湾の南湖大山では18時間かかり幻覚を覚えながらふらふらで山小屋に戻ってきた(メルマガ「南湖大山」No.127)。

子供3人を連れて登った富士山では山頂で8時半に彼らと会う約束をして出かけた。
その日だけしか彼とは予定が合わなかったからである(メルマガ「富士山5」No.275)。

お互い忙しい中なので、今回は23日のみ都合がぴったり合った。
国際大通りの近くに宿を取り、7時に迎えに来るというOさんを待った。

彼は10分前に来てくれて、本部半島にある山に向かった。
車の中でも昔話に花が咲いた。
国道58号を走っていくと、本部半島付け根にある山塊が見えてきた。
彼は富士登山のトレーニングに子ども達を連れそこを歩いたという。
その山塊の4山を縦走するのが今回の山歩きである。
彼の説明を聞き、わくわくしてきた。

標高100mくらいの登山口のある勝山公民館に着いたのは8時半過ぎであった。

『沖縄県の山(山と渓谷社)』には3つの山として別々に紹介されている。
それを連続で歩くのである。
(時々、『○○県の山』を参考にするのだが、ルートが載っている広域地図がないのが残念である。
あればアレンジをしやすいのだが・・・。)

勝山公民館からはこれから登る山々が見える。
Oさんがどれが何という山かを教えてくれる。
右に見えるのが古巣岳と嘉津宇岳である(写真1)。
左が安和岳と三角山。
その間の電波塔が立っているのが八重岳だという。
桜の名所である沖縄本島第2位の高さの八重岳には車で行くことができるという。
登山道にはつながっていないようである。

山歩きの準備をし古巣岳に向かって勝山公民館を出発する。
本州ではあまり見かけない草花を見ながら進む。

10分ほどで登山口に着いた(写真2)。
ここから安和岳、古巣岳に登っていくのである。

柑橘系のいいにおいがしてきたと思ったらシークヮーサーの花が咲いていた(写真3)。
それも両側がシークヮーサーの畑になっていて花は満開である。
ラッキーなときに来たものである。

パパイヤも実っている。

9時5分、第一分岐点に着いた。
右がこれから向かう古巣岳への道で、左が三角山への道である。
私たちは右から周り、左の三角山から下ってくるのだ。

大きなシダの生えた草が生い茂った道をゆるやかに登っていく。
サンゴ礁が隆起してできた大きな岩の壁もある。

分岐から20分ほどで古見台への分岐だった。
1分ほど行くと古見台に着いた。
そこからは沖縄の海と南部方向に連なる低い山並みが見えた(写真4)。
引き返して古巣岳に向かう。

20分ほど登ると古巣岳が見えてきた(写真5)。
あと少しである。

木々も灌木になり、9時半過ぎに古巣岳に着いた(写真6)。
休憩を除くとちょうど1時間であった。

標高は400mもないが、名護市や周りの山々が展望できる、なかなかの山である。
天気も良く、気持ちがよい日である。

そこで休もうと荷物を降ろしたが、風が強く体温を奪われそうだったので休憩なしで歩くことになった。
単独の山歩きよりペースが遅いので疲れはない。

新しい標識が分岐に付いていたが、標識は十分とはいえない。
私1人では縦走はできなかっただろう。

北側に少し下り、草が生い茂る中を歩いて行く。
マムシグサやウラシマソウの仲間だろう(写真7)。
葉の形が違う2種類が咲いていた。

やがてごつごつ尖った石灰岩の岩場になり、その先に嘉津宇岳が見えてきた。

細長い小さな巻き貝のカタツムリがいた。
薄緑色の5mmほどの本州でよく見かけるカタツムリもいた。
10時28分、第2分岐への別れ道に出た。

そこから少し登ると嘉津宇岳が前方に見えてきた。
山頂には4人ほど人が見える。

10時半過ぎ、嘉津宇岳(標高452m)の山頂に着いた。
この辺では近くにある八重岳より2m低いが、かなり一番高い山(沖縄本島で第3位)で展望が良い。
360度ぐるっと見渡せる。

ここは風があまりなく、半袖でいても全く寒くない。
隣で休んでいた親子連れと話をする。

(次号へ続く)
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