2014.04.15 MM 第472号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2014年3月23日(日) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 (その1) 勝山公民館8:42発−9:05第一分岐−9:23古見台(展望)9:27−9:46古巣岳〈391m〉−10:33嘉津宇岳〈452m〉 (その2) 10:42−11:32第2分岐−12:00安和岳〈432m〉12:39−13:15三角山〈290m〉13:24− 13:51第一分岐−14:13勝山公民館 【その1 登り(勝山公民館〜古巣岳) 1時間 縦走(古巣岳〜嘉津宇岳) 47分 その2 縦走(嘉津宇岳〜安和岳) 1時間18分 縦走(安和岳〜三角山) 24分 下山(三角山〜勝山公民館) 49分 総合計 4時間18分】 *コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 |
かたつむりアフリカマイマイの殻(写真1) | 12時ちょうどに安和岳に着く(写真2) |
安和岳からの展望(写真3) | 尖った石灰岩の中を三角山に向かう(写真4) |
13時過ぎ、三角山に着く(写真5) | 三角山からの展望(写真6) |
旧日本軍陣地跡の防空壕(写真7) | 朝通った第1分岐に戻った(写真8) |
【感想 等】 前から行きたいと思っていた沖縄に行った第2弾。 本部半島付け根にある山塊の縦走の続編である。 勝山公民館まで車で来て、そこから古巣岳と嘉津宇岳に登ったところまで前号で書いた.。 嘉津宇岳山頂で休んでいた親子と話し10分近く休憩し出発した。 親子は『沖縄県の山』を持ってはいたが、ここからの道は出ていない。 彼らはピストンで戻り、八重岳に車で行くつもりだった。 しかし、私と一緒に歩いているOさんがここから安和岳に行くことができることを教えると彼らも行くことになった。 彼らは私たちのすぐ後についてきた。 特に小学2年生の子どもは元気でぴったりついてくる。 まずはどんどん下る。 結構草が深い。 一番低いところに向かって下る。 私がカタツムリの貝殻を見つけた(写真1)。 手にとって「これなんだかわかる?」と、子どもに聞くと、 「アフリカマイマイ。毒があるのに持っていいの?」という。 物知りの子である。 「これは死んだ殻だから大丈夫だよ」と答える。 彼らは3年前に都会から移り住んだ、この近くに住む沖縄県民であった。 だからアフリカマイマイを知っていたのだ。 彼の父親とも仕事のこと沖縄のことなどを話した。 なかなかの山道である。 11時半過ぎ、第2分岐に着いた。 標高は約300m、150mほど下ったことにある。 本州ではあまり見かけないソテツを小さくしたような木が生えている。 ここは嘉津宇岳の山塊と安和岳の谷状の地形の一番奥である。 見上げたら木々の間に八重岳の通信施設の等が3つ見える。 所々に石灰岩が露出した、なかなかの登りである。 歩くに連れ八重岳が大きく見えてくる。 山頂の通信塔は5つになり、やがて離れたところの塔も見えてきた。 山頂は近い。 12時ちょうど、安和岳(標高432m)に着いた(写真2)。 昼食休憩だ。 弱い風が気持ちがいい。 半袖でちょうどいい。 那覇市内のツツジが満開といい、この暖かさといい静岡より季節が2ヶ月進んでいる感じだ。 休憩しながら展望を楽しむ。 名護市街や那覇につながる低い山々が見える(写真3)。 その右には名護湾と海が見える。 海が見える山歩きは、私が好きな山歩きの1つである。 彼らもほぼ同じ時刻に着いたが、当初の予定と違うため、昼食は持っていなかった。 それで、多めに持っているOさんが少し分けてあげていた。 12時半過ぎ、三角山に向かって出発した。 少し歩くと前方下方向に三角の山が見えてきた。 100m余下がったところにあるそれが三角山である。 20分ほど下ると、石灰岩が露出した痩せ尾根のスリリングな下りになった(写真4)。 こんな地形が楽しい。 低い山だし、痩せ尾根を歩けるとは考えてもいなかったのでうれしい。 13時過ぎ、三角山(標高290m)に着いた(写真5)。 これまで歩いて来た山々が見える。 左方向の右手から古巣岳。 嘉津宇岳。 安和岳(写真6)。 なかなか山が深い。 景色を見ながら10分ほど休憩した。 あとは少し下るだけである。 20分ほど下ると旧日本軍陣地跡という表示があった。 そこには2つの防空壕が残っていた(写真7)。 そこから数分で第1分岐であった(写真8)。 ようやく1周してきたのだ。 なかなか変化に富んで楽しい山歩きであった。 最高点がわずか450mで、私の住む町にある焼津アルプスの主峰より低い。 しかし、岩場あり展望よしで充実した山歩きができる。 山は高さだけではないことはわかりきってはいるが、再確認ができた。 分岐から10分余で勝山公民館に着いた。 トックリキワタの白い綿を付けた木が迎えてくれた。 おもしろい木もあるものである。 4山縦走してもまだ14時過ぎである。 Oさんに無理を言って近くの世界遺産「今帰仁城跡」に回っていただいた。 今帰仁城は、きれいな石垣が印象的であった。 また、歩道の両脇にはサクラの花が実になりかわいいサクランボを付けていた。 かつての栄華が偲ばれる城跡であった。 |