2014.05.19 MM 第476号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 


笹子雁ガ腹摺山(ささごがんがはらすりやま 1358m)

山梨県大月市・甲州市 山梨百名山

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この山の私の印象等は・・・                                     

「林道が通行止め、下山ではボーとして行き過ぎてしまったが楽しめた 笹子雁ガ腹摺山」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2014年4月13日(日)


【天候】        晴れ


【コース及び時間】

矢立の杉上6:24発−6:41笹子トンネル−6:47笹子峠−6:59小鉄塔7:04−(巻道)-7:18巨大鉄塔−7:32

笹子雁ガ腹摺山〈1358m〉7:40−7:49巨大鉄塔−(尾根道)−8:10小鉄塔−(道間違い48分)−8:58小鉄塔−

9:07笹子峠−9:10笹子トンネル9:17−9:32矢立の杉上P

      【  登り 1時間3分   下山(道迷いを除く)  49分        合計  1時間52分】


*コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。
また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。


  
笹子峠には入れず「矢立の杉」に(写真1) 矢立の杉は大きく聳えていた(写真2)
矢立の杉からは通行止め(写真3) 少し歩くと林道には雪があった(写真4)
トンネル上の「笹子峠」(写真5) 98mの巨大鉄塔(写真6)
鉄塔の間から富士山が見える(写真7)  山頂は灌木に囲まれて(写真8)

 【感想 等】

 4月中旬に山梨百名山に行った。
山梨では2月に大雪が降ったので富士吉田ICを降りた所でも雪が残っていた。

今回登る「笹子雁ガ腹摺山」には笹子トンネルから登る計画である。
車で走りながら、国道旧20号線の笹子トンネルは行くことができるのか、心配になってきた。
笹子トンネルに行く県道212号入口にある甲斐大和のガソリンスタンドで聞くと、途中にゲートがあり通行止めだという。
(やはり思った通りの展開である。電話をして確かめておけばよかった。)
しかし、反対側なら「矢立の杉」までは行くことができるという。

笹子峠下にある笹子トンネルまで行くことができないなら、登るのは次回にしようか、迷ったが
地図を見ると矢立の杉から笹子トンネルまではそれほど遠くはないので矢立の杉から歩くことにした。

笹子トンネルへの県道212号入口には大月市が設置した立派な看板があった(写真1)。
県道を入って行くと矢立の杉の駐車場があった。
案内に沿って数分歩くと大きな杉が聳えていた(写真2)。

そこから登る山道もあったが、私はトンネルまでは林道を通ることにした。


6時半近く、ゲート前の林道路肩に車を止め出発した(写真3)。
GWには全線開通させるために工事をしているようであった。

15分ほど歩くと道路にはみ出した大量の雪があった(写真4)。
どかそうと思えばどかせる量の雪ではあるが、新芽が出るGWまでは需要のない道なのだろう。
ゲートが開いていても普通車はとても通ることはできない。

その先には笹子トンネルがあった。
思ったより時間はかからず、ゲートから20分弱で着けてよかった。

ベージュ色のモダンなトンネル入口である。
説明板によると、甲州街道の大事な峠であり、
その後のトンネルだったそうである。
また文化庁に登録された「有形文化財」にもなっているようである。

トンネルから笹子峠にはトンネルの両側から登ることができる。
私はこちら側の道から休まず山道を登っていく。
ここにも「熊出没注意」の看板がある。
鈴をザックに付けて登ることにする。

数分で笹子峠に着いた。
新しい標識がまぶしい(写真5)。

どんどん登っていくと、峠から10分余で小鉄塔に着いた。
樹林の間から富士山が見えてきた。
本日初めての休憩を少し取る。

ここからは尾根道と巻道に分かれる。
私は行きは巻道、帰りは尾根道を通ることにする。

小鉄塔から15分くらい歩くと巨大鉄塔が見えてきた。
高さは98mだとガイドブックに書かれていたことを思い出す。

確かに大きい(写真6)。
写真のように巨大な鉄塔が真上に聳えている。
その鉄塔の間から富士山が見える(写真7)。
ちょうど下の部分が隠れ、全体が純白に見える。
こんな見え方の富士は滅多にない。

巨大鉄塔から20分でもう山頂だった(写真8)。
思ったより早く、1時間余で山頂に立てた。
疲れもなく知らない内に山頂に着いた感じである。

標高1358mの笹子雁ガ腹摺山からも富士山が見える。

三ツ峠も山の向こうに山頂を覗かせている。

景色を楽しんだら下山だ。
来た道を帰る。

巨大鉄塔からは尾根道を下る。
登りの時は尾根道を14分で歩いて来ている。

何も考えずにすいすい調子よく降りる。
小鉄塔からの道ははっきりした鉄塔から出ている電線の下を歩いて行く。
3つほど小鉄塔を過ぎてから(小鉄塔は横切ったはずだ)と、思い出す。
このままでは甲斐大和に下ってしまう。

それから来た道を登り返す。
計48分のロスタイム。
ボーとして下ったものである。

もちろん、分岐には標識はない。
巨大鉄塔への道も見えなかった。

戻ると、ちょっと隠れたところに巨大鉄塔への道があった。
鉄塔が目印になり道を間違えても、このように安心して歩くことができ、助かった。

小鉄塔からわずか9分で笹子峠である。
行きのコースタイムをしっかりチェックしていれば、道間違いにもっと早く気づくことができただろう。

笹子峠からトンネル入口に下りる。
全く疲れはなかったが、山道は通らずにそのまま舗装された県道を車に戻る。

下りは正味、49分。
道間違いが48分。
同じくらいの時間がかかったことになる。
ボーとしていると私のようなことになります。
みなさん、気をつけてくださいね。

でも真っ白な富士山は見ることができたし、トンネルまで入ることができなかったので矢立の杉を見ることができた。

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