2014.06.17 MM 第479号
雁ガ腹摺山(がんがはらすりやま 1874m)
山梨県大月市 山梨百名山
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2014年5月4日(日) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 大峠8:22発−8:55/9:00−9:04雁ガ腹摺山〈1874m〉9:13−9:43大峠P 【 登り 37分 下り 30分 合計 1時間7分 】 *コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 |
かつて使われていた500円札の原画になった富士山(写真0) |
大峠Pからも富士山が見える(写真1) | 登山口には登山ポストが(写真2) |
おいしかった「御硯水」(写真3) | よく整備されている登山道(写真4) |
南アルプスもよく見える(写真5) | 雁ガ腹摺山山頂(写真6) |
【感想 等】 今年2014年のGWの記録である。 私は静岡に住んでいるので朝6時に家を出て東名高速を走り御殿場ICで下り、 国道138号から東富士五湖道路に入り中央高速へ。 (ここが高速で繋がると便利であるが繋がる気配はない。) 大月ICを下りたのは7時45分。 少し国道20号を西に走り、県道510号を北進する。 登山口のある「大峠」に着いたのは8時過ぎであった。 この「雁ガ腹摺山」に登るには他に、西側の湯ノ沢峠・黒岳から来る方法、北の大菩薩嶺・小金沢山方向から来る方法、東からの楢ノ木尾根から来る方法、南東の白樺平から来る方法がある。 私は大峠からの最も簡単コースを選んだ。 4月中旬の二の舞はごめんと、この林道が4月26日から通行できることを調べてあった。 写真のように駐車場には何台か車が止まり、そこからは樹林越しに富士山を見ることができた(写真1)。 カラーの写真や地図の案内板やきれいなトイレもあった。 8時半近く、案内板に従って登り始める。 いろいろなコースが取れるので、遭難した時は探すのが大変そうだ。 登山ポストもあり、ここにコース等を書いた登山届けを入れたいところである(写真2)。 歩いて行くとすぐのところに「御硯水」があった(写真3)。 コップが置いてあり冷たいおいしい水が流れている。 少しだけ飲んだ。 斜面に雪が残っているところもある。 標高1650mの峠の近くにも雪があるとは、驚いた。 なだらかに登っていく。 山道はよく整備されていて歩きやすい。 歩きにくいところには木道を付けてくれてある(写真4)。 そしてよく歩き込まれている。 名前も読みづらい山なのに人気があるのだろう。 木々の上に富士山が顔を出した。 空気も澄んでいるし前景も悪くない。 南アルプスは葉を落とした木々の隙間から見える。 やがて、南アルプスは木々の上に出た(写真5)。 聖、赤石、荒川三山、塩見、白峰三山・・・真っ白く並んでいる。 富士山も南アルプスもきれいなので少し休んでそれらを眺めた。 この辺まで来るとまだ霜柱が残っている。 5月に入っても夜は冷え込み日中もそれほど気温が上がらないのだろう。 枯れた草原を通るともう雁ガ腹摺山(標高1874m)であった(写真6)。 山頂は木々に囲まれているが富士山方向だけ草原になっていて写真のようにすばらしい富士山が見える。 説明によるとかつての500円札の原画になった風景だという。 それを撮影してみた(写真0)。 静岡に住んでいるので南側からの富士が見慣れているが、北側から見る富士もいい。 大月市は「大月市秀麗富嶽十二景」というのを制定していて、ここは「1番山頂」である。 もっともよい富士山の景色ということである。 富士山が世界遺産になってから 静岡県でもいろいろな市でよく見えるところのパンフレットや地図などを作っている。 富士山の写真を撮る人は多いが、ますます増えるだろう。 こんなすばらしい富士山ではあるが、山頂は私1人であった。 わずか30分余で登れるところにこんなすばらしい風景が広がっている。 少したったら若者達がやってきた。 山頂を譲って下山だ。 歩きやすい道をすいすい下り、10時前には駐車場に着いた。 静岡、山梨の多くの山で富士山が見えるので富士山の展望は期待していなかったが なかなかよい風景に出合えた気持ちの良い1日であった。 |