2014.09.01 MM 第489号
泉ヶ岳(いずみがたけ 1172m) 宮城県仙台市
日本三百名山 東北百名山
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2014年7月27日(日) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 表コース登山口P6:22−6:51ドーダン林−7:23泉ヶ岳〈1172m〉7:34−7:50ドーダン森7:53− 8:22表コース登山口P 【 行き 1時間1分 帰り 45分 計 1時間46分 】 *コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 |
やっと通り抜けることができた「胎内くぐり」(写真1) | タマガワホトトギスに初めて出合う(写真2) |
樹林帯の中を歩いて行く(写真3) | 祠のある泉ヶ岳山頂(写真4) |
霞んでいるがかすかに展望あり(写真5) | 熊に遭わなくてよかった、下山する(写真6) |
【感想 等】 7月下旬から東北遠征に行った。 目的は3つ。 旧友に会うこと。 東日本大震災の被災地の現状を知ること。 東北200名山、300名山に登ること。 あと、おまけは行く途中にある「富岡製糸場」に寄ること。 ほんと、欲張りな旅だ。 今年世界文化遺産になった富岡製糸場で日本のすばらしい技術を見学し、 仙台の友人に会い、周辺の東日本大震災の現在の様子を案内していただいた。 復興が十分進んでいない様子を目の当たりにして残念な気持ちでいっぱいであった。 (これは何年か先の私が住んでいる静岡沿岸部の姿であるかもしれない) その後、被害が少なかった松島で交友を深めた。 生ウニやモウカザメの刺身など本当においしかった。 翌27日からが山登りである。 無理を言って5時に松島を出発し、泉ヶ岳に向かった。 車がほとんど通らない高速を飛ばし、6時過ぎに泉ヶ岳ロッジの先にある表コース登山口に着いた。 友人I氏と共に朝食のコンビニ弁当をほおばり出発する。 当初はI氏も一緒に登る予定であったが、彼は次週のトライアスロン大会に向けて周辺でトレーニングすることになった。 数台止めることができる駐車場には他に車はなかった。 6時半前、出発する。 樹林帯の中を歩いて行く。 登山口近くには「泉ヶ岳ロッジ」と「少年自然の家」があり、標識は整備されている。 20分ほど歩くと、「胎内くぐり」に着いた(写真1)。 神社やいろいろなところに胎内くぐりはあるが、ここを通ることによって人間の罪障が払われると言うことなので通らなくてはいけない。 穴は少し狭かったのでやっと通過できた(笑、よかった!)。 その後も樹林帯をどんどん進んで行く。 登山口から30分ほどで「ドーダン林」に着いた。 ドーダンとは、ドーダンツツジのことだろうか。 確認はできなかったが、もしかするとドーダンツツジがたくさん生えている林だろう。 樹林帯も木々が薄くなり、少し明るくなってきた。 薄い紫色のキボウシが咲いている。 白いサラシナショウマも咲いている。 見たことのない黄色のホトトギスが咲いていた(写真2)。 家に帰って調べると「タマガワホトトギス」であることがわかった。 家の庭にもホトトギスは咲いているが黄色を見るのは初めてである。 実は、東北遠征は3度目である。 1度目は学生時代サイクリングで主に海岸線を一周した。 2度目は2002年の8月後半に日本百名山に登った。 このときは花終わりかけ、天候が良くない日も多かった。 それで3度目の今回は、花があり天気が比較的良い7月下旬から8月上旬に来ることにしたのである。 スタートから素敵な花を見ることができてよかった。 花や木々を見ながらどんどん進む。 木々が気持ちがいい(写真3)。 1時間で泉ヶ岳(標高1172m)の山頂に着いた(写真4)。 途中少しだけ急坂もあったが、展望はなく木々を見ながら歩いていたらいつの間にか山頂であった。 写真のように山頂にはごつごつした石が転がっている。 また二等三角点と祠がある。 そこにはたくさんのナツアカネが飛んでいた。 そして、アヤメが一輪、アザミが一輪、咲いていた。 水神コースに目をやると、紫色のタムラソウ、黄色のオトギリソウ、紫色のマツムシソウなどが咲いている。 ヤマユリは1つは咲き、もう1つはつぼみが硬かった。 山々は霞んで少ししか見えなかった(写真5)。 花々を楽しんでいると1人登ってきた。 彼も展望が良くなくて残念そうであった。 帰路は同じコースを戻る。 急いだわけでもないが45分で登山口に着いた(写真6)。 東北初日から素敵な花に会えてよかった。 仙台市も近くに手軽で素敵な山があっていい。 |
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