2014.09.29 MM 第493号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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乳頭山[烏帽子岳](にゅうとうさん 1478m) 

岩手県雫石町・秋田県仙北市  日本三百名山

この山の私の印象等は・・・                                     

「 やっと花々やすばらしい展望に会えた 乳頭山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2014年7月29日(火)


【天候】        晴れ


【コース及び時間】

黒湯P9:40発(一本松コース)−10:17/22−11:03孫六温泉への分岐−11:12乳頭山[烏帽子岳]〈1478m〉

11:32(孫六コース)−11:39孫六温泉への分岐−11:54田代平山荘−11:58田代平分岐−12:14/19−12:48

孫六温泉−12:53黒湯P

         【 登り 1時間27分  下り 1時間16分   計 2時間43分 】


*コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。
 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。

【温泉】       乳頭温泉 黒湯(秋田県仙北市田沢湖生保内)  510円

  
黒湯の駐車場が登山口である(写真1) 気持ちの良い尾根を歩いて行く(写真2)
快晴の中、展望もあり最高だ(写真3) タテヤマリンドウも咲いていた(写真4)
乳頭山の山頂(写真5) ニッコウキスゲが多数咲いている(写真6)
ニッコウキスゲの中、田代平山荘が (写真7) 孫六温泉に着く、あと少しだ(写真8)

 【感想 等】

7月下旬からの東北遠征に出かけた。

今回は乳頭山(烏帽子岳)である。
姫神山から車を走らせること100km余。
田沢湖から入り、9時半頃に乳頭山登山口である黒湯に着いた。

広い駐車場はほぼ車がいっぱいだった。
ここから乳頭山に登るコースは2つある。

1つは黒湯から一本松沢を登る「一本松コース」で、もう1つは孫六温泉を経由して登る「孫六コース」である。
(もちろん、他にも乳頭山へ登るコースは南西の秋田駒ヶ岳からのコースや滝ノ上温泉からのコースなどたくさんある。)

私は一本松コースで登り、孫六コースで下ることにした。


「黒湯温泉入口」脇に小さな標柱があり「乳頭山登山道入口」と書かれている(写真1)。
そこを下っていくと黒湯温泉を右手に見て、一本松沢に出る。
沢沿いの山道を登っていく。

30分ほど登ると木道があった。
沢から少しずつ離れるが、樹林帯の中を歩いて行く。

出発から1時間で樹林帯から出て展望が開けてきた。
尾根に出た。
展望のある尾根歩きは特に楽しい。

また、花々も咲いている。
藤色のヒヨドリバナがたくさん咲いている。
かわいい釣鐘状のうすい空色をしたソバナも咲いている。
赤紫のチシマアザミもある。

東北に来てから一番たくさんの花に出合った。

山頂方向が見えてきた(写真2)。

ナツアカネが羽化し青空の下、飛び回っている。
秋田駒ヶ岳も見える。

白い放射状のミヤマシシウド、黄色のマルバタケブキ、オレンジ色のクルマユリ、白色のミネウスユキソウ・・・・。
森林限界を超えたのか、単なる植生なのか大きな木が生えていない。
だから高山植物がたくさんある。

紫色のギボウシ、黄色のアキノキリンソウ・・・。

花の終わったチングルマのがくもあった。
朝露に濡れ風に吹かれたチングルマのがくが好きだ。
(今回は濡れてはいないが・・・)

11時過ぎ、孫六コースへの分岐に着いた。
あと少しで山頂である。
振り返ると木道の上に秋田駒ヶ岳が大きく見える(写真3)。

お!タテヤマリンドウもある(写真4)。
タテヤマリンドウも好きな花の1つである。

分岐から10分で乳頭山[烏帽子岳](標高1478m)に着いた(写真5)。
360度の展望である。
田代平や周りの山々、大谷地沼などよく見える。

山頂には先客が2人休んでいた。
私も昼食を広げ、景色を楽しみながら食べる。


下山はまず孫六コースへの分岐まで下る。
それから右方向に進んで行く。

田代平山荘が見えてきた。
足元にはニッコウキスゲがぽつぽつ咲いている。

12時前、田代平山荘に着いた(写真7)。
避難小屋になっている無人の小屋の中で休んでいる人が数人いた。

外には10人ほどの団体が休んでいた。
山荘前の湿地や小沼にはニッコウキスゲがたくさん咲いていた(写真6)。
団体もいたので休まずに行く。

山荘から5分もかからずに田代平分岐に着いた。
ここには思ったほど花はなかった。
休む所が見つからなかったので樹林帯に入ってから休憩を取った。
ちょうど周りはブナの木である。
気持ちがいい。

木がまばらな所は山道両側の草が伸びている。
朝なら露払いをしながらの歩きでズボンはびっしょり濡れたであろう。

12時半過ぎ、孫六温泉に着いた(写真8)。
登山道入口には黒いホースで沢の水を引いてあった。
この水場で喉を潤した。山の水はおいしい。

下山後の入浴は、この孫六温泉にしようか黒湯にしようか迷ったが
入浴後登山靴を履いて歩きたくなかったので車を止めた黒湯に向かう。

13時前には黒湯駐車場に着いた。

お昼過ぎの時間はどこの温泉も大概すいている。
私だけの独占状態であった。

乳白色の濁り湯に一本松沢のせせらぎを聞きながら入る。
気持ちがいい!
まだ時間があったのでゆっくりお湯に浸かった。

乳頭山では、すばらしい展望と素敵な花々に出合えた3時間であった。

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