2014.10.13 MM 第495号
太平山 (たいへいざん 1170m)
秋田県秋田市・上小阿仁村 日本三百名山
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2014年7月30日(水) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 旭又登山口P10:47発−11:25/30−12:03御手洗神社(水)12:08−12:41/48−12:58太平山〈1170m〉 13:14−13:42御手洗神社13:47−14:40旭又登山口P 【 登り 1時間59分 下り 1時間21分 計 3時間20分 】 *コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 【温泉】 クアドーム ザ・ブーン(仁別字マンタラメ) 510円 |
旭又登山口を振り返る(写真1) | 御滝神社(写真2) |
御手洗神社の地蔵(写真3) | 山頂の建物が見えてきた(写真4) |
太平山の神社と宿舎(写真5) | 山頂からの展望(写真6) |
仁別森林博物館(写真7) | クアドーム ザ・ブーンで入浴(写真8) |
【感想 等】 7月下旬からの東北遠征に出かけた。 今回は太平山(標高1170m)である。 ここも何カ所か登山口はあったが、近くに新しい温泉施設があったのでここ旭又の登山口を選んだ。 10時半、旭又に着いた。 ここ旭又からのコースは宝蔵岳を経由するコースと、旭岳と太平山の谷を登るコースの2つある。 私は旭岳と太平山の谷を登るコース、旭又コースを登ることにした。 トイレもある広い駐車場には数台の車が止めてあった。 10時半過ぎ、出発した(写真1)。 杉林の中の森林鉄道の軌道跡を歩いて行く。 傾斜はあまりなく緩やかで歩きやすい。 使わなくなった線路の枕木を敷いてある所もある。 5分ほどで赤倉岳登山口分岐に着いた。 まだ道はなだらかである。 そこから数分行った所に水場があった。 冷たい水はおいしかった。 杉林の中をほぼ平に歩いて行くと、御滝神社がある(写真2)。 祠の大きさは腰の高さくらいの小さな神社である。 神社を過ぎるとブナ林になる。 薄日が漏れる中を登っていくと御手洗(みたらし)神社と書かれた場所に着いた(写真3)。 社はなく2体の地蔵と石碑があり、わき水がある。 そこから「御手洗」の名前が付いたのだろう。 ここの水もおいしかった。 休憩場所もあったので少し休んだ。 御手洗を過ぎると傾斜は急になり、やがてブナ林を抜ける。 北側の山並みが見えてくる。 そして、山頂も見えてきた(写真4)。 山頂に立派な神社奥宮と宿泊所がある。 地域での信仰の厚さが想像できる。 私は月山(メルマガNo.18)を思い出した。 月山は百名山であるが、同様に尖った山頂に立派な施設があり山城を想像してしまった。 ステンレスだろうか、金属でできた銀色の鳥居をくぐる。 暴風雨の影響だろう、左上が少し折れ曲がっている。 ここから神聖な場所と言うことである。 鳥居から5分で太平山(標高1170m)の山頂に着いた。 太平山三吉神社の奥宮と宿泊所は写真のように新しくきれいである(写真5)。 標高は1200m弱であるが、360度の展望がありなかなか見応えがある(写真6)。 方位盤があり、その銅板には見える山々が書かれている。 南に栗駒山、鳥海山 西には男鹿半島と秋田市 北には岩木山、八甲田山 東には八幡平、岩手山、早池峰山・・・・ かつてそれらの山に登ったことを懐かしく思い出す(「百名山一覧」HPからリンクがあります)。 山頂は静かだった。 神主が1人、熟年の女性登山者が1人のみいた。 展望を楽しんだら下山である。 別コースでも下りることができたが、今回は同じコースを引き返す。 御手洗神社まで30分、そこで清水をいただき下る。 木漏れ日を受ける木の葉は輝いていてきれいだ。 また、手入れがされまっすぐに伸びた秋田杉もいい。 それらを見ながらどんどん下り、14時半過ぎに駐車場に着いた。 登山口近くの温泉に向かったが、 途中、「仁別森林博物館」があったので立ち寄る(写真7)。 林業が盛んであった頃、森林鉄道を作りそれを使い木々を運び出していた。 あの屋久島にも森林鉄道の軌跡があった。 その森林鉄道についての展示があり、機関車も展示されている。 少しくだった所には「太平山リゾート公園」がある。 その中にはスキー場、森林学習館、グランドゴルフ場と共に「クアドーム ザ・ブーン」という温泉施設がある(写真8)。 この仁別温泉は弱アルカリ性の単純泉で、展望露天風呂もあり気持ちが良かった。 |