2014.12.01 MM 第502号
鶏冠山[黒川山] (とさかやま 1716m)
山梨県山梨市 山梨百名山
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2014年8月3日(日) 【天候】 小雨 【コース及び時間】 柳沢峠P11:17発−11:23ナラ坂−11:37梅ノ木尾根−11:47六本木峠11:52−12:02林道横断−12:31 鶏冠山[黒川山]〈1716m〉13:11−13:39林道横断−13:54六本木峠13:59−14:11梅ノ木尾根− 14:22イモノキ尾根−14:37柳沢口−14:41柳沢峠P 【 登り 1時間9分 下り 1時間25分 計 2時間34分 】 *コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 【温泉】 丹波山温泉「のめこいの湯」(北都留郡丹波山村778−2) 600円 |
柳沢峠の木(写真1) | 駐車場反対側の登山口(写真2) |
ここが鶏冠山[黒川山]山頂?(写真3) | 見晴台からの展望(写真4) |
鶏冠山[黒川山]の三角点(写真5) | 鶏冠山の山頂はここ(写真6) |
鶏冠山の山頂からの展望(写真7) | のめこいの湯で温まる(写真8) |
【感想 等】 11月の始めの三連休は山梨県東部の「山梨百名山」に向かった。 甲府市内から国道411号線を奥多摩湖方面に向かう。 最初に登ろうと思ったのは鶏冠山[黒川山]である。 当初の計画では、柳沢峠から少し下った所にある落合から標高による紅葉の違いを見ながら登ろうと考えていた。 しかし、柳沢峠の紅葉がとてもきれいだったので、そこから標高差のあまりないコースに変更した。 また、小雨が降っていたので雨合羽を着て歩き、あまり汗をかきたくなかったということもある。 ここ柳沢峠の標高は1470mである。そして鶏冠山が1716mで、標高差は約250mである。 柳沢峠には大きな駐車場とトイレがある。 20人余を乗せた大型バスも着き、出発の準備をしているところであった。 ここの駐車場のモミジもきれいだった(写真1)。 11時過ぎ、出発する。 道路を渡った反対側にある山道から入る(写真2)。 まず、標識に従ってナラ坂に向かう。 ここにはたくさんの遊歩道があり、また分岐点には案内板があるのでわかりやすい。 まだ紅葉している木もあるが、葉を落としている木も多く落ち葉をさくさく踏み鳴らしながら歩く。 11時半過ぎ、梅ノ木尾根で20人余の団体に会い追い抜いた。 さくさく気持ちよく歩いて行く。 12時前には六本木峠に着いた。 ここから右に行けば丸川峠を経て大菩薩嶺に行くことができる。 大菩薩は冬も含めて何回か歩いているが富士山などの展望が良く、歩きやすいところである。 No.70大菩薩嶺 http://h1933.web.fc2.com/hyaku/yama70/yama70.htm 左に行けば、目的の鶏冠山[黒川山]に行くことができる。 ここも「熊出没注意」という看板があるので遅ればせながら鈴をリュックにぶら下げる。 ほぼ水平な道を歩き10分で林道に出た。 雨なのでここまで車でこようとも思ったが、それではあまりにも味気ない。 標識に鶏冠山[黒川山]まで2.1kmとある。 数分で「黒川金山跡」分岐である。 落ち葉の中を歩く。 少しガスがかかってきた。 12時半には鶏冠山[黒川山]という標識がある場所に着いた(写真3)。 ここをもって山頂と考えることもできる。 ただ、地形図を見ると三角点はこの先南南西に少し行った所にある。 そのことは表示には書かれていない。 天気は小雨であまり良くない。 まず、左方向にある「見晴台」に行く。 4分で着いた狭い展望台では若い3人組がガスバーナーでラーメンを作って食べていた。 そこを通らせていただき展望台に立つ。 ガスが少し晴れ山並みが見えてきた(写真4)。 見えているのは大菩薩嶺方向だろうか。 食事の邪魔をしては悪いのですぐに下り分岐に戻る。 三角点はどこだろう。 戻る途中少し高いところに向かう踏み跡があったので行ってみるとやはり三角点があった(写真5)。 その後、鶏冠神社方向に向かう。 少し下ってから登っていく。 この日一番の山らしい道である。 10分余で鶏冠神社に着く(写真6)。 標識にはなかったが、この鶏冠神社のあるところが鶏冠山である。 ここにあの「山梨百名山」の黒い標識があった。 標高は三角点より6m高く1716mである。 以前、ガイドブックで黒川山(1710m)と鶏冠山(1716m)を合わせて鶏冠山[黒川山]としている、と。 鶏冠山ではガスがかかり展望はなかった。 しかし、少し待っているとちょっとだけガスが切れてきた(写真7)。 こんな白黒の風景もいいものだ。 この3箇所を山頂とすると40分ほど滞在した。 元来た道を戻る。 やや時期を過ぎ、残った紅葉の葉を見ながら下る。 新しい落ち葉を踏みしめながら歩くのも楽しい。 新しい鳥の巣箱がたくさん取り付けられている。 しかもほとんどが山道沿いである。 その巣箱では鳥を全く見かけないが登山者が去った後巣箱に来るのだろうか・・・。 素人の私にはわからないが、もっと人が通らない場所に付けた方がいいように思う。 林道を横断し、14時近く六本木峠に着いた。 行きに20余人の団体、展望台で3人組に会った以外は人に会わない。 14時11分、「梅ノ木尾根」の標識に着いた。 ここから元来た道を戻れば早いが、まだ時間もある。 それで「イモノキ尾根」を経由して戻ることにした。 そこからすぐに着いた多摩川源流域を望む「展望所」では全く山々は見えなかった。 天気が良ければ、破風山、雁坂嶺、笠取山、飛龍山などが見えるはずである。 それからイモノキ尾根を通り、柳沢峠下にある「柳沢口」に出た。 少し県道を歩き柳沢峠の駐車場に着いたのは14時41分であった。 今日の温泉は丹波山温泉「のめこいの湯」に決めていた。 のめこいの湯は7kmほど奥多摩湖方面に下った所にある道の駅「たばやま」にある。 そこに車を止め階段を下り橋を渡ったところが温泉である(写真8)。 道の駅には温泉へ行くための傘も用意してあった。 アルカリ性の単純硫黄泉ではあるが2つの広い浴槽や休憩室、露天風呂とそろいゆっくり浸かることができた。 東京も近く、三連休の初日でかなりの混みようではあった。 汗もあまりかかず、紅葉を楽しんだ鶏冠山・黒川山であった。 |