2014.12.08 MM 第503号
焼津アルプスハイライトコース
高草山・満観峰(503m、470m)
静岡県焼津市・藤枝市・静岡市 静岡の百山
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2014年11月30日(日) 【天候】 快晴 【コース及び時間】 花沢の里P8:30発−8:56石脇からの林道に合流−(山道)−9:37高草山〈503m〉9:49−10:24鞍掛峠10:27 −10:55満観峰〈470m〉11:28−12:04日本坂峠12:13−12:32法華寺12:38−12:56花沢の里P 【 登り(高草山まで) 1時間07分 高草山〜満観峰 1時間03分 下り(満観峰から日本坂峠経由) 1時間13分 合計 3時間23分】 *コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 |
向こうに花沢山が見える(写真1) | 高草山(標高503m)山頂(写真2) |
高草山からの展望(写真3) | 地元の人達が山道を整備してくれる(写真4) |
満観峰(標高470m)山頂は賑わって(写真5) | 満観峰からの富士山(写真6) |
たくさんのヘビイチゴが実っていた(写真7) | 法華寺も紅葉が進んでいた(写真8) |
【感想 等】 最近庭の木々や近くの街路樹も紅葉が進んだ。 そして、目を北に向けると焼津アルプスの山々も色づいている。 2日前、週末の天気は良さそうだ、「登るのは今でしょ!」と、小学校の時の同級生N君に連絡を取る。 N君は快く、「登りましょう」ということになった。 N君は新聞の記事になった私の春の写真展を見に来てくれて、山に行くなら誘ってほしいと言っていたのを思いだしたのである。 日曜日、起きて外を見ると天気予報通り快晴。 9時に待ち合わせの約束してあったが、もう準備ができているということで8時半に待ち合わせて出発することにした。 コースはいつもの「焼津アルプスハイライトコース」。 石脇登山口から登り、高草山(標高503m)〜鞍掛峠〜満観峰(標高470m)〜日本坂峠〜花沢の里、のコースである。 2つの山を登るので山を歩いたという実感が湧くコースであり、どちらのピークからも富士山を展望できる私のお気に入りのコースである。 8時半石脇方面に向かって出発した。 高草山中腹にある昔からの道を花沢城趾に向かって歩く。 落ち葉も多くなってきているが今が紅葉のピークだろう。 花沢城趾から高崎集落に向かう。 ちょっとショートカットし、高崎集落から農面道路を行き石脇からの登山道に合流するコースを選ぶ。 (このコースは私も初めてで、標識はない。ただ、里山の道は方向さえ間違わなければ、多くの場合山頂に向かう。) 道なりに歩いて行く。 民家に入る道と家と家を繋ぐ集落の市道が同じ感じでわかりにくい。 ちょうどおばあさんが通ったので道を尋ねる。 一番奥の道を行くと農面道路に出ることがわかる。 農面道路を登り、9時少し前、石脇からの道に合流した。 ここには笛吹段公園へ行く農面道路と山頂に向かう山道の標識があるのでわかりやすい。 そこから少し登ると花沢山(標高440m)が見えてきた(写真1)。 手前の木が紅葉している。 数分登ると市街側の展望が開ける。 東名高速道路、東海道新幹線、市内の家々、ずっと向こうには牧ノ原台地も見える。 赤紫色のアザミが咲いている。 ウルシの葉っぱが真っ赤だ。 9時半、山頂の鉄塔が見えてきた。 最後の急登である。 鞍掛峠・満観峰分岐に着く。 そこには富士山展望の場所があるのだが、晴れなのに地平線近くにはたくさんの雲があり富士山は見えない。 前日の雨で空気中の塵が取り除かれすっきりした富士山が見えると思ったのに残念である。 まだ富士山を見るチャンスはある。満観峰に着いた時、雲がどいていれば見える。 1時間半後に期待しよう。 焼津アルプスの主峰高草山(標高503m)には9時37分に着いた(写真2)。 花沢の里駐車場から1時間と少ししかかかっていない。 ショートカットが効いている。 久しぶりの山歩きで心配だと言っていたN君ではあるが、 かつては山梨県の山などを歩いていたというだけあってなかなかのペースで登ってきた。 仕事の話、趣味の話など楽しく話ながら登るのもいい。 山頂からは焼津側だけでなく藤枝側も見える(写真3)。 東名高速道路の「3」の字がデザイン的に好きだ。 ただ、なぜ普通の弧を描かなかったのか不思議ではある。 きっと初めから建っていた建物の影響とかこの程度のカーブなら走行に影響はないという計算があるだろうとは思う。 少し休んだら鞍掛峠に向けて出発だ。 石脇登山口方向に少し下った所にある分岐を左折し杉林の中を下っていく。 少し行くと、登山道で作業をしている人が5人いた(写真4)。 手に手に草刈り機やチェーンソー、スコップを持っている。 聞くと、地元の方達で定期的の見回りや修復をしているという。 ありがたいことである。 このような人達がいるから私たちは楽しく山歩きができる。 今日ももう10組以上の登山者とすれ違っている。 10時半少し前、鞍掛峠に着いた。 熟年男性が、1人休んでいた。 そこからはゆるやかに登っていく。 天気もいいので満観峰に登ってきた下山者に何組にも会う。 最後の登りはやや疲れたが11時前に満観峰(標高470m)に着いた(写真5)。 やはり天気がいいので多くの登山者で賑わっていた。 そして高草山では見えなかった富士山も雲の上から顔を出していた(写真6)。 冬の時期はほぼ毎日富士山が見える。 だから県外からも多くの登山者が訪れる。 私はいろいろな場所からの富士山を見てきた。 そしてこのメルマガ&HPでも紹介してきた。 そんな中で特に好きな富士山がこの満観峰からの富士山である。 安倍川や静岡市を前景にした富士山が気に入っているからである。 南アルプスは残念ながら雲に隠れ見えなかった。 山々や紅葉した木々を見ながら昼食を取った。 久しぶりだといったN君も調子がいいので予定通り日本坂峠に向かう。 このメルマガ&HPで登り方や時期を変え何回も紹介してきているが、 この焼津アルプスは簡単登山からハード登山までいろいろアレンジすることができる。 黄色く色づいた木々を見ながら下っていく。 放置してある茶畑も多いが、農面道路がない尾根でも耕作している所もある。 退職し半分農家のN氏はどのようにして作っているのか・・・、と疑問に思ったようである。 そんなことを話ながら歩いて行くとヘビイチゴがたくさん実っていた(写真7)。 子どもの頃はいろいろ食べてみたものである。 そんなことを思っていると、彼は1つを口に入れて味を確かめていた。 「まずい」と言ってはき出した。 やはりヘビイチゴに間違いない。 私も子どもの頃食べた味を思い出していた。 12時過ぎ、日本坂峠に着いた。 強風で倒れた木々の周りには草が生い茂りかつては杉の木々が生え鬱そうとしていた面影はなくなっている。 そこからも順調に下り、12時半過ぎに法華寺に着いた(写真8)。 イチョウやモミジがきれいに色づいていた。 いつ来ても法華寺は素敵であるが、紅葉の時期は特にいい。 花沢の里と共に散策に来る人も多い。 花沢の里の長屋門作りの家々や無人販売の農作物を見ながら 13時少し前に駐車場に着いた。 紅葉を見ながら旧友と楽しく歩けた焼津アルプスであった。 |