2014.12.21 MM 第505号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍 【実登】 日本百名山 他の山々 450山 完成! 特価
DLmarketで購入できます(CD-Rもあります)
     

TOPに戻る     


飛龍山[大洞山](ひりゅうざん 2077m)
 
[山梨県丹波山村・埼玉県秩父市] 山梨百名山

この山の私の印象等は・・・                                     

「 下調べ不足で林道を16km歩き疲れた紅葉の 飛龍山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
              メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」として毎週あなたの所に届きます。                                          


【歩いた日】     2014年11月02日(日)


【天候】        快晴のち曇り


【コース及び時間】

後山林道ゲート6:48発−7:46シタケ沢上7:51−8:09林道終点−8:31三条小屋8:36−9:06/11−9:45沢

9:50−10:30北天のタル10:40−11:11飛龍権現神社11:16−11:32飛龍山〈2077m〉11:45−11:58

飛龍権現神社−12:26北天のタル12:31−13:05/10−13:32三条小屋−13:51林道終点13:56−14:31

ゲートへ3km地点14:36−15:09後山林道ゲート


      【  登り 4時間09分   下り 3時間04分        合計  7時間13分】



*コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。
 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。


【温泉】   小菅の湯(620円)  山梨県北都留郡小菅村3445

  
まさか8km残してゲートとは・・・(写真1) 水蒸気が上がってくる(写真2)
三条小屋は静かだった(写真3) 紅葉を楽しみ歩く(写真4)
飛龍山(標高2077m)山頂(写真5) 北天のタル付近からの展望(写真6)
落ち葉をさくさく歩く(写真7) 小菅の湯に(写真8)

 【感想 等】

 11月上旬の3連休、紅葉の時期に行った飛龍山(山梨百名山)である。

前日、小雨の中を黒川山[鶏冠山](メルマガNo.502)に登り、その北東にある飛龍山をめざした。
後山林道を車で走っていくと2kmくらい行ったところにゲートがあった(写真1)。
(10kmくらい先にゲートがあるとガイドブックに出ていたのでそれを信じ込んでいた)

ということで、林道終点まで8km×2=16km、計画より余分に歩くことになった。
(林道は崖崩れ等で通行止めになることも多いので事前に調べておく必要がある)
まあ、今回のように林道歩きが増えたことが事前にわかっても歩いただろうが・・・。

6時48分、ゲート入口に車を止め出発した。
先客は2台。路肩には数台止めることができる。

夕べまでの雨は上がり、太陽に温められた水分が上がってきた(写真2)。
林道脇には滝やワサビ田があり紅葉と共に目を楽しませてくれる。

また、一般車が通れない道なので場所によっては落ち葉も積もっている。
林道終点からコースタイム約7時間で歩く予定であったが、林道歩き16kmがプラスされたのでかなりハイペースで歩いて来た。
林道終点には8時過ぎに着いた。

ゲートから1時間20分で歩いて来た。
ここまでは立派な林道である。
確かに1ヶ所崩落しているが応急処置が施され、車が通れないほどではない。
早く道路の修復が終わるといいが・・・。

林道終点には三条小屋の車が2台置かれていた。
この車で食料などを運んでくるのだろう。

ここから三条小屋まで三条沢沿いに歩いて行く。
沢沿いの緩やかな山道である。

小屋が近づくとテントサイトが見えてきた。
黄色や黄緑のテントが見える。
ここは水が豊富だし温泉があってキャンプには最高の場所である。

三条小屋には林道終点から20分余で着いた(写真3)。
小屋は沢の間に静かに佇んでいた。
小屋の周りがちょうど紅葉ピークの感じである。

少し休んでからいよいよ山登りである。
道は3つに分かれている。
東に行けば雲取山(メルマガNo.66)、北に行けば飛龍山、西に行けばサオラ峠である。
雲取山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku/yama66/yama66.htm

私は飛龍山に向かって小屋の裏手のガレ場を登っていく。
林道をハイペースで歩いてきたので、ここに来て疲れと汗が出てくる。

落ち葉は多いものの、見上げると黄色く色づいた木々が多い。

尾根道に出て広葉樹林の中を進む。
黄色だけでなく、オレンジ色の木の葉や赤いモミジもある(写真4)。
植林された針葉樹ではなく、自然に生えた広葉樹であることがうれしい。
木々が目を楽しませてくれ、疲れを忘れさせてくれる。

やがて中ノ尾根から孫左エ衛門尾根に向かう。
そして10時半、「北天のタル」に着いた。

ここから尾根を北東に進めば雲取山で、南に進めが飛龍山である。
飛龍山はそんなに遠くはない。

ほぼ水平に歩いて行く。
30分ほど行くと手作りの木札に「飛竜山頂へ」とうっすら書かれていた。
「う〜ん、行こうか、どうしようか」と、迷ったがあまりにも字が薄かったのでやめておいた。
「急がば回れ!」である。

そこから15分くらい行ったところに飛龍権現神社があった。
見落としそうな小さな石造りの祠である。

標識に沿って北東へ登っていく。
深くはないが針葉樹やシャクナゲがある。
やがてクマササになり飛龍山(標高2077m)の山頂に着いた(写真5)。
ややハイペースで実質4時間かかった。
林道歩きのペースが速かったので久しぶりに少し疲れた。
また、思ったより気温が高く汗をかいて消耗した。

山頂の周りは木々におおわれているが、南側だけ木が切られ展望がある。
大菩薩嶺やその近くの山々が見える。

山頂にいるのは私だけである。
多くの登山者は三条の滝から雲取山に向かうのだろう。

朝は晴れていたのに雲が出てきている。
展望もそれほどよいとはいえない。
下山するとしよう。

来た道を戻る。
(回り込まない、まっすぐ下りる道がないか、と探したが見つけることはできなかった。)

飛龍権現12時、北天のタル12時半に着く。
雲がより多くなり、ガスが上がってきている(写真6)。

落ち葉を踏みしめ、楽しみながら下りる(写真7)。
傾斜が急なところでは落ち葉で滑るので注意しながら・・・。

13時半、三条小屋に着いた。
小屋の宿泊者は何人いるかわからなかったが、テントは10張りに増えていた。
明日、雲取山に行くのだろうか・・・。

林道に出ると若い山ガールが4人休んでいた。
この3連休、初日は天気が悪かったから後半2日で山歩きなのだろう。
今は天気予報がドンぴしゃで当たることが多いので、天気によって人出が全く違う。

8kmの苦手な林道歩きも思ったよりスムーズに行き、15時過ぎにはゲートに着いた。
予定外の林道歩きは堪えたが、紅葉が目を楽しませてくれた飛龍山であった。

下山後は、前日と同じ「のめこいの湯」でもよかったが、少し足を伸ばし「小菅の湯」に行った(写真8)。
ちょうど20周年という幕が付けられていた。

余り情報を持たずに行ったのであるが、
隣には「フォレストアドベンチャーこすげ」があり大人が遊べる森があった。
次回は是非やってみたいと思う。

温泉も、少し硫黄の臭いがする水素イオンが多い高アルカリ性温泉だということで気持ちがいい。
普通の露点風呂だけでなく五右衛門風呂など工夫してあり客も多かった。
7時間余歩いた疲れを十分取ることができた。


特価 電子書籍 【 [実登] 日本百名山 他の山々 450山 】 CD-Rもあります
ご活用ください。

inserted by FC2 system