2015.01.03 MM 第506号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍 【実登】 日本百名山 他の山々 450山 完成! 特価
DLmarketで購入できます(CD-Rもあります)
     

TOPに戻る     


笠取山(かさとりやま 1953m)
[山梨県甲州市・埼玉県秩父市] 山梨百名山

この山の私の印象等は・・・                                     

「 こんなに人気があり、よい山だとは知らなかった 笠取山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
              メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」として毎週あなたの所に届きます。                                          


【歩いた日】     2014年11月03日(月)


【天候】        快晴


【コース及び時間】

作場平橋登山口6:37発−6:57ブナ沢分岐−7:04一休坂−7:20/25−7:45笠取小屋−8:02ウタノ坂8:07−

8:16シラベ尾根−8:32水干尾根合流−8:45笠取山〈1953m〉8:52−9:01水干尾根−9:07水干9:12−9:24

笠取山西・小さな分水嶺9:29−9:39笠取小屋−10:05一休坂10:10−10:31作場平橋登山口


      【  登り 1時間58分   下り 1時間24分        合計  3時間22分】



*コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。
 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。


  
作場平橋登山口(写真1) 山道はよく整備されている(写真2)
笠取小屋に着く(写真3) きれいに富士山が見えてきた(写真4)
笠取山からも富士山がよく見える(写真5) 水干に寄る(写真6)
笠取山西から(写真7) カラマツがきれいだ(写真8)

 【感想 等】

 11月上旬の3連休、紅葉の時期に行った笠取山(山梨百名山)である。

1日目日、小雨の中を黒川山[鶏冠山](メルマガNo.502)に登り、
2日目にその北東にある飛龍山(メルマガNo.505)に登った。

国道411号から入り、作場平橋登山口に着く。
車は2ヶ所の駐車場に20台ほど置くことができ、すでに数台が止まっていた。
6時半過ぎ、きれいなバイオトイレに寄ってから出発した(写真1)。
そこにはカラーのわかりやすい地図が立ててあった。

今回は一休坂を上り、帰りは別コースを通ろうと計画した。
「クマ注意!」の看板があるのでザックに鈴を付けて歩くことにしよう。

標識に従い、沢沿いのよく整備された山道を歩いて行く(写真2)。
紅葉のピークは過ぎ、たくさんの落ち葉を踏みしめながら歩く。
東京都の水源になっているという看板もある。

20分で「ブナ沢」への分岐に着いた。

なだらかで歩きやすく、すいすい歩いて行く。
クマササの上にミズナラの木々がある。
また看板があり、一休坂は急坂で下りに向いていると出ている。

体調がいいのか、急坂で大変だとは感じない。
上を見ると黄色く色づいたカラマツの葉が少し残っている。

7時45分、出発から1時間余で笠取小屋に着いた(写真3)。
テントが4張りあり、4人の若い山ガールが朝食を食べていた。

そこは、静かであった。
標識は右方向が笠取山と出ていた。
山ガールにそわそわしたわけではなかったが、何も考えずに右方向(東)に進んで行ってしまった。
5分ほど歩いてから、「ちょっとおかしいな、たしか笠取小屋からは尾根を歩いて行くはずだが・・・」と思い出す。
地図を見るとはやりそうだった。
私が進んでいたのは「水源林道」であった。

まあ、シラベ尾根から北方向に行けば山頂に到達できる。
戻るのも面倒なのでそのまま進むことにした。

ほぼ水平に山道は続き歩きやすい。
葉を落とした木々が多いがなかなか雰囲気がいいところである。

笠取小屋から30分でシラベ尾根に着いた。
ここから北に進む。

急坂に変わった。
標高をどんどん稼ぎ、葉を落とした樹林越しに富士山が見えてきた。

15分で「水干尾根」に合流した。
ここまでは広葉樹が多かったが、この辺りは針葉樹が多い。
変化に富んでいていい。

そこから数分登るとはっきり富士山が見えてきた(写真4)。
中腹で雪煙が上がっているがきれいに見える。

山頂はもうすぐである。

8時45分、笠取山(標高1953m)に着いた。
山頂には誰もいない。
三角点の向こうに富士山が佇んでいる(写真5)。
静かでいい。

その他の山々もよく見える。
眼下の山々の、カラマツの山吹色の葉がまだ付いている木々と葉を落とした木々の模様がおもしろい。


帰りはどうしよう。
行きに通るのを忘れた尾根道を笠取小屋に出るか、水干に寄って行くか・・・。
迷ったが水干に寄ることにした。

来た道を水干尾根に出る。
そこから水干に向かう。
山道はほぼ水平で山頂から水干までは15分で着いた(写真6)。

水干(みずひ)とは、「沢の行き止まり」で川の始まりを意味していると説明板にあった。
ここが多摩川の最初の流れだという。
この水が多くの東京都民の喉を潤しているのだろう。

そこから10分余で笠取山西に出た(写真7)。
今までとは違った風景が広がり、登山者がぐっと増えた。
広々としているので余計見えるのかもしれないが、歩いている人を多くの見かける。
初めの計画はここから笠取山に登るのだったのだ。

ここまであまり人に会わなかったが、私がポピュラーなコースを通らなかったためらしい。
笠取山西周辺には多くの登山者がいてびっくりした。

時間はあるので笠取山西から山頂へもう一度行こうか、とも思ったが次回の楽しみに取っておくことにした。
ここから見る景色は360度、富士山を始めいろいろな山々が見えて素敵である。

笠取小屋には9時半過ぎに着いた。
表には誰もいず静まりかえっていた。

下りはヤブ沢峠を経由しようと思っていたが、登りと同じ道を木々の景色を楽しみながら下ることにした。

15分ほど下ると、今日一番のカラマツの紅葉が残っている場所に着いた(写真8)。

登りで通った道である。
同じコースの良さは安心して歩けることである。
落ち葉を踏みしめどんどん下る。

笠取小屋から1時間もかからずに下ることができた。


すばらしい風景に出会い、多くの登山者に会った。
名前はかなり以前から聞いたことはあったが、思った以上によい山で人気があることを改めて知った山歩きであった。

特価 電子書籍 【 [実登] 日本百名山 他の山々 450山 】 CD-Rもあります
ご活用ください。

inserted by FC2 system