2015.07.13 MM 第528号
ウンタースベルク山 (1776m) オーストリア・ザルツブルク近郊
この山の私の印象等は・・・
「 ヨーロッパに来てやっとたっぷりの雪の中を歩けた ウンタースベルク山 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2015年3月20日(金) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 ザルツブルク市内-(25番バス)-13:43ザンクト・レオンハルト14:00-(ロープウェイ)-14:14山頂駅〈1776m〉- -14:22小ピーク14:41-14:50ガイエレック・ピーク〈1805m〉14:52-14:56山頂駅15:00-15:14 ザンクト・レオンハルト-(25番バス)-ザルツブルク市内 【 山頂駅から小ピークへ 8分 小ピークからガイエレック・ピーク 9分 ガイエレック・ピークから山頂駅 4分 徒歩合計 21分 】 *コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 |
ロープウェイに乗る(写真1) | ロープウェイ山頂駅を出る(写真2) |
小ピークからホッホスロン(1856m)を(写真3) | ガイエレック・ピーク(1805m)を(写真4) |
小ピークからの展望(写真5) | キバシガラス(アルペンドール)がたくさんいる(写真6) |
ガイエレック・ピークを下から(写真7) | 山頂で唯一のレストラン(写真8) |
【感想 等】 ラッキーなことにこのジャーマンレイルパスは、オーストリアのザルツブルクまで有効である。 ドイツではあまり雪に接することができなかったので少し期待してザルツブルクに来た。 ここには旅行者のための「ザルツブルクカード」がある。 このカードはほとんどの博物館や観光スポットに入場できる。 1日カードで今の時期は、24ユーロである(夏場はもう少し高く、27ユーロ)。 そして、なんとこのウンタースベルク山への往復のバス代や22ユーロかかるロープウェイ代もこのカードでカバーできる。 そんなわけで、市内観光を午前中に済ませ25番のバスでウンタースベルク山Untersbergへ向かった。 バスは13時半過ぎ、ザンクト・レオンハルトSt.Leonhardに着いた。 バス停のすぐそばにロープウェイ乗り場はあった。 10人ほどのスキー客がロープウェイを待っていた。 待つ間、待合所にある地図や写真を見ていた。 ここの標高が456mで1776mまで一気に上がることができる。 私は14時のロープウェイに乗ることができた(写真1)。 ロープの先にはウンタースベルク山が見える。 雪がかなりありそうだ・・・。 ほとんどの乗客はすばらしい外の風景を見ている。 ロープウェイはどんどん高度を上げていく。 切り立った稜線が目の前を通り過ぎる。 こんな手軽に雪山を楽しめるとは驚きである。 高度をあげると、眼下にも左右にも山々が見えてきた。 わずか14分で1776mの山頂駅に着いた。 そこはもう一面の銀世界であった。 ロープウェイから降りるとみんなスキーを持って歩いて行った(写真2)。 私も同じ方向に歩いて行く。 観光客数人は山頂駅周辺で景色を見たり歩く準備をしている。 2分ほど登ると山頂駅周辺で唯一のレストランがあり、数人が外のテーブルでビールを飲んだり話したりしている。 前方にはこれから行く予定のザルツブルガー・ホッホスロン(Salzburger Hochthron 標高1856m)が見える。 それほど遠くないし、傾斜も緩やかである。 数分歩いて小ピークに着いた。 近くに見えていたザルツブルガー・ホッホスロンに行くには1度下ってからまた登らなくてはならない(写真3)。 短時間の簡単な下りではある。 しかし、ドジなことにあのイノシュヴァンシュタイン城(標高965m)に軽アイゼンを持って行ったというのに、 今回は宿に置いてきてしまった。 全く、あほで残念でならない。 私は3シーズン用の登山靴に登山用ジャケット、手袋をはめて歩いている。 それでも、3月の雪は腐りかけていて少し足元が滑る。 そんな中、普通の靴で山頂をめざしている観光客の姿が見える。 登りはいいが、下りが危険である。 柵もないので少し滑れば、下まで滑ってしまいそうである。 私は、すぐそこにあるザルツブルガー・ホッホスロンの山頂に行くのを断念した。 ここでも、何ら変わらないすばらしい展望がある。 振り返って山頂駅方向を見ると、その上にガイエレック・ピーク(Geiereck標高1805m)が見える(写真4)。 そこなら行くことができそうである。 展望を楽しむ。 前方には麓の町や山々が見える(写真5)。 映画サウンドオブミュージックに出てきた山々が見えるのだろう。 この小ピークには黒い鳥がたくさんいる(写真6)。 カラスに似ているが一回り小さい。 調べたところ、名前は「キバシガラス(アルペンドール)」。 日本名はそのまんま、黄色の嘴のカラスだ。 英語名は高山の人形?、なかなかしゃれた名前だ。 人を恐れないで近くでたむろしている。 日本のカラスより一回り小さいので怖さもあまりなく、かわいい感じがして遊んでいるのを見ていた。 小ピーク上のピッケルのモニュメントで写真を撮ってからガイエレック・ピーク(1805m)に行こう。 来た道を下り、レストランのところから登って行く。 こちらの方がトレースが薄い。 登山靴に雪が入らないように慎重に登る。 ガイエレック・ピークを下から見ると小さいが十字架の周りからは写真が撮れないくらいの大きさだった(写真7)。 こちらも展望が良く、中腹にある小屋も見える。 軽アイゼンがあれば歩きたいところである。 今回はたっぷりの雪の中を歩けたということで満足しよう。 下りは自分の足跡を頼りにすぐに下ることができた。 レストランの外テーブルではビールを飲みながら楽しそうに自然を楽しんでいる(写真8)。 私も休んでいこうか迷ったが、すぐそばにある山頂駅に向かった。 山頂駅ではちょうどロープウェイが発車するところであった。 1300mをあっという間に下り、山麓ではちょうどバスが待っていてすぐに乗ることができた。 そして16時にはザルツブルクの町に戻ることができた。 利用者の便利さを考えダイヤを組んであるのか、運が良かったのかはわからないが すいすい、しかも、手頃にすばらしい自然を楽しむことができ大満足であった。 |