2015.08.27 MM 第533号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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祝瓶山(いわいがめやま 1417m) 山形県長井市・小国町 
日本三百名山

この山の私の印象等は・・・                                     

「 快晴の中、汗だくだくで周遊コースを楽しんだ 祝瓶山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2015年7月27日(月)


【天候】        晴れ


【コース及び時間】

祝瓶山荘P6:06発-6:09/14-6:39桑住平6:44-(直登コース)-7:17/22-7:58/8:03-8:30/35-8:41祝瓶山〈1417m〉

8:57-9:07カクナラ尾根分岐9:10-9:33/38-10:08赤鼻10:13-(赤鼻尾根)-10:43沢10:49-10:55桑住平

-11:29祝瓶山荘P


     【 登り 2時間10分  下り 2時間13分     合計 4時間23分  】



*コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。
 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。


【温泉】        いいで旅館「がまの湯温泉」(山形県西置賜郡飯豊町)  400円


  
祝瓶山荘前の駐車場に車を置く(写真1) 山荘から数分で登山口だ(写真2)
ここから直登コースを行く(写真3) 山頂方向が見えてくる(写真4)
なかなか急な斜面を楽しませてくれる(写真5) 木地山ダム・菅野ダム方向が見える(写真6)
祝瓶山1417m山頂(写真7)  ここから「赤鼻尾根」に入る(写真8)

 【感想 等】

以東岳から祝瓶山へ向かうのに通る予定だった県道349号線が通行止めのため
山の西側にある針生平ルートの「大石橋」から登る予定を変更し、
東側の飯豊町から入る桑住平ルートの「祝瓶山荘」に向かう。

前日、ここ東北南地域も梅雨明けの発表があり、気分良く車を走らせる。

6時、祝瓶山荘前の駐車場に着いた(写真1)。
車や人の気配は全くなく、山には入るのは私だけである。

登山の準備をし、すぐに出発する。

数分歩くと登山口に着いた(写真2)。
すぐに野川にかかる吊橋を渡るがそれはいかにも工事現場の材料で作った、という吊橋であった。
渡るとすぐ、左手(北西方向)前方に祝瓶山が見えてくる。

そして斜面をロープを頼りに渡る。
なかなか楽しませてくれる。

沢も飛び石で渡らせてくれる。
そこは「桑住平」で、大朝日岳と祝瓶山の分岐になっている(写真3)。

私は祝瓶山に登るので、左のルート、「直登コース」を選ぶ。
ブナ林の中を登っていく。

出発から1時間も経つとかなり展望が開けてくる。
周りの山々やこれから登る祝瓶山が見えてくる。

東方向にある中沢峰(標高1343m)もよく見える。
尾根道を直登するが木々は小さな灌木で直射日光が照りつけ暑い。
梅雨は明けたのでもっとすかっとすると思ったが、湿度が高く暑い。
ドライ加工のTシャツではあるが大量の汗でびっしょり濡れ、その汗がズボンに流れる。
それが靴下にも染みやがて靴下まで濡れてきた。

眼下には今朝通って来た木地山ダムが見えてきた。

また目を移すと、山腹には雪渓が残っていて白く光っている。
まだ急な直登は続き、表面がザレていて足場が悪い。
滑りそうなので慎重に登っていく。

そして、草地の岩場を登っていくコースになった(写真5)。
丁寧に赤いペンキのマークがある。

8時半、巻道になった。
ようやく休める場所に来たので少し休憩する。

天気もいいので展望は大変良い(写真6)。
木地山ダム・菅野ダム方向が見える。
飯豊町方向の山並みがきれいに見える。

急登は続き、ロープをよじ登れば祝瓶山(標高1417m)の山頂であった(写真7)。
今日は天気も良く360度の展望がある。
青空の下ナツアカネが飛び、気持ちがいい。
久々に山頂からの動画を撮ってみた(kap研究所のfacebookにアップ)。

周りは全部山である。
今は7月下旬、山は高山植物のシーズンであるがここにはそれがあまり咲いていない。

地形的なものなのか、土質的なものなのか定かではないが・・・。
前日に登ったすぐ近くの以東岳はお花でいっぱいだったのとは大違いである。

ざれた岩肌の急登は結構しんどかった。
下りはもっと慎重に行かなくてはならない。

それなら遠回りでもカクナラ尾根を通り赤鼻尾根経由で降りてもいい。
時刻はまだ午前9時前で、時間は十分ある。


風もなく暑いので下ることにした。
梅雨はあけたと言うが湿度が高く暑すぎる。
1400mの高度なら平地より約10度は低いはずであるが・・・。
直登コースとは違い、尾根をなだらかに下って行く。

10分ほど下った所で「倒れた杭があるな」と思いつつ通り過ぎたが
「もしかすると赤鼻への分岐かもしれない」と戻って来た。
倒れた杭に見えたのは古い標柱で、うっすら「大朝日岳」が読み取れた。
早めに気づいて良かった、20分はかかると思ったがまさか10分下った所が分岐だったのである。
大事な標識である。
倒れたら立てておいてほしい。見えにくい字は書き直してほしいものである。

カクナラ尾根をゆるやかに下って行く。
30分ほどで樹林に入り、時々直射日光を受けないで済むようになった。

しかし、あまり歩かれてないのか、マイナーなルートなのか、クマササが伸び放題で歩きにくいところもあった。

快適に飛ばしたあとの赤鼻への登りは少し疲れた。

10時過ぎ、赤鼻に着いた(写真8)。

休んでいると大朝日岳からの年配女性中心の5人組が来た。
彼らは縦走してきたが疲れたので祝瓶山はパスだと言って降りていった。

たいした下りではないが鎖もあって楽しませてくれる。
右手上には今降りてきた祝瓶山が見える。

樹林帯を歩き、途中から沢沿いに歩き、11時前に桑住平に着いた。
そして11時半に祝瓶山荘に着いた。

山荘には私の車しかなかったが、林道を走っていてタクシーに会った。
運転手がすれ違う時、「山荘まであとどれくらいか」と聞いてきた。
途中で出会った彼らが呼んだのであろう。
細い林道であったが、タクシーと何とかすれ違うことができて良かった。

晴れた空の下、深い山の中を歩き展望を楽しんだ祝瓶山であった。


車で来た道を戻り、飯豊町に出たところで近くに温泉がないか尋ねた。
運良く、すぐそばにあった。

いいで旅館「がまの湯温泉」である。
日帰り入浴用の別入口があっておもしろい。
ロビーはちょうど団体バスの登山客がいて混み合っていた。
しかし、風呂は私1人の貸し切り状態だった。
泉質は単純硫黄泉で露天風呂もありゆっくり汗を流した。

今回は下調べなしの行き当たりばったりで温泉を見つけ楽しんでいる。

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