2015.09.23 MM 第537号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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粟ヶ岳(あわがたけ 1295m) 新潟県加茂市・三条市 日本三百名山

この山の私の印象等は・・・                                     

「 またまた服の上から背中を大きなアブにやられ参った 粟ヶ岳 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2015年7月30日(木)


【天候】        曇り時々晴れ


【コース及び時間】

6:44第二貯水池発-7:22第3ポイント7:27-7:55大栃平-8:02/07-8:42/47-8:52避難小屋-9:24七頭9:29

-9:46粟ヶ岳〈1295m〉10:00-10:14七頭-10:40避難小屋10:45-11:15/20-12:08第二貯水池


     【 登り 2時間42分  下り 1時間58分     合計 4時間40分  】



*コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。
 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。


【温泉】       荷頃鉱泉「長生館」(新潟県長岡市栃尾北荷頃)   500円


  
第二貯水池から登山道に入る(写真1) 加茂山岳会の表示がありがたいが・・・(写真2)
尾根に出て展望が広がる(写真3) 梯子やロープがある(写真4)
なだらかな歩きやすい道が続く(写真5) 避難小屋先から山頂方向を(写真6)
北峰の先に山頂がある(写真7)  粟ヶ岳[標高1295m]には方位盤もある(写真8)

 【感想 等】

東北遠征6日目である。
同じ時期に、昨夏も東北遠征をしたのであるがこれほど蒸し暑くはなかったし、アブにもやられなかった。
そのダメージは大きく、まだ左腕の付け根が痛痒い。

前日の御神楽岳から近い中興からの「中央コース」を利用することにした。
五百川からの「下田コース」も悪くはないと思った。

国道290号線を走り、加茂川を上っていくと水源地休養センターがあった。
そこに車を置こうとするとちょうどタクシーが上の方から降りてきた。
運転手に聞くと「山ノ神まで行けるよ。そこに少しなら車を止めることができる。」との事。
良い情報を得たと、ダメ元で行ってみることにした。

第二貯水池手前に山ノ神があり、そこに1~2台の駐車スペースがあったので置かせて頂くことにした。
車はないがタクシーで下車した人達がいるので心強い。

ただ、車をドアを開けたらまたコアブが10匹ほど飛び込んできた。
刺されはしなかったが、嫌な予感がした。

6時半過ぎ、第二貯水池の堰堤を渡り山道に入った(写真1)。
なかなかきれいな貯水池である。

貯水池沿いの道から山道に入るところに加茂山岳会の標識NO.1がある(写真2)。
それには「山頂まで3時間」と書かれている。
私のガイドブックには3時間半となっている。
苦情があったのかはわからないが、表示の下に「ここに書かれているのは健脚者の標準タイムで、3時間半から4時間半を目安にしてください」との付け足しが書かれている。

ブナなどの木々の中をゆるやかに登っていく。
登って行くとすぐに2人組に出会った。
彼らがタクシーで来た人達であろう。

7時過ぎ、「中央登山道粟ヶ岳に至る」という白い杭があり、展望が開けた(写真3)。

そんな緩やかな山道を快適に歩いていると、突然左肩甲骨にチクン!という痛みが走った。
これまで経験した痛みからすると、アシナガバチであるが後から襲われたので全く姿は見えなかった。
痛みだけが残った。
大きなアブなのかもしれない。

痛がゆさが消えない中、また刺されたのだ。
虫には散々嫌になった。

それから少し行くと梯子があり登るとNO.3のポイントであった。
ポイントにはベンチが置いてあり、そこに座って休憩した。

今回の東北南遠征では、ブナの大木にナイフで名前などの落書きの傷を書いてある木をたくさん見かけた。
この木には「スズキ」「安田」と書かれているだろうか、他にも書かれている。
少し古いものだろうが、傷は消えない。
かわいそうではあるが、治しようがないのかもしれない。

第4ポイントは「大栃平」である。
ここでもヘビを見たが、今回では一番の大きく長さ1m、太さ5cmくらいだった。
家に帰ってネットで調べたらなんとマムシであった。
ゆっくりだが自分から逃げてくれて良かった。

第5ポイントを過ぎると連続の梯子があった(写真4)。
その後はロープである。
いろいろ楽しませてくれる山である。

だいぶ登った。
湿気が多くやや霞んでいるがこれからのコースが見えてきた(写真5)。
山道の両側は小さな灌木や草で太陽が出ていれば直射日光を浴びることになる。
全く風がないので太陽が出ていなくても蒸し暑い。

第7ポイントは「砥ヶ岳ヒュッテ」と書かれた避難小屋であった。
小屋は砥沢峰(標高1049m)の上にある。

ここまでくればもうそれほど遠くはない。
ゆるやかに250mほど上がればいい。
稜線が目の前に見える(写真6)。

ガスが上がってきている。

9時半前、七頭に着いた。
ここを北に行くと権ノ神岳である。

七頭から2分で粟ヶ岳北峰であった。
手作りの標識が木の葉に隠れている。
ここにはNO.9のポイントの標識があった。

なだらかに登って行けば山頂である(写真7)。

私が歩いている山道にもガスがかかってきた。

9時46分、NO.10ポイント、粟ヶ岳の山頂に着いた(写真8)。
ここには二等三角点がある。

途中は追い抜いた2人以外誰にも会わなかった。
また、山頂は私1人だけである。

展望が良ければ申し分ないところであるが、近くは少し見えるが山々の展望はない。
写真のように、方位盤があり晴れていれば飯豊山、磐梯山など360度の展望がある。

10時、待っても晴れては来ないだろうから下山を開始する。
北峰、砥ヶ岳などピークがあって楽しませてくれる。

また大きなブナなどの木々もあり見ながら下る。

12時過ぎ、NO.1のポイントである第二貯水池に着いた。
前述したように、山頂まで3時間と書かれていたが、休憩を入れてほぼ3時間で歩いていた。
この表示はまんざら嘘でもないことが分かった。
(普通の人では大変なコースタイムであろうが・・・)

12時少し過ぎに駐車場に着くことができた。
今日も蒸し暑く、全身汗でびっしょりであった。

途中にピークや展望、梯子などの変化があり楽しい山であったが、アブ(もしかするとアシナガバチ)に刺され参った粟ヶ岳であった。


少し下った所にある水源地休養センターで昼食にする。
その後、汗だくだくになったズボンとシャツを洗う。


さあ、次は温泉だ。
県道244号線を北西に進み国道299号線に出る。
そこから国道290号線に入り進むもなかなか温泉が見つからない。

ちょうど、道の駅「R290ひろせ」がありそこで尋ねる。
ついていない時はだめで、近くの日帰り温泉が木曜定休日であった。
鉱泉なら近くにあるということで、長生館を紹介していただき、地図を手に向かう。
お湯を温め入れるのに20分はかかるというので迷いながら30分くらい後に着く。

普通の民家風の宿で、私のために用意してくださるのが大変ありがたい。
道の駅でいただいたパンフレットには450円と書かれていたが、昨年4月から500円に値上げしたという。
1年半も経っているのに修正してないとは田舎らしくて笑ってしまった。

1人ゆっくり汗を流す。

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