2015.10.19 MM 第539号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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満観峰[10月](まんかんほう 470m) 静岡県 焼津アルプス

この山の私の印象等は・・・                                     

「 秋空の下、快晴で富士山がきれいだった 満観峰 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2015年10月3日(土)


【天候】        晴れ


【コース及び時間】

静岡市駿河区小坂観光駐車場9:07-9:29農道終点9:35-9:45日本坂峠9:53-10:05分水神社10:10-

10:32三角点10:46-11:04満観峰〈470m〉(昼食)11:56-12:05小坂東口分岐-12:23農道-12:42

不動の滝12:46-12:50小坂観光駐車場


     【 登り(小坂-日本坂コース) 1時間24分   下り(小坂東口コース) 50分     合計 2時間14分  】



*コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。
 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。


【温泉】    やいづ黒潮温泉「焼津駅前健康センター」   500円(1時間)


  
日本坂峠の穴地蔵(写真1) 満観峰への稜線を行く(写真2)
東名高速道路と日本平などが見えてくる(写真3) 満観峰山頂も見えた(写真4)
お茶の花が咲いている(写真5) 満観峰からの富士山(写真6)
満観峰山頂の東屋の跡(写真7)  小坂東口分岐(写真8)
ヨウシュヤマゴボウの実(写真9)  東口から平地に下りたところに不動の滝ある(写真10) 

 【感想 等】

 健康寿命日本一がどこの県か知っていますか?
そうです。
静岡県です。

お茶を飲む習慣がいいからと言われていますが、もっとみなさんに楽しく健康作りをしてほしいと、
やいづ黒潮温泉「焼津駅前健康センター」とのコラボレーションで、『黒潮温泉山歩き講座』を6月から始めた。

毎月1回焼津アルプス3山を順に1山ずつ歩き、その後黒潮温泉に浸かり疲れを癒すと共に山やいろいろな会話を楽しんでいる。
焼津アルプスには21の登山コースがあるが、毎回違ったコースを歩いている。
(詳しくはfacebookのコミュニティーサイト「kap研究所」にて紹介している。よかったら「いいね」をクリックしていただけると大変うれしい。また、『焼津アルプス登山ガイド』の本は24時間営業の焼津駅前健康センターに置かせて頂き、フロントで販売していただいている。)


5回目の山歩きは静岡市小坂から日本坂峠を通り満観峰に登り、小坂東口から下りるコースを選んだ。

9時に小坂観光駐車場に集合した。
簡単な準備体操後、歩き始める。

両側の畑のミカンが色づき始めている。
早生ミカンはもう色づき出荷が始まっている。
ここ小坂地区はミカンの産地である。

2日前の雨でいつもはあまり水量のない山肌が小さな滝のようになっている。

御坂堂の前の農道を左に行く。
庚申塔を過ぎ、農道を登っていく。
途中、左側に登山口があるが倒木が多く歩きにくいのでそのまま農道を登っていく。

農道終点に古い標識があり、そこから山道に入る。
静岡市にはもう少しハイキングコースの整備に予算を割いていただきたいものである。
そこまで歩き始めてから約20分である。

今回は初心者が参加してくださったので休憩を多く取り、ゆっくり登っている。

山道に入って10分で日本坂峠である(写真1)。
そこにはいつものように穴地蔵が待っていてくれた。
富士山は雲を被って下の方しか見えない。

数分休み尾根道を満観峰に向かう。
急な登りが3つある。

日本坂峠から10分余、分水神社に着いた。
神社と言っても石碑とやや大きめの木が1つあるだけである。

秋の日差しを浴びながらススキが赤紫の穂を広げている(写真2)。
気持ちがいい。

10分ほど歩くと東側が開けている。
東名高速道路が日本平の方に伸びているのがよく見える(写真3)。
富士山も雲が取れ上部も少し見えてきた。

10時半、三角点に着いた。
初心者がいるので無理をしないようにゆっくり登りかつ10分ほどで休憩を入れている。

少し歩くと満観峰の山頂が見えてきた(写真4)。
山頂で休んでいる人も見える。

目を左に移すと、焼津アルプスの主峰、高草山の山頂も見える。

この尾根にはお茶畑があるが、お茶の白い花が咲き始めている(写真5)。
お茶の実が付いているものもある。
子どもの頃、この実を取ってコンクリートに擦り穴を開けて笛を作ったことを思い出す。


11時過ぎ、満観峰(標高470m)山頂に着いた。
すでに30人ほどが休んでいる。

富士山頂の雲はすっかり取れはっきり見えてきた(写真6)。
ラッキーである。

山頂にあった東屋は静岡市が撤去したようである(写真7)。
東屋の柱の跡はコンクリートで埋められているところを見るともう造る気はないのだろう。
東海自然歩道バイパスコースにもなっている富士山ビューポイントであるので残念である。

まだまだ日差しは強く、多くの登山者は木陰で休憩している。
東屋があればそこを利用して展望を楽しみながら日差しや雨を防ぐことができる。

目を東に移すと、駿河湾の向こうに伊豆半島が見える。
1級河川安倍川の河口付近は、前日未明までの雨により茶色く濁っている。

山頂より20mほど下った茶畑の中に南アルプスのビューポイントがある。
そこに行ってみるとやや雲はあるものの赤石、荒川三山などの南アルプスが見えた。
これらの頂が雪を被る日も近いだろう。

約1時間、昼食休憩を取り、出発した。
今回は朝鮮岩方面に歩き小坂東口から下る。

尾根を10分ほど歩くと、小坂東口への分岐がある(写真8)。
やや急な下りなので慎重に下っていく。

葡萄色のヨウシュヤマゴボウの実がある(写真9)。
ヤマゴボウとは品種全くが違うようで、食べると毒性がある。
秋らしい色であるが気をつけたいものである。

急坂を20分弱で農道に出る。
あとはこの舗装道を下って行けばよい。

途中、ミカン畑があり、イノシシのわなが仕掛けてあった。
また、電気柵も付けられている畑もあり、気をつけたい。

農道を歩いて20分、平地に下りたところに不動の滝があり、お不動さんと観音さんを祭ってある。
ここ小坂地区は、奈良時代には焼津の花沢に日本坂峠を越えて西に向かう主要路であった。
詳しくは知らないが、ここも歴史があるのだろう。

出発地である御坂堂近くの観光駐車場まではあとわずかである。

12時50分、駐車場に着いた。

各自家用車でそのまま、焼津駅前のやいづ黒潮温泉「焼津駅前健康センター」に向かった。
4月から1時間500円という選択もできるようになり、焼津アルプス登山者でここを利用する人が増えている。
私はここの薬草風呂が特に好きである。

また、電車を利用する人はビールやワイン、つまみを頼むことができて宴会や登山後の1杯が楽しめる。
もちろん、食事もできるのでいろいろと利用することができる。

快晴の秋空の下、楽しい1日を過ごすことができた満観峰+黒潮温泉であった。

特価 電子書籍 【 [実登] 日本百名山 他の山々 450山 】 CD-Rもあります
ご活用ください。

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