2015.11.01 MM 第541号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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小川山(おがわやま 2418m) 山梨県山梨市・長野県川上村 
                            山梨百名山

この山の私の印象等は・・・                                     

「 紅葉と共に急登を岩場、梯子・ロープも楽しめた 小川山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2015年10月17日(土)


【天候】       晴れ


【コース及び時間】


9:10廻り目平(金峰山荘駐車場)発-9:13小川山登山口-9:43/48-10:05かもしか登山道分岐-10:08展望台10:12-

10:33/38-11:20/25-11:43金峰山分岐-11:46小川山〈2418m〉12:00-12:43/47-13:08かもしか登山道分岐-

13:07唐沢の滝-13:56廻り目平P


           【登り 2時間17分  下り(唐沢の滝経由) 1時間52分  合計 4時間09分】


*コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。
 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。



  
金峰山荘駐車場にある登山口(写真1) 右手に山が見えてくる(写真2)
梯子やロープがあって楽しい(写真3) 展望台に着く(写真4)
展望台からの眺め(写真5) 帰りは苔や木々を見ながら下る(写真6)
唐沢の達(写真7)  金峰山荘駐車場に戻って来た(写真8)

 【感想 等】

朝、長野県・山梨県境にある信州峠を出発し横尾山(標高1818m)に登った。

川上村のキャベツの収穫を見ながら巡り目平に車を走らせ、9時に金峰山荘駐車場に着いた。
中に入るにはゲートがあり、駐車券を取ると開く仕組みになっている。
川上村が管理していて、キャンプ場や駐車場があり、中はなかなか広い。
辺りは黄色や赤に染まった木の葉がいっぱいである。

小川山の登山口がどこなのか少しわからなかったのででこぼこの道を走り、探した。
案内盤を見たら、キャンプサイトD,Eのそばに登山口があることがわかった。

山荘から左手に進み中央広場の駐車場に車を止めることにした。
そこにはすでにたくさんの車が置いてあり、ほぼ満車であった。
キャンプサイトではテントを張っている人達が何人もいた。

関東だけでなく、関西からも来る人があるのだ。
人気のあるキャンプ場・山域であることがわかる。
ここから金峰山に登る人も多いだろう。
かつて、百名山である金峰山に登ったがその時は大弛峠からであった。

やっと見つけた隙間に車を止める。
駐車場が整地されているともっと駐車しやすいのであるが、ゴツゴツした斜面で苦労した。


9時10分、出発した。
3分ほど歩くと小川山の登山口に着いた(写真1)。

10分ほど登ると、左手に高い山が見えてきた(写真2)。
朝日岳、金峰山だろうか。
上部はガスがかかっているが、それ以外ははっきり見え紅葉がきれいだ。
あの黄色はカラマツだろうか。

急な道を登って行く。
「カモシカ登山道」と名付けられているだけあってなかなかの登りである。

コース上にも色づいた木の葉がある。
朝登った横尾山もそうであったが、ラッキーなことにちょうど紅葉ピークの時期である。

深緑色のシャクナゲの葉がたくさんある。
このコースには、春は一面シャクナゲが咲くだろう。

左手前方に切り立った岩が見える。
足元には真っ赤に色づいた3,4cmの木の葉がある。
ドウダンツツジに似ているが名前はわからない。

黄色く色づいたカラマツの幼木もある。

目の前に梯子とロープが現れた(写真3)。
なかなか楽しませてくれるコースである。

その上にも梯子があり岩を登っていく。

登り切ったところが「カモシカ登山道」の分岐である。
ここを右に曲がれば唐沢の滝を経由して金峰山荘に戻ることができる。
帰路はそのコースを取ろう。

分岐から3分で「展望台」に着いた(写真4)。
写真のように岩肌に白いペンキで大きく「展望台」と書かれている。
名前の通り、小川山を始め山々が見える(写真5)。

そこからはまたシャクナゲや針葉樹中心の樹林帯を進んで行く。

「小川山→」と書かれたラミネートされた標識があり、安心して歩くことができる。
耐久性のない表示である。
何かイベントでもあったのだろうか。

苔の生えたシラビソの林に入った。
その中からシャクナゲの幼木が生えてきている。
林は生まれ変わろうとしているのだろうか・・・。

たくましく岩の上に根を張った松もある。
私はそんな木々を見るのが好きである。

11時半過ぎ、金峰山分岐に着いた。
もう小川山の山頂はすぐである。

3分で小川山(標高2418m)山頂に着いた。
周りはシャクナゲの木々に囲まれ展望はない。

食事を取ったら下ることにしよう。
苔や木々を見ながら下る(写真6)。

落ちたばかりの松葉もたくさん目に付く。

13時過ぎ、カモシカ登山道分岐に着いた。
梯子を下り唐沢の滝方向に下って行く。

金峰山荘からの岩登りを含めた直登コースより深い樹林の中を歩く感じである。

分岐から10分、唐沢の滝に着いた(写真7)。
岩盤に少しの水が流れるそれほど大きくない滝であった。
紅葉と滝の写真が撮れたらいいな、と思っていたが紅葉している木はわずかであった。
苔の生える森の中を北に回り込むように進んで行く。

唐沢の滝から30分ほど歩くと、傾斜が少なくなってきた。
そして紅葉している木が多くなった。

そこには屋根岩パノラマコースの分岐標識がある。
その先の金峰山荘に戻るルートもっと赤や黄色の花びらが多い。

着いた場所は金峰山荘から左に曲がった所にある大駐車場である。
太陽に照らされて出発の時より紅葉が輝いている(写真8)。

帰りは唐沢の滝を回ったが、2時間かからずに下りることができた。

急登が多かったが、紅葉を楽しみながら岩山、梯子を楽しみ、おまけの滝まで楽しめた山歩きであった。


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