2015.11.09 MM 第542号
国師ヶ岳(こくしがたけ 2592m) 山梨県山梨市・長野県川上市
山梨百名山
この山の私の印象等は・・・
「 おまけの山歩き、大弛峠から登った簡単山歩きの 国師ヶ岳 」
*下に私の感想等の文があります。
メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」として毎週あなたの所に届きます。
【歩いた日】 2015年10月17日(土) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 14:47大弛峠P発ー14:54夢の庭園分岐下ー14:59夢の庭園分岐上ー15:12前国師ー15:22国師ケ岳〈2592m〉 15:38-15:55夢の庭園分岐-15:59夢の庭園-16:01合流-16:09大弛峠P 【登り 35分 下り(夢の庭園経由) 31分 合計 1時間6分】 *コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 【温泉】 みとみ笛吹きの湯(510円) 山梨市三富下釜口 |
巡り目平から大弛峠までの林道で(写真1) | 大弛峠の駐車場は満車だ。(写真2) |
かつて宿泊した大弛小屋(写真3) | 木道が整備されている(写真4) |
前国師から(写真5) | 国師ヶ岳(2595m)山頂(写真6) |
山頂からの展望(写真7) | 夢の庭園から(写真8) |
【感想 等】 この日、信州峠から横尾山(メルマガNo.540)に登り、巡り目平(金峰山荘)から小川山(メルマガNo.542)に登った。 小川山から下山したのは14時前であった。 そこから大弛峠を越えて翌日登る鶏冠山登山口のある西沢渓谷に向かった。 巡り目平から大弛峠までの道が通行可能か否かを役場に確かめてはあったが、ここまで荒れているとは思わなかった。 荒瀬原上の林道から登った斑尾山を思い出していた。 この時は、下山後、林道で車の前輪がバーストしタイヤのホイールキャップまで失ってしまった(メルマガNo.276) それ以上の悪路で、林道には10cmから15cmの石がごろごろ転がっている。 大雨の度に土砂が流され大きな石が残ってしまうのだろう。 私の車は4WDではない1500CCの普通車である。 14時半、ローやセカンドギアでゆっくり走りやっと大弛峠に着くことができた。 走行に苦労はしたが、カラマツのすばらしい黄葉をたくさん見ることができた(写真1)。 結果オーライで、良しとするか。 ここ大弛峠からは山梨県側で、きれいな完全舗装である。 (同じ1本の道である。整備の仕方が、どうしてこんなに違うのだろうか・・・) 駐車場の隣にいたタクシーのドライバーが「よく普通車で来たねぇ」と感心していた。 川上村はキャベツなど農業が忙しいから道路の整備はできないんだよ、と笑っていた。 紅葉の時期の週末である。 駐車場は満車だ(写真2)。 前号でも書いたが、以前私はここから日本百名山である金峰山に登った(メルマガNo.68)。 その時ついでにこの国師ヶ岳にも登っている。 前夜、大弛小屋に宿泊し早朝に国師ヶ岳に登り、奧仙丈岳でご来光を拝んだ。 (メルマガNo.68にその記事が少しある) この大弛峠から国師ヶ岳までは2時間かからずに往復できる。 せっかくがたがた道を来たのだから、おまけの登山をしようと登ることに決めた。 駐車場から少し登った所に「大弛小屋」がある(写真3)。 この大弛峠は標高2360mある。 ここまで車で来て、小屋やテントで気軽に山を体験できるのはありがたいことである。 20年以上前に来たことであるが、当時の様子を少しずつ思い出してきた。 小屋から国師ヶ岳へは木道がずっと続いている(写真4)。 初心者でも歩きやすいだろう。 数分歩くと、「夢の庭園」への分岐である。 夢の庭園は帰りに寄ることとして先を急ごう。 20分ほど歩くと山道になる。 岩がごろごろしていて、木が大きくないので周りの山々が見えてくる。 北奥千丈岳にガスが出てきた。 出発から25分で、前国師に着いた。 北奥千丈岳のガスがさらに多くなってきた(写真5)。 ラッキーなことに国師ヶ岳にはガスが出ていない。 北奥千丈岳分岐を過ぎ、国師ヶ岳(標高2592m)に着いた(写真6)。 わずか35分である。 標高差232m、しかもなだらかであるし、歩きやすい木道が多い。 山頂は私1人である。 北奥千丈岳のガスは取れたが、他の山々にはガスがかかり始めている(写真7)。 なかなか気持ちがよい山頂である。 時刻は15時半、その内に若い女性6人組が軽装で登ってきた。 普通はこの時間には登ってこないのであるが、どうも山ガールの服装ではない。 山頂に着くなり、リーダーの号令で簡単な整理運動を始めた。 山岳部か何かだろう。 大弛峠にテントを張りちょっと来たのかもしれない。 写真を撮ってほしいと言うので、KOKUSIという人文字の写真を撮ってあげた。 自撮り棒と言い、山頂での様々なポースでの写真がSNSを賑わしている。 きっと私が撮ったこの写真もきっとネット上にアップされているだろう。 さあ、帰路に着こう。 夢の庭園分岐から階段状の木道を下って行く。 雲の間から光が差してくる。 小川山、瑞牆山方向も見える(写真8)。 なかなか素敵な庭園である。 16時過ぎ、大弛峠に着いた。 おまけの山歩きではあったが、楽しい一時を過ごすことができた。 下山後は、大弛峠から南下し、国道140号線に出たところにある「みとみ笛吹きの湯」で汗を流した。 ちょうど市民無料デーのようで混んでいたが、露天風呂もあり気持ちよかった。 |