2015.12.07 MM 第545号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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守門岳(すもんだけ 1537m)新潟県長岡市・三条市 日本二百名山
                       

この山の私の印象等は・・・                                     

「 夏らしい晴れになり、花や蝶・トンボを楽んだ 守門岳 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2015年7月31日(金)


【天候】       晴れ


【コース及び時間】


保久礼P10:43発-10:46保久礼小屋-11:11分岐11:17-11:44第2展望台11:49-12:13大岳〈1432m〉

12:18-12:59/13:04-13:07青雲岳〈1510m〉-13:20[袴岳]守門岳〈1537m〉13:35-13:47青雲岳〈1510m〉

-13:58二分分岐-14:06/11-14:32大岳〈1432m〉14:37-15:11キビタキ小屋-15:14キビタキ水15:19-

-15:38保久礼P



   【登り(保久礼コース) 2時間16分  下り(保久礼コース) 1時間48分  合計 4時間4分】



*コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。
 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。



  
保久礼の登山口(写真1) 登山口から15分で早くも展望が(写真2)
「中ツ又岳」方面の分岐を過ぎ、大岳に着く(写真3) (写真4)
ニッコウキスゲもたくさん咲いている(写真5) 木道を進むと「青雲岳(標高1487m)」に着いた(写真6)
ニッコウキスゲの咲く草原を歩くような感じである(写真7) 袴岳(守門岳の主峰)1537mに着いた(写真8)
(写真9) (写真10) 

 【感想 等】

7月に東北南の遠征を行った。
7月25日から登り始め、この守門岳で9山目である。

これまでの6日間、梅雨は明けたものの湿度は高く、多くのアブに刺され参ってしまった。
この日は朝、浅草岳に登り2山目である。

守門岳はどこから登ろうか迷ったが、一番高いところにある駐車場の保久礼からにした。
当初は、最短のエデシ尾根を登る計画であったが、大岳、青雲岳、袴田岳の3つのピークを通るコースに変更した。


10時半、保久礼の駐車場に着いた。
すでに、広い駐車場には4台の車が止まっていた。

車止めのゲートを過ぎ、少し登ると「保久礼小屋」がある。
そこに登山口と登山ポストがあった(写真1)。
写真のように現在地を書いた地図があると初めての人でもわかりやすくていい。

ここはすでに764mの標高がある。
同じくらい登れば守門岳で最も高い「袴岳」である。

木に模したコンクリート製の丸太の段をゆるやかに登っていく。

15分ほど歩くと早くも、もう山々が見えてくる(写真2)。
表示を確かめなかったが、ここが第1展望台だろう。
今日は気持ちよく歩けそうな予感がしてくる。

キビタキ小屋を経由するコースとそのまま進むコースの分岐に着く。
その差は200mである。
帰りにキビタキ小屋経由を選ぶことにして、そのまままっすぐ進む。

ブナ林の中をゆるやかに登っていく。
濃い緑が気持ちがいい。

11時半過ぎ、「第2展望台」に着いた。
標高1250mと書かれている。
第1展望台と同じような山々は見えるが雲が出てきた。
山は角田山や弥彦山だろうか。

ブナ林から出て直射日光が注ぐ灌木の中を進んで行く。
湿度が高くないので帽子を被っていればそれほど暑くはない。

12時、「不動平」に着いた。
名前の通り、もっとなだらかになり快適に歩いている。

すぐに「中ツ又岳」方面の分岐を過ぎ、大岳(標高1432m)であった(写真3)。
そこには鐘や三角点、「巣守神社」の祠と石碑がある。
守門岳(すもんだけ)の名は、この巣守(野鳥が巣守する山)からきているとも言われているそうである。

山頂付近はガスが出てきて残念ながらうまく見えない。
紫のアザミがたくさん咲いている。
ナツアカネがホバリングをしてすぐ近くの空に止まっている。
アサギマダラも動かずじっとしている(写真4)。

ガスが動き、山頂付近が見えてきた。
標高差100mである。
なだらかで気持ちよく歩いている。

ヒメジシャンが咲いている。
ニッコウキスゲもたくさん咲いている(写真5)。

12時50分、二口コース分岐を過ぎる。

木道を進むと「青雲岳(標高1487m)」に着いた(写真6)。
そこには池塘もあってなかなか感じがいいところである。

高山植物を保護するように木道が続いる。
ガスが切れ山頂が見えてきた。

あと標高差60mだ。
ニッコウキスゲの咲く草原を歩くような感じである(写真7)。

そこを抜け、低い灌木の中を歩いて行くとリンドウも咲いている。

13時20分、袴岳(守門岳の主峰)1537mに着いた(写真8)。
ラッキーなことに山頂付近のガスはかなり取れている。

歩いて来たなだらかな稜線が見える。
シシウドやコバイケソウもたくさん咲いているのが見える。

山頂には私しかいない。
ありがたいことに、この素敵な山を独占しているような感じである。

今日はアブにも刺されないし、快適に過ごしている。
風景や花々を楽しみながら下るとする。

青雲岳付近の池塘にはアヤメが咲いている(写真9)。
櫛形山(山梨県、花の百名山、日本二百名山)のたくさんあった群生していたアヤメも保護しているにもかかわらず非常に減少している。
ここは全く保護されていないがこのように咲いていることがうれしい。

また、すぐ下の方には雪渓が残っている。
わずか標高1500mである。
さすが豪雪地帯と言われるだけある。

大岳を越え、15時過ぎにキビタキ小屋分岐に着いた。
当初の予定通り、右コースを取りキビタキ小屋に寄る。

「キビタキ小屋」は、波トタンで囲まれた簡素な小屋であった。
そこからすぐに「キビタキ水」があった(写真10)。

自然の水が好きであれば味見をする。
今回も飲んだが、かすかに甘くて美味しかった。

ブナ林の中を下って行く。

キビタキ水から20分で、保久礼の駐車場に着いた。
夏らしい晴れに恵まれ、花や蝶・トンボを楽しむことができた。

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