2016.02.27 MM 第556号
旗后山(きごうさん 高雄灯台、58m) 台湾・高雄市
この山の私の印象等は・・・
「 台湾にもあった三角点に出合った 旗后山 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2015年12月20日(日) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 13:48麓の登山口-13:54旗后山〈58m〉14:06-14:11登山口 【 登り 6分 下り 5分 計 11分 】 *コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 |
旗津に向かうフェリー乗り場(写真1) | このフェリーで旗津半島に向かう(写真2) |
旗津までは、わずか20分だ(写真3) | 電動四輪自転車は人気である(写真4) |
旗津天后宮に寄る(写真5) | 麓から舗装道路を歩いて登る(写真6) |
登るにつれて展望が広がってくる(写真7) | 高雄灯台が構えている(写真8) |
南東方向の高台には砲台がある(写真9) | 寿山では見つけられなかった三角点(写真10) |
【感想 等】 台湾高雄市の中心地「美麗島」の宿から歩き、「寿山(メルマガNo.548)」に登った後、歩いて高雄港まで来た。 そして、旗津半島に行きのフェリー乗り場まで来た(写真1)。 日本人の観光客も多いのだろう、そこには日本語でも書いてある。 ここは外国人が訪れる観光地であると共に地元高雄の人たちの行楽の場になっている感じである。 ここでは都会には少ない海があるからである。 また海で採れたおいしい魚介類があるという。 日曜日とあって旗津半島に渡るフェリーに長い列ができている。 バイクで行く人たちも多い。 こんなに多くの人達が行くんだ、と少々びっくりする。 料金は1人25台湾ドル(約100円)である。 ここにも台湾のバイク天国が伺える。 このフェリー乗り場では四輪車は見かけなかったが乗ることができないかもしれない。 フェリーに乗る人たちに試飲の紅茶を配っている人たちもいる。 結局3回待ちでようやく乗ることができた。 旗津から同じ形大きさの船が戻ってくる(写真2)。 フェリーから見ると右手に小さな山が見えた。 その上には灯台がある(写真3)。 登れるなら行ってみよう、見ながら考えているともう対岸の旗津半島に着いた。 フェリー乗り場には輪タクがたむろし、下船した人達は旗津天后宮に参拝するのかほぼみんながその方向に流れていく。 電動四輪自転車はたいへん人気で家族連れや友達どうしで乗っている(写真4)。 これは手軽な足として便利である。 日本では公道で走ることはできないのだろうか・・・。 アシスト付き自転車の変形で四輪バージョンと言ったらいいのかもしれない。 旗津天后宮に参拝する(写真5)。 日本ではゆるキャラが流行っているが、台湾では20年以上前に来た時から台湾らしい神さんのマスコットが活躍している。 この神さんはここでは募金活動をしているようである。 お宮への寄付を募っているのかもしれない。 そのまま歩いて行くと砂浜に出た。 砂浜の波打ち際は高雄の人々の憩いの場なのであろう。 若者を中心に多くの人達が思い思いの時間を過ごしている。 いつの間にか時刻は13時半ごろである。 お腹がすいてきた。 台湾ではまだ麺を食べてなかったと、客がたくさん入っている店で「長春麺」食べる ことにした。 これは味が薄く美味しくなかった、この注文は失敗であった。 さあ、腹ごしらえをしたら旗后山の麓に行ってみた。 上までの遊歩道があり、登ることができるようである。 いくら低いといっても熱帯地方の山登りである。 暑くてわざわざ登る人は少ない。 行くのはフェリーで来た人の1%はいないであろう。 舗装になっている遊歩道を登っていく(写真6)。 少しずつ海や街が見えてくる(写真7)。 最後はコンクリートの階段を登っていく。 山は見上げると高いと思ったがあっという間に灯台に着いてしまった(写真8)。 景色を眺めながらぐるっと散策する。 南東方向の高台には砲台があるという低い山が繋がっている(写真9)。 灯台の前方の一画に三角点を見つけた(写真10)。 「内補三等三角点 NO.77」と書かれている。 三角点の周りをコンクリートで丸く囲われ大事に守られていることがわかる。 台湾は1894年から1945年までの50年間日本が統治していたがこの三角点はいつの物だろうか。 寿山ではあと一歩のところで軍の施設内ということで三角点に達することはできなかったので 偶然目にしたこの三角点はうれしかった。 灯台の裏では木の下で涼んでいる若者の集団がいた。 暑い地方を歩いていて思うのは日かげや活動時刻など工夫して暑さや体力の消耗を防いでいることがわかる。 人間の知恵である。 十分景色を楽しみ、下ることにした。 わずか30分以内の小高い山に登った体験ではあったが、なかなかよかった。 |