2016.06.13 MM 第567号
クイーンズタウンヒル(Queenstown Hill 907m)
ニュージーランド南島 クィーンズタウン
この山の私の印象等は・・・
「 町にあるただの丘への散歩かと思っていたが大変良かった クイーンズタウンヒル 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2016年3月22日(火) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 クイーンズタウンベイ9:53-10:07登山口-10:26分岐-10:28バスケットオブドリームズ-10:46クイーンズタウン ヒルピーク〈907m〉11:16-11:24バスケットオブドリームズ-(左ルート)-11:29合流-11:56登山口-12:09 クイーンズタウン 【 登り 53分 下り 53分 合計 1時間46分 】 *コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 |
北の方に上がっていくと登山口があった(写真1) | 登山口からのカワティプ湖と街並みがきれいだ(写真2) |
ここが本当の登山口だ(写真3) | 数分でベンチのある展望所に着いた(写真4) |
針葉樹の中を歩いて行く(写真5) | 登山口から30分で森林を抜けた(写真6) |
森林を抜けるとカワティプ湖が見えてきた(写真7) | Basket of Dreams「夢の籠」が置かれている(写真8) |
山頂からの湖の展望(写真9) | 山頂からの山々の展望(写真10) |
道はずっと先にも続いている(写真11) | 松林をゆるやかに下って行く(写真12) |
【感想 等】 春のニュージーランド遠征5つめは、南島で人気のクィーンズタウン周辺歩きである。 1年を通して国内外の観光客が多いということで、ようやく宿を取ることができた。 クィーンズタウンはカワティプ湖のほとりに広がっている人口約2万人の町である。 船がたくさん停泊しているベイ近くの宿に荷物を置き10時前に出発した。 町の南側がカワティプ湖でクィーンズタウンヒルというくらいあってすぐ北側の丘である。 この町の標高は310m、クィーンズタウンヒルのピークは907mというので約600mの登りである。 ガイドブックには往復3時間と書いてある。 昼食用のパンとスポーツ飲料を持っての出発である。 北の方に坂を登っていくとカワティプ湖と街並みが見えてきた。 左手にはスカイ・ゴンドラとそのピークが見える。 またパラグライダーで空を飛んでいる人達が見える。 isiteアイサイト(観光案内所)でもらったタウンマップを片手に登山口を探す。 10時過ぎ、標識のある登山口を見つけることができた(写真1)。 そこには「Queenstown Hill Walking Track」と書かれている。 そこからのカワティプ湖と街並みの展望はなかなかいい(写真2)。 歩いて行くと、家と家の間を抜け本当の登山口に出た(写真3)。 こちらには簡単な地図と説明書きがあった。 最初は軽トラが走れそうな道幅もあり歩きやすい道である。 登山口から数分でベンチのある展望所に着いた(写真4)。 ここへ座ってカワティプ湖や街並みを見れば気持ちがいいだろう。 登山口からわずか数分のなだらかな道なら誰でも来ることができる。 すぐに門がある。 特に説明はないが、何かの時には閉められるのだろうか。 針葉樹の中を歩いて行く(写真5)。 長距離バスの中から、そして実際に山を歩いてみてきたニュージーランドの風景はあまり木のない風景である。 こんな木々の中を歩くと気持ちがいいし、心が静まるのを感じる。 (日本では山に木があるのが当たり前で、多くの場合森林限界を越えたところに岩だけの世界がある。 今回のニュージーランド遠征で日本の山々の良さ、私が木々の癒しが好きだったことを改めて感じた) 中には枝が四方八方に伸びモンスターのような木もある。 登山口から30分で森林を抜け、山々が見えてきた(写真6)。 あの山はMt.マーデンやベンガードピークだろうか。 暑い。 クィーンズタウンも思った以上に暑い。 半袖を脱ぎ、ランニングシャツで登る。 (私が日本でランニング姿で山歩きをすることは滅多にない。クィーンズタウンにはタンクトップの女性もいることだし許していただこう) そして振り返るとカワティプ湖が見える(写真7)。 人数的にはそれほど多くはないが、歩いている人にはよく会う。 両側草地の所を景色を見ながら登っていく。 前方にレーダーアンテナのような皿のような金属製のものが見えてきた(写真8)。 山頂かと思ったがそうではなかった。 Basket of Dreamsであるから「夢の籠」だろうか。 アート作品が置かれた展望所なのだろう。 ここからの湖の展望はすばらしい(写真9)。 数百mでこの展望を手に入れることができるのなら山歩きが好きでない人でも登るだろう。 この先にもう少し高いところが見える。 多分そこがSummit(頂上)だろう。 歩いて行くと女性が2人休んでいて、ケルンが積んである。 ここは丘なのでどこもあまり高さは変わらないがここが一番標高が高そうである。 山の方を見るとすばらしい景色だ(写真10)。 ニュージーランドらしい山々が連なっている。 また丘の続きを見るとずっと道が延びている(写真11)。 登山口にあった地図にはここを含めて私有地のようである。 所々にそんな表示がある。 isiteアイサイト(観光案内所)でもらったタウンマップもここまでは点線で書かれているが、この先が書いてない。 景色を眺めていたらジェット機が空の低い所に見える。 そうだった。 クィーンズタウン空港は町から東に9kmのところにあるのだ。 3日後にはこの空港から入国した北島のオークランドに戻るのである。 日本では見ることができない木のあまりない山々の風景を楽しむ。 帰路はBasket of Dreamsの分岐から別の道を通ってみよう。 はっきりした表示はないが多分クィーンズタウンに下ることができるだろう。 分岐からすぐに針葉樹林に入る。 山道は少し細いが大丈夫であろう。 やがてはっきりした道になり松林をゆるやかに下って行く(写真12)。 わずか5分で元来た道に合流した。 よかった。 あとは小さな車が通れそうな立派な道である。 合流してから30分弱で登山口に着いた。 そこから舗装道路の坂を下っていって12時過ぎ、宿に戻ることができた。 クィーンズタウンヒルは900mの丘ではあったが、湖や山々の展望がすばらしく楽しいひとときになった。 |