2016.07.18 MM 第572号
山伏(やんぶし2013m)・大谷嶺(おおやれい2000m)
静岡県静岡市・山梨県早川町
日本三百名山 静岡の百山 山梨百名山
この山の私の印象等は・・・
「 快晴に恵まれ紅葉と展望の周遊を楽しんだ 山伏・大谷嶺 」
*下に私の感想等の文があります。
メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」として毎週あなたの所に届きます。
【歩いた日】 2004年10月17日(日) 【天候】 快晴 【コース及び時間】 梅ヶ島新田7:59-8:17西日影沢登山口-8:40ワサビ田-9:08水場-9:27蓬峠9:34-10:42牛首分岐- 10:55山伏〈2013m〉11:24-12:25新窪乗越12:33-13:00大谷嶺〈2000m〉13:22-13:45新窪乗越 13:48-14:40大谷崩P-15:20梅ヶ島新田 【 登り(新田~山伏) 2時間49分 (山伏~大谷嶺) 1時間28分 下り(大谷嶺~新田) 1時間55分 合計 5時間42分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 【温泉】 梅ヶ島新田温泉 黄金の湯(500円) 静岡市葵区梅ヶ島5342-3 |
まずフジアザミが出迎えてくれる(写真1) | リンドウも満開である(写真2) |
蓬峠からの展望(写真3) | 高度が上がりだんだん木々が色づいてきた(写真4) |
牛首分岐(写真5) | 山伏はもう少しだ(写真6) |
山伏手前からの富士山は最高(写真7) | 山伏の山頂(写真8) |
新窪乗越から新田方向を(写真9) | (写真10) |
約30分で大谷嶺(標高2000m)に着く(写真11) | (写真12) |
大谷崩れを振り返る(写真13) | (写真14) |
【感想 等】 登ってはいるが、これまで紹介していない山はたくさんある。 そんな中で、良かった山でかつ、写真がたくさんある山を紹介していきたい。 10月中旬、静岡の奥、梅ヶ島新田から山伏・大谷嶺に登った。 山伏は富士山や南アルプスの展望が大変すばらしい山で人気がある。 私の写真を見ていただければその良さがわかるだろう。 ただ、登山口までの案内表示がわかりにくいのが残念である。 今回は山伏から大谷嶺を周遊して楽しもうというわけである。 毎年11月始めには井川や畑薙に紅葉を見に行っていたが、その経験からすると紅葉にはやや早いかなとも思った。 8時少し前、新田の道路脇の空き地に車を止めて出発した。 西日影沢登山口駐車場に止めることも考えたが、下山後に歩く距離を減らしたいと思った。 川沿いを歩いて行くと、道路脇にフジアザミが咲いていた(写真1)。 富士山周辺に多い花であるが、ここまで分布があったのを初めて知った。 歩き始めて15分、駐車場に着いた。 天気もいいので10台ほどが止まっていた。 8時17分、登山口から登り始める。 20分余でワサビ田に着く。 水場を過ぎ、高度を上げていく。 秋の花リンドウが咲いている(写真2)。 そこから数分で蓬峠であった。 峠からは木々の隙間から大谷嶺方向の山々が覗いている(写真3)。 ここにはベンチがあり、いつもここで休む。 ここからはやや緩やかな登りになる。 クマササの生えた山道を進んで行く。 徐々に黄緑や赤みを帯びた葉が増えてくる。 紅葉のシーズンが少し始まりかけている(写真4)。 牛首への尾根が近づいてくる。 10時半過ぎ、牛首分岐に着いた(写真5)。 ここまで来れば山伏はすぐそばである。 私にとって一番楽しい山歩きの場所である。 木々の中を抜け、一面クマササの草原を歩いて行く(写真6)。 夏にはヤナギランが咲いていたが最近はどうだろう。 今年の夏には久しぶりに保護しているヤナギランの現状を見に来たいと思う。 進行方向右手に富士山が見えてくる。 ササ原の上に見えるのもいいが、枯れ木の間から見えるのはもっといい(写真7)。 展望を楽しみながら歩いていると、11時前には山伏の山頂に着いた(写真8)。 天気もいいし、人気のある山である。 山頂には団体や個人が20人ほど休んでいた。 私も少し離れたところで昼食休憩にした。 ここ山伏には毎年のように登っているが、私が好きな山の1つである。 30分ほど休んだら出発だ。 露に濡れ銀色に光るクマササのなだらかな稜線を歩いて行く。 標高は大して変わらないが徐々に色づいた葉が増えてくる。 色づきやすい広葉樹が多いのだろうか。 少しずつ高度を下げ、山伏から150mほど下がったところが新窪乗越である。 ここは「扇の要・新田」への下山路になっている。 1人、年配者がベンチで休んでいた。 ここからの谷間と山々の展望がいい(写真9)。 ここから大谷嶺をピストンし、新田に下山する。 南側がガレた稜線を登っていく(写真10)。 約30分で大谷嶺(標高2000m)に着いた(写真11)。 山頂には数人が休んでいた。 そこからは紅葉越しに南アルプスの稜線が見える(写真12)。 展望と紅葉を楽しんだら新窪乗越に戻ろう。 稜線の隅で、リンドウがたくさん咲き、ススキが揺れている。 13時45分、新窪乗越から新田に向かい下山を開始する。 15分ほど下り、大谷崩れを振り返る(写真13)。 大きなガレである。 ガレていないところは一面ススキが咲いている。 ガレを抜けると水場があり、たくさんの水が出ていた。 その水は冷たくて美味しかった。 水場から数分下った所に地蔵がある。 「木地蔵」と書かれている。 なかなか素敵な地蔵である。 またガレというか涸沢に出て、14時35分「扇の要」に着いた。 そこから5分で大谷崩れ駐車場であった。 車道を40分歩いて車を止めた場所に着いた。 紅葉やすばらしい展望が見れて楽しい山歩きであった。 下山後はいつものように梅ヶ島新田「黄金の湯」で汗を流して帰路に着いた。 |