2016.08.12 MM 第574号
熊伏山(くまふしやま1654m)長野県飯田市・天龍村 日本三百名山
この山の私の印象等は・・・
「 歴史ある塩の道、青崩峠から登った 熊伏山 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2016年7月23日(土) 【天候】 曇り 【コース及び時間】 10:02青崩峠下P-10:07青崩峠-10:35/40-11:15/20-11:26前熊伏山〈1610m〉-11:47熊伏山〈1654m〉11:59 -12:13前熊伏山〈1610m〉12:18-12:55/13:00-13:07青崩峠-13:10青崩峠下P 【 登り 1時間35分 下り 1時間01分 合計 2時間36分 】 *コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
林道、青崩峠の終点(写真1) | 5分で青崩峠に着く(写真2) |
青崩峠からの展望(写真3) | これから行く山側はあいにくのガスだ(写真4) |
薄いガスの中を歩いて行く(写真5) | 前熊伏山に着く(写真6) |
熊伏山1654m山頂(写真7) | 熊伏山からは展望がない(写真8) |
青崩の頭はまだガスの中である(写真9) | 道の駅「遠山郷」の日帰り温泉(写真10) |
【感想 等】 今年のGWに登ることができなかった浜松市の北部にある山に出かけた。 新東名、浜松浜北ICを降り国道152号を北上し所能から、ヒルに血を吸われながら観音山(メルマガNo.573)に登った。 下山し、すぐ近くにある熊伏山登山口のある青崩峠へ車で向かった。 この青崩峠周辺で、残念ながら国道152号線が寸断されている。 かつてから主要な道であったにもかかわらず繋がっていないのである。 中央構造線上にあるため崩れやすく、そこから「青崩峠」という名前もついたそうである。 10時少し前、林道終点に着きすぐに出発した(写真1)。 車は数台置くことができるスペースがあるが、週末と言えどもマイナーな山は他に登る人がいない。 「青崩峠まで5分」、「兵越峠へ遊歩道入口」等の標識が立っている。 クマササと灌木の中を歩いて行くと青崩峠に着いた(写真2)。 青崩峠は標高1083mの静岡・長野の県境で、塩の道として各地の物産の交易に使われたり、戦国時代・明治時代には兵士や工場労働者が行き来した道であり「静岡県指定遺跡」の1つになっている。 時代を感じる石仏がそれを物語っている。 この峠からの展望もなかなかいい(写真3)。 多くの人達がこの峠からこの景色を眺めたであろう。 これから登っていく尾根方向はガスがかかっている(写真4)。 そんな中を、やや急な坂である山道を登っていく。 ガスは乾いていて、それほど濃くないのがありがたい(写真5)。 1時間弱登ると斜面の中腹に三角点がある。 その斜面の上には「青崩の頭」と書かれている。 そこからは傾斜がゆるやかになる。 11時半過ぎ、「前熊伏山(1610m)」に着いた(写真6)。 樹林の中にあり展望はない。 山頂まではあと少しである。標高差にしても30mだ。 そこから20分で目的の熊伏山であった(写真7)。 ここも樹林に囲まれている。東側の木が切られているが展望はどうかは雲がありわからない(写真8)。 朝登った観音山からは近いが、両山を結ぶ尾根は崩れやすく険しいので今回はやめた。 天龍村への下山道の標識があった(そこには4.5km、3時間とある)。 それは地形図にも書かれたコースなので機会があったらまた来たい。 観音山で大量のヒルにやられ、ここにも同様にいるかと思ったが土がやや乾いていて見つからなかった。 代わりにコバエがすごい。 昨夏、東北の山でブヨとコバエにかなりやられたので今回はその対策をしてきた。 黒めの服は着ない、暑くても長袖を着用する、虫除け網を持参する等。 顔の周りにコバエが群がっているので帽子の上から虫除け網を被る。 ある程度効果があるが、行動食を食べるには網に手を入れ口に食べ物を運ぶ。 時々間違えて、網の上から食べようとする。 観音山でヒルに血を吸われてから脱いでない靴も気になる。 早めに下山しよう。 元来た道を戻る。 キノコや樹林を見ながら下って行く。 苔も素敵な感じで生えている。 青崩の頭は相変わらず少しガスっている(写真9)。 ここから急坂を下りれば青崩峠である。 13時過ぎ、青崩峠下の駐車場に着いた。 観音山も、この熊伏山でも誰にも会わなかった。 下山後、兵越峠を越え道の駅「遠山郷」に寄った。 ここには「かぐらの湯」という日帰り温泉がある。 汗をかいたので温泉に入りたいところであるが、血行が良くなると血が止まらなくなるので入ることができなかった。 篠井山の教訓を生かした。 歴史のある青崩峠から熊伏山に登ることができて良かったが、 本日から5県にわたる長い遠征が続くのであるがどんな山歩きになるのか、今回は不安が大きい第1日目になった。 |