2016.09.04 MM 第576号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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経ヶ岳(きょうがたけ 1625m) 福井県勝山市・大野市
日本三百名山

この山の私の印象等は・・・                                     

「 いくつものピーク、高原と花々、岩場と梯子といろいろ楽しませてくれた 経ヶ岳 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2016年7月25日(月)

【天候】        曇り時々晴れ

【コース及び時間】

9:55少年自然の家P-10:16三角山-10:26林道10:31-10:47/52-11:23保月山11:31-12:05/10-12:12

杓子岳-12:25中岳-12:42/47-13:11経ヶ岳〈1625m〉13:22-13:40切窓-13:55中岳14:00-14:12杓子岳

-14:32/37-14:43保月山-15:15林道15:20-15:44少年自然の家P


         【 登り 2時間48分  下り 2時間7分     合計 4時間55分  】



*コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


【温泉】        勝山温泉センター「水芭蕉」  650円(勝山市村岡町)


  
奥越高原青少年の家を出発(写真1) 三角山の山頂(写真2)
ソバナが咲いている(写真3) ブナの林の中を歩いて行く(写真4)
樹林から出ると保月山(標高1273m)であった(写真5) やっと、進行方向が見えてきた(写真6)
梯子もあり楽しませてくれる(写真7) クマササや灌木の中を進んで行く(写真8)
シモツケソウやクガイソウが咲いている(写真9) マルバダケブキもある(写真10)
うっすら山頂方向が見えてきた(写真11)  切窓を過ぎ、経ヶ岳(標高1625m)に着いた(写真12)

 【感想 等】 

 北陸遠征3日目は、冠山から福井方向に下山後、まだ北に進み大野市の「奥越高原青少年の家」をめざす。
その上にも林道があり、そこから登れば簡単なことはわかっている。

道路標識も十分ないのでわかりやすい奥越高原青少年の家を登山口にした。
(当初は「保月尾根登山口」から登る予定であった。

10時少し前に奥越高原青少年の家を出発した(写真1)。
ここも標識はないが、山の方に延びている道は一本である。

ちょうど所員が子ども達に指導していたので、経ヶ岳の登山道を尋ねる。
「今からですか?」
「はい、7時間くらいかかると思いますが、17時には下山できると思いますが・・・」
「そうですか。日没までには下山できると思いますが、結構距離がありますよ。」
「この道を上がっていくと、右に空き地があるところの反対側が登山口になっています。」
「ありがとうございます。」
「気をつけて行ってきてくださいね。」

5分ほど歩くと左に入って行く登山口に着く。
なんとそこには「三角山まで約0.5時間、杓子岳まで約3時間、経ヶ岳まで約5時間」とある。
ガイドブックを参考に、私は往復7時間を考えていたが、行きだけで5時間と言うことなのか・・・?
行きが5時間、帰りが4時間かかったといても19時。
所員さんが言うように日没には間に合う計算である。
もちろん、ヘッドライトや雨具は持っているのでいざという時には大丈夫である。

登山口から15分ほど上がると、尾根に出た。
そこにはOL(オリエンテーリング)のポストがあった(写真2)。

地形図からすると多分ここが「三角山」である。
山というより、尾根に出た普通の山道にしか見えないのだが・・・。
そしてかかった時間もわずか半分である。


雑木林の中のなだらかな道を進んでいくと林道に出た。
ここが当初私が登山口にしようと思っていた「保月尾根登山口」であることが、標識からわかった。
はやりさっきのOLのポストは三角山の山頂であった。

ここにはネジバナや黄色の花が咲いている。
少し休んだら出発である。

木の階段を登っていく。
ソバナが咲いている(写真3)。
濃いピンクのアザミもある。

「アダムとイブ」と書いた木がある。
確かに2本の木が絡み合っている。

ブナの林の中を歩いて行く(写真4)。
なだらかで歩きやすい気持ちの良い道である。

11時半近く、樹林から出るとそこは保月山(標高1273m)であった(写真5)。

やっと展望が少しあり、進行方向が見えてきた(写真6)。
遠い、道のりはまだまだある。
ただ、時間はまだ1時間半しか経っていない。

そこからは岩場である。
梯子もあり楽しませてくれる(写真7)。
私はこのように変化に富んでいるのが好きである。

樹木の中のやや急な登りを登っていくとやや広々としたところに出て、そこは杓子岳(釈氏ヶ岳)であった。

クマササや灌木の中を進んで行く(写真8)。

シモツケソウやクガイソウが咲いている(写真9)。
また、マルバダケブキもある(写真10)。

12時半前、中岳に着いた。
山頂付近はガスが出てきた。

緩やかな傾斜のササ原を登っていくのであるが、展望が少ししかないのが残念である。
うっすら山頂が見えてきた(写真11)。
あともう少しで経ヶ岳の山頂である。

唐谷登山口からの道と合流する切窓を過ぎ13時11分、経ヶ岳(標高1625m)に着いた(写真12)。
休憩を入れて3時間余で登ってきた。

変化に富んだ歩きやすいコースであった。
展望もよい山であるが、残念ながらガスっている。


待ってもガスが晴れる事はないので下山することにする。

今回の遠征は天気が今一歩である。
空気中の水分が多く、すっきり晴れる事はない。
今日で3日目であるが、いずれも同じような天気である。

ガスの中、元気にシシウドが咲いている。

シモツケソウの株も大きくきれいである。

咲き残りのニッコウキスゲもある。

帰りも順調に14時中岳、14時半過ぎ保月山と下り、15時半過ぎ奥越高原青少年の家に着いた。
正味の歩行時間は5時間弱であった。

ピークもいくつもあり、草原と高山植物の花々、岩場と梯子と楽しませてくれた。
下山後気がついたのであるが、電話ボックスが登山届け提出場所になっていたのである。
せっかく持参した登山届けを出さないで山歩きを終えたのであるが、残念であった。


下山後は温泉である。
少し北にある勝山温泉センター「水芭蕉」に寄る。

泉質はナトリウム炭酸水素塩でぬるぬるであった。
ゆったりと湯船に浸かり気持ちよく過ごすことができた。



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