2016.12.12 MM 第587号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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猫越岳(ねっこだけ 1035m)静岡県伊豆市・西伊豆町 静岡の百山

この山の私の印象等は・・・                                     

「 晩秋を楽しんだ伊豆の猫越岳 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2016年11月20日(日)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

仁科峠発10:43-11:00後藤岳〈994m〉11:04-11:20展望台11:22-11:25猫越岳山頂の池11:28

-11:32猫越岳〈1035m〉11:37-11:44展望台11:57-12:14後藤岳〈994m〉12:22-12:39仁科峠P



      【 登り 40分   下り 41分   計 1時間21分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


【温泉】       土肥温泉 屋形共同浴場(400円)   伊豆市土肥


  
仁科峠の駐車場(写真1) ガスが出てくる(写真2)
木の階段下に紅葉の葉が(写真3) 家畜が入り込まないように横棒が(写真4)
木の生命力に感心(写真5) 後藤山はなだらかで気づきにくい(写真6)
ブナなどの苔むした木々がいい(写真7) 馬酔木だろうか?(写真8)
展望台からの富士(写真9) 猫越岳が見えてくる(写真10)
猫越岳山頂の池(写真11)  1本カエデが・・・(写真12)
猫越岳(1035m)山頂(写真13)  ガスも晴れ仁科峠がはっきり見える(写真14)

 【感想 等】 

 伊豆にある「静岡の百山」を調べていたらここだけ登っていなかった。
かつて、登ろうと思ったのだが、天気が悪かったしガスがかかっていた。
いつでも登れるからと後回しにしてあったのである。

秋も終わりに近づき、富士山の展望も良くなってきている。
天気予報を見ると、天気も悪くない。

紅葉の最後のチャンスに車を走らせることにした。

8時過ぎ、東名高速、伊豆中央道、修善寺道と走り10時半頃仁科峠に着いた。
途中、由比SAからの富士山がきれいだった。

期待に胸を膨らませてきたのであるが、ガスが少しかかり始めている。
周りを海に囲まれた伊豆半島の山頂付近はガスがかかることも多いことは知っているが少々残念である。


前日は雨だったので水分も多い。
仁科峠の駐車場も大きな水たまりができている(写真1)。

天城峠から縦走やいろいろなコースを考えたが、今回は仁科峠からの簡単山歩きにした。
この登山口にはちゃんと登山ポストも用意してある。

西方向に向かうと猫越岳である。
ここには「伊豆山稜線歩道案内図」がある。
日本語だけでなく、英語、ハングル、中国語で書かれている。
世界中からの観光客・ハイカーを意識した富士箱根伊豆国立公園の看板である。

すぐに用意し出発する。
なだらかな登りのクマササが密集した道を歩いて行く。

すぐに前方にガスがかかってくる(写真2)。

仁科峠で標高900mあるので、山頂までの標高差はわずか150m未満である。
紅葉や景色を楽しみながら歩こう。

緩やかな木の階段を上がっていくと階段の木の下の方に紅葉した葉がある(写真3)。
今は平地まで紅葉が降り、ここまで来る道路沿いでたくさんの紅葉を見てきた。

こんな隅にかわいい紅葉があるとはうれしかった。

その先では牧場用の道を横切っていた。
牛が入り込まないようにか、遊歩道に横棒がさしてある(写真4)。

登山者はその棒を抜き、通るようになっている。

クマササの道から灌木の道に変わってきた。
倒れたところから太陽に向かってまっすぐ上に伸びている枝がある木がある(写真5)。
こんな木も好きである。
木の生命力を感じ、励まされる。

ゆるやかに登っていくとそこには「後藤岳」の標識がある(写真6)。
書かれていなければ気づかずに通り過ぎてしまうだろう。

なだらかであったし、まだ100mも高度を上げてはいない。

落ち葉を踏みながら樹林の中を進んで行く。
ブナなどの木々が堂々としていて気持ちがいい(写真7)。

所々に名も知らない紅葉した木がある。
赤より黄色く色づいた木が目立つ。

シカの食害の木の皮を剥がされた木々もある。
馬酔木だろうか、曲がって自由に伸びたような木々がある(写真8)。

11時20分、展望台に着いた。
ベンチもあり、360度の展望がある。

雲は出てきているが雪を頂いた富士山はまだ見える(写真9)。
もっと天気が良ければすばらしい展望だろう。

西伊豆町宇久須だろうか。
海岸もかすかに見える。

猫越岳も間近だ(写真10)。

少し行くと「猫越岳山頂の池」だ(写真11)。
説明板によると、かつては火口湖ではないかと言われていたが、溶岩によってできた池と訂正されたようである。

こんな所に池があるというのが不思議な感じである。
池面が太陽に輝いて不思議さをより増していた。

赤い紅葉は少ないが所々にぽつんとある(写真12)。
少ないからこそより目立っている。

すぐに猫越岳(標高1035m)だった(写真13)。
途中、2人組に会ったが、山頂は私1人である。

ベンチもないし、展望も良くないので先ほど展望の良かった「展望台」で昼食にしよう。
同じコースを引き返す。

出発する時ガスが出てきていたが、あっという間に消えている。
地形的にガスが多いので苔が生えている。

きれいな苔もありそれを見ながら歩く。

10分弱で着いた展望台で昼食を取りながら展望を楽しむ。
富士山には上の方にも雲がかかりだしている。

逆に行きには見えなかった北に続く稜線ははっきり見える。

展望台を12時少し前に出発し、山々を見ながら歩く。
車を置いた仁科峠も眼下に見えてくる(写真14)。

行きより1分余分にかかり仁科峠に着いた。
稜線歩きを楽しんだ2時間であった。

県道411号線を北に進み、国道136号を伊豆西海岸に下る。
そこには土肥温泉がある。

この土肥温泉には共同浴場が4つもある。
よく写真に載るのは海水浴シーズンに船の中での入浴シーンである。
砂浜にはその船が6艘置かれているが今はシーズンオフである。

その船のある尾形共同浴場に入ることにした。
時刻は1時半。
女風呂からは音が聞こえるが、男風呂は私1人の独占状態である。
気持ちよく汗を流した。

窓からは海や6艘の船が見える。
なかなか楽しいひとときである。

今回もう1つの目的は、伊豆西海岸の景色と夕日を見ることである。
ポイントポイントで止まりながら景色を楽しんだ。
その様子はブログにまとめたので見たい方は楽天ブログを見てほしい。
(夕日は西の空の雲が多くなり染まらないまま沈んでしまった。)

2つの目的を楽しんだ晩秋の伊豆の山・猫越岳であった。


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