2017.02.02 MM 第593号
子浦・日和山( こうら・ひよりやま 117m ) 歩き
静岡県南伊豆町 伊豆半島ジオパーク
この山の私の印象等は・・・
「 快晴の朝、静かな気持ちの良い子浦・日和り山歩き 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2017年1月21日(土) 【天候】 快晴 【コース及び時間】 子浦観光協会前駐車場7:09-7:25落居口-日和山〈117m〉-7:41長這岬分岐-7:45地蔵鼻-7:52長這岬分岐 7:57-8:01鏡穴展望所分岐-8:04鏡穴展望所-8:07鏡穴展望所分岐-8:20子浦観光協会前駐車場P 【 歩いた時間 1時間6分 】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
子浦から上がっていくと落居口に登山口がある(写真1) | 登山口から3分で海が見えてくる(写真2) |
ゆるやかに登っていく(写真3) | (写真4) |
妻良漁港(写真5) | 二十六夜山が見える(写真6) |
ウバメガシの林を行く(写真7) | 火山灰の地層を見ながら進む(写真8) |
砂地の層の上に礫混じりの層が乗っている(写真9) | ヤブツバキの花がたくさん咲いていた(写真10) |
子浦港が見えて来た (写真11) | 弁財天がある(写真12) |
子浦港に戻って来た (写真13) | 駐車場前の砂浜(写真14) |
【感想 等】 伊豆半島ジオパーク第二弾は「子浦日和山コース」である。 快晴の朝7時過ぎ、子浦観光協会前の駐車場から歩き始めた。 駐車場の前の砂浜では、波が静かに打ち寄せていた。 橋を渡り、小さな集落を通り、細い車道を旧三浜小学校方向に登っていく。 少し下がったところに赤色の八幡神社がある。 振り返ると街並みや港が見えてくる。 歩き始めて10分余、国道136号線に出た。 そこには「落居口」のバス停があり、近くに小さな「峠の茶屋」がある(写真1)。 遊歩道はどこから入るのだろう、と辺りを見回すと「峠の茶屋」そばに子浦日和山遊歩道の古い看板があった。 ここの細い道を進んでいくと3分で海の見える高台に出た。 そこからは駿河湾や宇留弁島、海岸線が見える。(写真2)。 遠くには私の住む静岡県中部地方の海岸線も見える。 ゆるやかに登っていくともうそこが日和山である(写真3)。 すぐにベンチのある展望所に着く。 西側を見ると、幾重にも重なっている地層がむき出しの崖が見える(写真4)。 そこには火山灰や溶岩のような地層が見える。 東側には妻良漁港が見える(写真5)。 南には二十六夜山が静かに佇んでいる(写真6)。 そのまま進んで行くと、「通行禁止」の標識である。 風化で崩れたのだろうか、それとも台風で崩れたのだろうか。 元々、崩壊しやすい地層なのかもしれない。 土の中に礫が混じった地層が露出している。 ウバメガシの林を進んで行く(写真7) 標識に「海側ルートを通り鏡穴展望所に行くことができない」、という表示が付けられている。 山側歩きだけではつまらない。海岸まで行かないと・・・。 子浦に行くには「山側ルート」を通るしかない。 また、そこには「ころばし地蔵までは行くことができます」とも書かれている。 やや急な下りを降りると東屋があった。 東屋は老朽化している。 そこをもっと降り、黄土色の砂地の地層を見ながら海岸に向かって進んで行く(写真8)。 大きな石がごろごろした荒い波が打ち寄せる海岸に出た。 そこの削られ露出した地層は砂地の層の上に礫混じりの層が乗っている(写真9)。 よく見ると周りが削られ丸みを帯びた石とごつごつの石が混ざっている。 ガイドブックによると、海底火山の噴火の際に石と砂がかき混ぜられた土石流が積もって固まったものだそうである。 このように何層もの地層を見ることができる場所はなかなか無く、小学校6年生の理科学習では困っている。 このように地層が見れる場所を各市に作っておくと学習が深まって良いが・・・。 (現状では、多くの場合映像や写真を見て学習はおしまいにしている。) もとの分岐に戻り、山ルートを子浦方向に進む。 真っ赤なヤブツバキの花が色を添えてくれる(写真10)。 8時過ぎ、海側ルートに合流する。 「この先、海側ルート通行止め」の標示がある。 また、そこには「海側ルート展望所までは行くことができます」とある。 行ってみると展望所までわずか3分だった。 目の前には穏やかな海が広がっている。 本日一番の海の眺めである。 子浦港も間近に見える(写真11)。 展望所に作られていた東屋が壊れて撤去されているのが残念である。 分岐に戻る。 子浦まであと0.3kmである。 少し行くと弁財天があった(写真12)。 歴史を感じる石の階段を下りると子浦漁港である(写真13)。 歩き始めてからこの港に来るまで誰にも会わなかった。 そしてここでも・・・。 堤防沿いに歩いて駐車場に戻る。 駐車場の砂浜に出てみる(写真14)。 ここも全く人気がない。 時刻は8時20分、土曜日ということもありまだ眠りについているのだろうか・・・。 静かな気持ちの良い子浦・日和り山歩きであった。 |