2017.03.02 MM 第596号
高草山[2月](たかくさやま 501m) 静岡県焼津市・藤枝市 静岡の百山
この山の私の印象等は・・・
「 早春の花々と3ヶ所のカワヅザクラを楽しんだ2月の高草山 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2017年2月18日(土) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 林叟院9:02-(坂本Bコース)-9:47笛吹段公園(カワヅザクラ見物)9:55-(坂本Aコース)-10:55高草山〈501m〉 11:45-11:47三角点11:51-12:02富士見峠12:05-12:17潮見平12:20-13:02策牛-13:12朝比奈川 (カワヅザクラ見物)13:38-13:49高草川(カワヅザクラ見物)-14:05林叟院 【 歩いた時間 登り 1時間41分 下り 1時間44分 合計 3時間30分 】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
登山道入口には菜の花がいっぱい(写真1) | 太い雑木林の中を登る(写真2) |
尾根道に出ると展望が開ける(写真3) | 笛吹段公園のカワヅザクラ(写真4) |
全体的には4分咲き程度だった(写真5) | 今日も市内や志太平野がきれいだ(写真6) |
アオキの新芽が芽吹いていた(写真7) | 最後の急登だ(写真8) |
今日の富士山はぼんやりと見える(写真9) | 高草山の二等三角点(写真10) |
山道にスミレ1輪が咲いている(写真11) | 霊力があると言われている「おくまの石」(写真12) |
朝比奈川沿いのカワヅザクラ(写真13) | 高草川沿いのカワヅザクラ(写真14) |
【感想 等】 一昨年の6月から毎月実施している「焼津アルプス山歩き」も、今回で20回目である。 昨年好評だったので少しコースを替えもっと魅力的にして今年も実施した。 変更点は欲ばって「3ヶ所のカワヅザクラを見物する」というものである。 複数のカワヅザクラはこの3ヶ所であるが、他にも1~2本咲いている所はありカワヅザクラ三昧の山歩きになった。 9時に林叟院駐車場を出発した。 登り口の林叟院参道には梅並木があり満開であった。 坂本Bコースを少し行くと菜の花が満開である(写真1)。 山道をどなたかが削り歩きやすく直してくれてある。 すぐに雑木林の中に入る(写真2)。 中にはかなり大きな木もあり生命力を感じさせてくれる。 イノシシが増え、鼻で掘った跡が無数にある。 やがて樹林を抜け放置された茶畑になる(写真3)。 振り返ると焼津港やサッポロビール静岡工場が見えてくる。 そして前方右下に笛吹段公園が見えてくる(写真4)。 このピンク色に見えるのがカワヅザクラである。 このカワヅザクラは麓からも見えるので、だいたいの開花具合がわかる。 今年の市民カレンダーにはこの笛吹段公園のカワヅザクラが使われている。 少し下ると笛吹段公園である。 歩き始めて45分で笛吹段公園に着いた。 公園にはバイオ式のポータブルトイレが2つ追加され、市民がより安心して訪れることができるようになった。 下のカワヅザクラは下見してあったのでおおよその開花具合は分かっていた。 だいたい3~4分咲きくらいである。 焼津港を入れてカワヅザクラを撮す(写真5)。 カワヅサクラを眺めたり市内を眺めたりして休憩した後、山頂に向かって出発する。 下った所を登り返して坂本Bコースに戻ることもできるが、農道を少し歩けば坂本Aコースに入ることができるのでそちらを選択する。 10分ほど登るとまた志太平野が見えてくる(写真6)。 この東名高速が3の字に曲がっている所が好きである。 どんな理由から曲がっているのか分からないが、曲線美がいい。 まっすぐ作れば新東名のようにもっと走りやすくなるのにと、いつも思う。 常緑樹のアオキの芽が膨らんできている(写真7)。 荒れた茶畑を切り開き水仙やカワヅザクラを植えてある。 「ここにもカワヅザクラがあったのだ!」と新しい発見に喜ぶ。 石脇コースに合流して心臓破りの急坂を上る(写真8)。 最後の急登である。 登り切れば、あとは約500mのなだらかな登りで山頂である。 満観峰分岐付近の展望所からは富士山が見える。 今日はうっすらとしか見えない。 三重県から参加したHさんには真っ白で素敵な高草山からの富士山を見せたかったのだが残念である。 自然にはかなわないのでどうしようもない。 山頂に立ち、もう一度富士山を見る(写真9)。 うっすらと見えることに感謝しよう。 昼食を取りながら参加者のみなさんといろいろな話をする。 牧之原から参加してくれたSさんとは富士山静岡空港の長短などを話す。 1時間近く休み、三角点に向かう。 高草山は双耳峰でもう1つのピークに二等三角点がある。 せっかく登っても知らない人がいるので載せておく(写真10)。 (たかが三角点、されど三角点である) 三角点や無名戦士之碑などを見たら富士見峠に向かう。 冬はきれいに見えるが、ここでもうっすらとしか富士山は見えない。 関方山の手コースを下ろう。 富士見峠から約10分で潮見平に着く。 その先でスミレの花を見つける(写真11)。 日だまりに1株だけ咲いていた。 この時期に見つけるとは思わなかったのでうれしかった。 いつもより1ヶ月以上早い出会いである。 農道に出て標識に従って下って行く。 脇にカワヅザクラが咲いている。 今日3ヶ所目のカワヅザクラとの出会いである。 農道最後の分岐で右コースを取ってしまった。 あっコースを間違えたと思ったが、時間も距離もそれほど変わらない。 そのまま進む。 往々にして通ったことがない道には見たことのないものがある。 道から少し入った所に「おくまの石」という石があった(写真12)。 解説によると、この石の霊力は「裁縫の護り」だそうである。 予定の「関方」の少し西側、「策牛」の集落を通り朝比奈川に向かう。 高草川沿いの梅並木を過ぎ、まっすぐに進む。 山の上からも見えた「ラウンドアバウト」の交差点を左に見て、13時過ぎに朝比奈川沿いのカワヅザクラ並木に着いた。 全体的には4分咲き程度である。 (かえって満開より初々しくてきれいでもある) まず、カワヅザクラ並木で満開に近いばくだん淵まで岡部方面に歩く(写真13)。 そこから見ながら戻り、並木の東の外れまで歩く。 「山の手さくら祭り」は来週末からである。 そのため、まだ観光客はそれほど多くなく歩きやすくて良かった。 そこから坂本方向に歩くと、高草川にぶつかる。 そこにもカワヅザクラ並木がある(写真14)。 こちらの方が1~2分程度咲き方が遅れている。 菜の花はどちらも真っ黄色できれいである。 東方向に歩き、県道を渡ると林叟院入口である。 14時過ぎ、林叟院駐車場に着いた。 カワヅザクラ並木が3ヶ所、幼木や単発を入れると5ヶ所のカワヅザクラを楽しんだ1日であった。 他にも、菜の花、梅並木、スミレなど早春を楽しんだ1日であった。 |