2017.04.30 MM 第600号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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京ヶ峯(きょうがみね 442m)・音羽富士(おとわふじ 380m)
愛知県岡崎市

この山の私の印象等は・・・                                     

「 小さなピークにまで子ども達によって名前が付けられた 京ヶ峰・音羽富士 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2017年2月25日(土)

【天候】        快晴

【コース及び時間】


ホタルの里駐車場14:00-14:06登山口-14:28愛宕山-14:37京ヶ峯〈442m〉14:42-14:53七曲峠-

15:03県道-15:08ユリ沢道登山口-15:21千鳥大山-15:23分岐-15:31音羽富士〈380m〉15:40-

15:44分岐-15:56古沢古道登山口-16:15ホタルの里駐車場




    【 歩いた時間  「京ヶ峯」登山 58分  「音羽富士」登山 58分  合計  1時間56分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
廃校を利用して作られたホタルの里P(写真1) 愛宕山登山口(写真2)
「貝津山」などたくさんの標識あり(写真3) 京ヶ峯(442m)山頂(写真4)
やっと展望が開ける(写真5) 七曲峠を下る(写真6)
柵を開けて県道に出る(写真7) 田には動物除けの柵がある(写真8)
やっと音羽富士への登り口を見つける(写真9)  音羽富士(380m)山頂(写真10)
音羽富士からの展望1(写真11) 音羽富士からの展望2(写真12)

【感想 等】 

 2月下旬に愛知県東部の山々に遠征した。
宮路山・五井山から下山したのはまだ午後1時であった。

翌日登ろうと考えていた「京ヶ峰・音羽富士」に行ってみよう。
それほど遠くはない。
直線距離にして10kmほど北北東だ。

ガイドブック『愛知県の山』には、駐車場は鳥川小学校とある。
行ってみると廃校を利用して「ホタルの学校」になっていた(写真1)。

水がきれいでホタルがたくさん出るところなんだろう。
ゲンジボタルの生息地として知られているようである。

そこの道路側の旧校庭に車を止め出発した。
1kmほど南に戻った所が「愛宕山登山口」である(写真2)。

まず愛宕山に登り京ヶ峯に登る。

時刻は午後2時である。
ガイドブック通り歩いて京ヶ峯・音羽富士と歩いて4時間のコースタイムである。
2月下旬ということを考えると日没までに歩くのは少し難しい。
もちろん、ヘッドランプを持って来ているので歩ききることは可能である。

半分だけ歩き、音羽富士は翌日歩くという選択支もある。
天気もいいし、麓の廃校になった小学生達がかつて取り付けたという標識や郷土富士を見て見よう。

少し登ると、左下に新東名高速道路が通っているのが見える。
ちょうど、額堂山トンネルという表示がある。

新東名高速道路を作るために削ったのだろう、裸地を登る。
足元にはウラジロのシダが生えている。

すぐに杉林の中に入る。

登り始めて数分、子ども達の作った標識がある。
「愛宕さん古道 中村折越 宮下武人」と書かれている。
先生など大人の協力を得て宮下君が作った物だろう。
ここに設置するのも大変だったことだろう。

なだらかになったな、と思ったら、「貝津山」という表示の場所に着いた(写真3)。
もちろん、地図には出ていない表示である。
きっと児童全員の名前の表示がどこかにあるのだろう。
左に行くと「学校山」だという。
それはどこなのだろうか?

よく整備されていて歩きやすい。
貝津山から数分で愛宕山に着いた。
表示がなければここが山頂だとわからないだろう。

尾根道を南西に進んでいく。
やがて「見晴らし場」に着き、14時半過ぎに「京ヶ峯(標高442m)」に着いた(写真4)。
山頂は杉林の中にあり展望はない。

低山なので一般的には木が生えていて展望は期待できない。
そこから数分進んだところからやっと景色を見ることができた(写真5)。
南側から東側が開けていて、枯れススキの向こうに岡崎市の街並みが見渡せる。
やはり「見晴らし場」と表示がある。

少し行くと「平成の大崩」に着いた。
新東名や付近の山並みがよく見える。

その先が「七曲峠」だった(写真6)。
時刻は午後3時少し前である。
日没まであと1時間半。
さあ、どうしよう。

ガイドブックでは尾根道をホド田峠に向かうようになっている。
このまま峠から下って舗装道路を「ホタルの学校」に戻ることもできる。
峠から下りた所にも音羽富士への登山道があるからそれを登る手もある。

無理をしないように、まずはこの七曲峠から下ろう。

落ち葉を踏みしめ、10分で県道に出た。
出口には「鳥川七曲古道 入口」と書かれ、動物除けの柵があった(写真7)。

その先には道祖神があり、旧防空壕らしき穴があった。
わずか10分で下ることができたので、登山道さえ見つかれば音羽富士にも登ることを決心した。

目の前の田圃にはイノシシにやられるだろう、しっかりした柵が張られている。
反対側の山すそにある音羽富士の登山口に行くにはどこを通っていくのだろう。
また、登山口は山すそのどこにあるのだろう。

「鳥川七曲古道 入口」からまっすぐ歩いた所にあると思ったが・・・
通れる所を探し、回り込んで反対側の山すそに来た(写真8)。

写真でわかるように山すそには小川がありどこでも山側に渡れるわけではない。
やっと「音羽富士登山口 ユリ沢道」を見つけた(写真9)。

途中途中の標識といい、この表示といいほんとにありがたい。
これがなければ音羽富士は諦めて舗装道を「ホタルの学校」に戻っていたかもしれない。

ユリ沢を登っていく。
小さな沢である。

千鳥大山(と言っても、山頂とは気づかなかったが・・・)を過ぎ、尾根に出た。
ここを西に行くと音羽富士、東に行くと「ホタルの学校」方向に向かう。

杉林の中を進み15時半過ぎ、音羽富士(標高380m)に着いた(写真10)。
樹林に囲まれ展望は少ししかない(写真11)。

このように少しでも日が差し、周りの様子が見えるとほっとする(写真12)。

山頂で少し休んだら下るだけである。

分岐に戻り、その先にある「古坂峠」まで5分、「古坂古道」と書かれた登山口まで6分で着く。

ひとっこ1人いない田園風景を見ながら舗装された車道を歩く。
2月末の土曜日、地域の人達はどこに行ったのだろうか?
田舎ではこんなものかもしれないが、なぜか不思議な気がした。
空にはトンビが輪を描いている。

16時過ぎ、「ホタルの学校」に着く。

たいした風景には出合えなかったが、子ども達に愛された京ヶ峯・音羽富士の山々を楽しめた午後であった。


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