2017.05.16 MM 第602号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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浅間山(せんげんやま317m)・不動山(ふどうやま328m)
神奈川県小田原市・中井町 曽我丘陵

この山の私の印象等は・・・                                     

「 春の曽我丘陵を快適に歩いた 浅間山・不動山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2017年4月19日(水)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】


エバラ研究所付近8:08-8:29いこいの村-8:55浅間山〈317m〉-9:13不動山〈328m〉9:24-9:56

二宮尊徳遺髪塚-10:01東光院-10:15JR下曽我28=(JR)=10:38JR上大井-10:58エバラ研究所付近P




    【 歩いた時間   登り(車~不動山)1時間5分   下り(不動山~車)1時間11分  合計  2時間16分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
JR上大井の北側から歩き始める(写真1) ハイキングコース発見(写真2)
いこいの村に向かう(写真3) シャガが咲いている(写真4)
いこいの村に着く(写真5) ヤマブキもきれいだ(写真6)
周辺は梅林が多い(写真7) タチツボスミレがたくさんある(写真8)
浅間山(317m)の中継所(写真9)  不動山(328m)(写真10)
ホウチャクソウもある(写真11) 小田原の海がきれいだ(写真12)
 
下曽我からJR御殿場線で戻る(写真13)  車窓から曽我丘陵が見える(写真14)

【感想 等】 

 関東海岸部の山は首都・東京があるため道路が混むことが心配で今まで行かないでいた。
また、行くとしても、公共機関を使い鎌倉アルプス等歩いていた。

今年度はフリーランスになったので、平日も動くことができる。
ということで、神奈川・千葉の海岸線の山に車で出かけた。

まずは、小田原の曽我丘陵である。
「神奈川県の山(山と渓谷社)」を参考にした。

できれば車を「いこいの村」周辺に置き、周遊して戻るコースにしたかったのであるが思いつかなかった。
それで、「曽我丘陵1(p128)」に近い形に歩くことにした。

まず、車をどこに置くか、都会周辺では困る所である。
JR上大井駅周辺は住宅地であり、無断でかつ無料で車を置くことができない。

JR上大井駅からいこいの村方向に進んでいくと、新しい道路を作っている所があった。
エバラ研究所近くに空き地があったのでそこに車を置き出発した(写真1)。

モモの花が咲き、田畑と住宅が混じるのどかな所である。
持参した地形図と風景を比べ登山コースを探す。

直接山頂をめざすのはピークに向かって歩いて行けばいいので里山ではそれほど難しいことではない。
たくさんのルートがあるから少し間違えても山頂に立つことができたりする。

今回は丘陵をいこいの村から不動山までJR御殿場線に沿って歩きたい。
まずめざすのは「いこいの村」である。

地形図にも出ている「いこいの村」であるが、駐車位置から戻るように歩いて行くと運良く標識があった(写真2)。
右の道は車道で、左が歩道だと書かれている。どちらも1.1kmの距離だという。

左の歩道を歩いて行く。
道の両側には畑も点在し、軽トラックは通ることもありそうな道である(写真3)。

ヤマブキや花ニラが咲いている。
また、ハナダイコンやタチツボスミレもある。
シャガも咲いている(写真4)。

私の住んでいる近くの焼津アルプスと同じような花々である。
「おおいゆめの里」があり、その中にいこいの村があった(写真5)。

案内板によると19haの荒廃した山林を里山に復元したそうで、宿泊施設やスポーツ施設もあり、農業体験、里山体験ができるという。
なかなかすばらしい構想の下に作られている。

新しいいこいの村の施設を通り過ぎ、「浅間山」方向に向かう。
といっても、「浅間山」という表示はない。
ヤマブキがきれいだ(写真6)。

「曽我丘陵・六本松跡」の表示方向に舗装道路を進む。
「みかんの花咲く里山コース11」とあるが、どんなコースか私にはわからない。
自信は持てなかったが、「みかんの花咲く里山コース11 中井町古怒田方面」に向かう。

畑にはたくさんの梅の木が植えられている(写真7)。
今は花も終わり実が膨らむのを待っているのだろうが、花の時期に来れば梅の素敵なにおいと共に白い花がいっぱい咲いているだろう。

タチツボスミレがいっぱいだ(写真8)。
これほどまとまって咲いているのは久しぶりに見る。

無線中継所に着いた(写真9)。
「無線中継所」の表示で、ここが浅間山(317m)の山頂であることが分かった。

周辺でここが一番高い場所であることも分からなかった。
ただ、なだらかな木々に囲まれた山道を花を見ながら歩いてきただけであった。

この辺りにもヤマブキが多い。
ホウチャクソウもたくさん咲いている。

杉林の中の道を歩いて行くと、不動山への手作り標識がある。
進んで行くとそこから3分で不動山であった(写真10)。

山頂は杉林の中で全く展望はない。
休んでいてふと見ると、ここにもホウチャクソウが咲いていた(写真11)。
花の色は葉と同じ色で、あまり自己主張せず密やかに咲いているところが好きである。

前方に山道が続いている。
それを進んで行くと3分ほどで元の道に出ることができた。

まだ花の少し残っている桃の木を左手に見ながら進む。
樹林を抜け、小田原の街が見えてきた(写真12)。

この辺から丘陵を降りれば、JR下曽我駅に行くことができるだろう。
急な舗装道路を下っていく。

道路の左手に「二宮尊徳遺髪塚」があった。
二宮尊徳の母の実家がこの辺にあったと言うことである。
日本の多くの小学校に薪を背負って歩きながら本を読んでる二宮尊徳像があったのが懐かしい。

その先が県道72号線であった。
ここを右に行けばJR下曽我駅に行くことができる。

途中の東光院に寄り、10時過ぎにJR下曽我駅に着いた。
駅舎は日本的な倉のようなこぢんまりとした建物である。

待ち時間が多ければ車まで歩いてもいいと思ったが、待ち時間は13分である。
電車に乗ることに決めた。

電車は定刻通り来た(写真13)。
座席は半分ほど埋まっていたが、のどかな感じである。

車窓から今日歩いて来た曽我丘陵を眺める(写真14)。
わずか1区間10分であったが、長く楽しい時間に感じた。

JR上中井駅からは朝車で通った道を戻るだけである。
駅から20分かかったが、春の曽我丘陵を楽しめた3時間であった。


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