2017.07.31(2017.08.12更新) MM 第608号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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芦別岳(あしべつだけ 1726m) 
北海道富良野市・芦別市・
南富良野町  日本二百名山

この山の私の印象等は・・・                                     

「 お花たちを楽しめたが、またまた急登の雪渓で敗退の 芦別岳 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2017年6月9日(金)

【天候】        曇り時々晴れ

【コース及び時間】


山部自然公園太陽の里P6:19発-6:22登山口-6:51/56-7:32/37-8:17鶯谷8:22-9:02半面山〈1377m〉9:09

-9:49雪峰山下(敗退)-10:26半面山〈1377m〉10:32-11:03鶯谷11:08-11:31見晴台11:36-12:10/15-

12:33登山口-12:37山部自然公園太陽の里P



    【 登り(途中敗退) 3時間08分   下り 2時間21分    合計  5時間29分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
太陽の里Pではキタギツネが見送ってくれる(写真1) 新道登山口(写真2)
大きな木々の中を登っていく(写真3) マイヅルソウ(写真4)
ムラサキヤシオが咲いている(写真5) サンカヨウ(写真6)
シラネアオイ(写真7) エンレイソウ(写真8)
鶯谷周辺の雪渓(写真9)  北尾根がなかなかの迫力である(写真10)
下の集落が見えてきた(写真11) 雪渓の傾斜が思った以上である(写真12)
樹林から見る尾根もいい (写真13) ミツバオウレン(写真14)

【感想 等】 

北海道遠征第1日目の夕張岳は雨と雪渓に阻まれ敗退した(メルマガNo.607)。

第2弾は夕張岳より少し北にある芦別岳である。
天気は回復し、曇りから晴れである。
本日の山歩きはどうなるであろうか。

登山口の山部自然公園太陽の里の駐車場には私の車しかない。
6月上旬の平日では登る人はいないのかもしれない。

6時、登る準備をしているとキタギツネがひょっこり現れた(写真1)。
何をしに現れたのか、キタギツネはぼ~とした感じである。

1分ほどこちらを向いて佇んでいたが、その内に来た方向に戻っていった。

この登山口からは「旧道コース」と「新道コース」の2コースがあり、時間はかかるがこれを周遊することもできる。
芦別岳の標高は1726mと、昨日退敗した夕張岳より60mほど標高が高い。
雪の量が心配である。
事前に問い合わせたところ、軽アイゼンで大丈夫だということであったが、
旧コースは岩稜もあるということなので諦め、新道コースを往復することにする。

夕張岳では事前にスマホの地図アプリをダウンロードするのを忘れ、現在地確認に困ったので今回はしっかり準備しておいた。
ただ、キャンプ場がある場所なので駐車場でも電波はG4がよく入った。


6時過ぎに山部自然公園太陽の里を出発した。
駐車場から2~3分ほど行ったところに登山口がある(写真2)。
登山届けを投函し、シカ除けの柵を開け山に入る。

クマササと針葉樹林の中を登っていく(写真3)。

登山路脇にはホウチャクソウが咲いていた。
また、クルマバツクバネソウ?も咲いていた。
これは、マイヅルソウだった(写真4)。

登山口から40分ほど歩くと呻吟坂にさしかかった。
さあ、急登が始まる。

右手には旧道コースの尾根が見えてくる。
タチツボスミレが咲いている。

鮮やかなピンクのツツジ、ムラサキヤシオだろうか(写真5)。

7時42分、見晴台に着いた。
眼下に富良野市山部の平野や民家などが見える。

この先にもタチツボスミレやムラサキヤシオが咲いていた。

8時、雪渓が見え始めた。
その辺にはサンカヨウが咲いていた(写真6)。
シラネアオイもたくさんある(写真7)。

フギレキスミレも咲いている。
また、ツバメオモトも咲いていた。
エンレイソウも咲いている(写真8)。

登山道の一部にも雪渓が出てきた。

約2時間、「鶯谷」に着いた(写真9)。
この辺にもムラサキヤシオがある。

鶯谷から10分ほど歩くと、樹林越しに旧道コースや山頂付近の山並みが見える(写真10)。
旧道コースの方がはるかに険しいことは良くわかる。

9時過ぎ、なだらかになったと思ったら「半面山(1377m)」に着いた。
シラカバの木が素敵な場所である。
下の集落も見えてくる(写真11)。

この先には広い範囲に雪渓が広がっている。
傾斜は徐々に急になってくる。
軽アイゼンを付けて歩く。

今回はスマホの地図アプリをダウンロードしてきているので、コースを完全に見失うことはない。
雪渓の中では本来のコースはわからないので、一応時々、枯れ木や笹で通った場所をマークしながら登る。

広い雪渓の始めに『旭商校生遭難碑』があった。
所々に見える木に付けられた赤いテープを頼りに進んで行く。

雪が多いところはコースがわからないので少し歩いてはスマホで確認する。
ここは右に回り込んで肩から登るようだ(写真12)。

登っていると2本、鉄杭があった。
コースは間違っていないようである。
ただ、木のない急な雪面で軽アイゼンでは心細くなってきた。
トレッキングポールもないのでバランスを崩した時修正できない。

雲峰山下まで登ったが、安全を優先し下山することにした。
またまたピッケルがないための断念である。
夕張岳に続き、またまた山頂に立てないとは残念ではある。

9時49分、敗退を決め下山を始める。

天気も悪くないし時間の余裕はあったのに残念ではあったが、たくさんの花々や風景を見ながら下る。
樹林越に見る芦別岳の尾根も素敵である(写真13)。

ミツバオウレンも見つけた(写真14)。

山頂には立てなかったが、たくさんの花々を楽しんだ芦別岳であった。


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