2017.09.07 MM 第612号
金北山(きんほくさん 1172m) 新潟県佐渡市 日本二百名山
この山の私の印象等は・・・
「 白雲台から炎天下の道路歩きだった 金北山 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2017年7月18日(火) 【天候】 曇り 後 豪雨 【コース及び時間】 6:00新潟港=(フェリー)=8:30両津港8:56=(レンタカー)=9:30白雲台P9:37-10:18/23-10:47金北山 〈1172m〉11:04-11:34/39-11:58白雲台P 【 登り 1時間5分 下り 49分 合計 1時間54分 】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
佐渡島の山々は雲の中であった(写真1) | フェリーが両津港に着き出発(写真2) |
白雲台の駐車場からスタート(写真3) | 自衛隊のゲートを通過(写真4) |
ガスが出てくる(写真5) | 大きなフキが茂る(写真6) |
ウツボグサ(写真7) | 山の上に自衛隊の施設が見えてくる(写真8) |
ずいぶん歩いてきた(写真9) | 山頂が見えてきた(写真10) |
金北山山頂(写真11) | 金北山からの展望(写真12) |
県道463号から相川集落を日本海(写真13) | 帰路、佐渡金山による(写真14) |
【感想 等】 7月中旬に新潟栃木・福島方面に遠征した。 その第3弾は佐渡島にある「金北山」である。 花のハイシーズン週末は峠までバスが出ているが、他の時期は公共機関の連絡はない。 レンタカーかタクシーで行くか、歩くかである。 レンタカーで行った場合、出発点まで戻らなくてはならない。 どうしようかいろいろ考えたし、迷った。 南にある姫の沢登山口から登るコースも考えたが、結局白雲台からのピストンにした。 コースタイムも往復3時間20分なら佐渡島を日帰りで行くことにした。 かつて、稚内港から利尻岳(北海道、メルマガNo.23)日帰りをしたが、利尻岳でできたのだから佐渡島もできるだろう。 新潟港から始発である6時のフェリーに乗る。 佐渡島が近づくと島の山々にはガスがかかっている(写真1)。 無理もない。 前日は八海山を始め周辺では集中豪雨だったのである。 (その後、佐渡島も集中豪雨に襲われている) フェリーは両津港に着く(写真2)。 港そばのレンタカー店で予約してあった小型車に乗り白雲台に向かう。 途中、自衛隊に道路通行の許可をいただく。 9時半に白雲台に着いた(写真3)。 9時半過ぎ、自衛隊のゲートをくぐって金北山に向かう(写真4)。 今回のように直前の電話で許可をいただけるのは本当にありがたい。 かつて大滝根山(福島県、メルマガNo.501)に登った時は、何日も前に葉書で許可をいただいた。 予定が上手くいかず1日遅れたが、また同様な手続きが必要と言われ山頂に行くのを断念した。 自衛隊の道路にはゲートが付いている(写真4)。 ゲートには誰もいないので、左側の間を通って入って行く。 道は車がすれ違える広さの砂利道である。 道路脇にはガクアジサイが咲いている。 晴れていていいな、と思ったらやはりガスが出てきた(写真5)。 フェリーから見たら山の上の方にガスがかかっていたので仕方がないことだが・・・。 足元を見るとフキがたくさんある(写真6)。 北海道で見た物よりやや小さいが静岡で見るものよりは大きい。 その先にはウツボグサが咲いている(写真7)。 島の日当たりがよい場所なので適しているのかもしれない。 ゲートから10分で車両置き場の建物に着いた。 その先の山の上にはレーダーだろうか、施設が見えてきた(写真8)。 妙味山分岐を過ぎ、歩いて行く。 日ざしを遮る物がないので暑い。 月見草が咲いている。 その先では自衛隊員が特殊な車で道路を整備している。 先ほど見えた施設への分岐を過ぎ少し下り、また登っていく。 振り返ると歩いてきた道が見える(写真9)。 ゲートから1時間余である。 かなり調子よく歩いてきている。 そこから数分歩くと両側大きな木に囲まれた所があった。 やっと日陰に入れた、と少し休憩する。 ガスは動いていて、時々出ては流れていく。 前方に山頂らしきものが見えてきた(写真10)。 金北山の山頂にも自衛隊のレーダー基地があるのだろうか? 上部が取れているので基地の廃墟かもしれない。 ゲートから1時間10分、金北神社の狛犬や灯籠がある。 そして簡易トイレが2つある。 しかし、神社はそこからは見えない。 なにか不思議な、神社跡のような感じである。 参道のようなものを進んで行くと、ありました。 自衛隊の施設の影に隠れるように金北神社が(写真11)。 もしレーダー基地が老朽化で使えないなら撤去すれば、神社も参拝者も喜ぶだろう。 山頂の景観も何倍も素敵になる。 残念ながら山頂からの展望はない。 それで、ドンデン山方向に小径を歩いてみる。 やっと山らしい道を歩くことができた。 その先には深い山々や海が見渡せた(写真12)。 ドンデン山から歩く理由が分かった気がした。 白雲台からとは全く景色が違うのである。 ドンデン山からの楽しみはもっと花の多い時期に持ち越そう。 元来た道を1時間かからずに戻る。 まだ時刻は正午前である。 せっかくなので佐渡金山に寄ろう。 佐渡島と言えば、佐渡金山である。 県道463号を西に進む。 前方に海が見えてきた(写真13)。 相川集落と日本海だろう。 気持ちがよい道である。 12時半、佐渡金山に着いた(写真14)。 駐車場にはほとんど車はない。 両津港からは遠いし、それほど人気がないのか、シーズンオフなのか・・・。 私は今まで、静岡県 伊豆には土肥金山があり立ち寄った事がある。 また、世界遺産石見銀山にも寄った(メルマガNo.250)。 石見銀山は世界遺産になったばかりの時に行ったが、公開の仕方をもっと工夫すれば魅力が増す、と思ったものである。 だから佐渡金山に着いたものの、様子を見てから入ろうと思った。 見学は、「江戸金山絵巻コース」と「明治官営鉱山コース」があった。 料金はそれぞれ700円、両方で1400円である。 安くはない金額である。 ただ、世界遺産にしようという地元の熱い思いがあるうように思った。 思い切って両方に入ることにした。 中は十分な説明文があり、なかなかおもしろかった。 やや古くなり字が薄く読みづらい物もあったが見応えは十分であった。 このような展示の中では今まで見た中で一番力を入れたものだと思った。 先ほど西に見えた相川の集落には歴史的な面影を残す街並みがあるというのでそこにも寄る。 そして、県道31号を両津に戻る。 フェリーは16時半。 その後も1本あるが16時半に間に合ったのでそれで新潟港に戻る。 木々の少ない道路歩きで終わってしまった金北山ではあったが、おまけの佐渡金山も楽しめた1日であった。 |