2017.09.17 MM 第613号
二岐山(ふたまたやま 1544m)福島県下郷町・天栄村
日本三百名山
この山の私の印象等は・・・
「 山頂で地震に遭遇したがブナ林の中を楽しく歩いた 二岐山 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2017年7月20日(木) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 6:57二岐-7:06林道分岐-7:32二岐風力登山口(女岳登山口)7:37-8:09/14-8:30尾根-8:42地獄坂上8:47 -8:49女岳〈1504m〉-9:05男岳(二岐山)〈1544m〉9:22-9:47ブナ平-9:57/10:02-10:15二岐山御鍋登山口 (男岳登山口)-10:22御鍋神社10:27-10:59/11:04-11:09二岐 【 登り 1時間53分 下り 1時間32分 合計 3時間25分 】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 【温泉】 二岐温泉「ふじや」(福島県岩瀬郡天栄村湯本下二俣22-1) 500円 |
女岳登山口、簡易トイレがある(写真1) | 木の鳥居をくぐって登っていく(写真2) |
花が終わったキヌガサソウ(写真3) | 展望が開ける、あれは大戸岳か?(写真4) |
地獄坂を登る(写真5) | 女岳山頂(写真6) |
男岳は展望がいい(写真7) | 男岳山頂(写真8) |
ブナ平(写真9) | 切り込みの入った木(写真10) |
あすなろ坂を下る(写真11) | 男岳登山口(写真12) |
歴史ある鍋神社の大鍋の鐘(写真13) | 二岐温泉の宿が見えてきた(写真14) |
【感想 等】 7月中旬に新潟栃木・福島方面に遠征した。 その第4弾は福島県にある「二岐山」である。 この二岐山は双耳峰である。 乳のように見えることから乳房山という別名もあるそうだ。 国道118号線から村道二岐線を南下し二岐温泉に着く。 バス終点「二岐」が広々していたのでその隅に車を置かせてもらう。 (両登山口にも駐車ができるスペースがある) 7時少し前に出発する。 女岳登山口(二岐風力登山口)に向かう。 今回は、女岳登山口から登り、男岳登山口に下り二岐バス停に戻る。 周遊コースを取ることができるのがうれしい。 「日本三百名山登山ガイド(***)」では、女岳登山口からの周遊が書かれていて、 「福島県の山(山と渓谷社)」には男岳登山口からの紹介が出ている。 どちらでもいいと思ったが、下った後「鍋神社」に寄ることができる女岳登山口から登ることにした。 村道二岐線を戻るように10分ほど歩くと分岐に着き、左側の村道二岐岩山線に進む。 7時半、二岐風力登山口に着いた(ガイドブックにはどちらも女岳登山口とある)(写真1)。 (どちらの標示でもいいが、統一してくれるとありがたい) 落下物、ハチ、熊注意の看板がある。 登山口で休んで、ザックにクマ除けの鈴を付ける。 山道に入るとすぐ、木製の鳥居がある(写真2)。 ブナの灌木の中をゆるやかに登っていく。 ガクアジサイが咲いている。 クマササが多くなり、傾斜が増してくる。 そこには「女岳坂」の標示がある。 周りにある木も大きくなった。 トラロープが張られ、かなり急な傾斜もある。 やがて少し展望が開けた。 そして、足元にはキヌガサソウだろうか(写真3)。 独特なかさの形の葉がある。 花は付いていないが、これに似た花は知らないので多分、キヌガサソウだろう。 アザミもある。 また展望が開けた。 山に風車が数個並んでいるのが見える(写真4)。 その先には少し高い山がある。 大戸山(1416m)だろか。 「地獄坂」の標示がある(写真5)。 ここまでが地獄坂だったのだろう。 すぐに女岳(1504m)に着いた(写真6)。 女岳の山頂は、灌木に囲まれて展望はない。 少し下り、樹林の上に前方に男岳が見えてくる。 5分ほど下った所に「笹平」の標示がある。 笹平から10分ほど歩くと、展望が開けてくる。 四方八方が見える。 周りの山々もよく見える(写真7)。 そこはもう男岳(標高1544m)だった(写真8)。 取れてしまった木製の山頂標示と二等三角点がある。 時刻は9時5分。 ここで休んでいると、くらくら目が回ったような感じがした。 立っていたわけではなく、岩盤の上に腰掛けているのに・・・。 具合が悪くなったのだろうか。 スマホを見ると福島県沖で震度4の地震があったことが分かった。 時刻は9時11分。 よかった。 私の体調不良でもないし、大きな地震でもなかった。 どこも被害はないようである。 この二岐山も大丈夫だろう。 急坂を下って行く。 「男岳坂」の標示がある。 なだらかになり山道を水が流れている。 「ブナ平」に来たのだ(写真9)。 (しばらく行くと「ブナ平」の標示があった。 中には刃物で掘った跡のある幹もあった(写真10)。 その先には「あすなろ坂」の標示がある(写真11)。 だんだん木々が大きく深くなっていく。 「八丁坂」の標示がある。 その先はもう、男岳登山口であった(写真12)。 村道御鍋線を二岐に5分ほど戻ると御鍋神社への分岐があった。 沢の方へ少し行くと御鍋神社があった。 回りには大きな木が茂っていて、中には「森の巨人たち100選」に選定された樹齢520年のサワラの木もある。 正面に回ってびっくりしたのは神社の拝殿の鈴が御鍋であった(写真13)。 平家の落ち武者の歴史があるようで興味深い。 村道に戻り、二岐温泉に向かう。 11時、橋の向こうに温泉宿が見えてきた(写真14)。 そこから10分ほどで車に戻ることができた。 二岐温泉には日帰り入浴ができる温泉宿が何件かある。 ちょうど、すぐ近くの「ふじや」が500円で入れることが分かった。 時刻はまだ昼前である。 いつものように私1人の独占入浴である。 露天風呂もあり、のんびりと汗を流した。 ちょうど山頂では地震に遭遇したがブナ林の中を楽しく歩けて良かった。 |