2017.11.04 MM 第618号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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高月山(たかつきやま 131m) 沖縄県 座間味村(慶良間諸島 座間味島)


この山の私の印象等は・・・                                     

「 ほとんど舗装道路だったが周遊で展望を楽しんだ 高月山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2017年10月16日(月)

【天候】        曇り

【コース及び時間】


12:55座間味港-13:12高月山〈131m〉13:25-13:51稲崎展望台14:01-14:29女瀬ノ崎展望台14:45-14:53神の浜展望台

15:00-15:14阿真ビーチ-15:20マリリンの像-15:40座間味港


    【 周遊 2時間59分    休憩込み合計  3時間45分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
フェリー「ざまみ3」で座間味島に着く(写真1) 「まるみ屋」で、ラフテー定食を食す(写真2)
ハイビスカスが迎えてくれる(写真3) 高月山から島々を見下ろす(写真4)
高月山の展望休息所(写真5) 座間味港を見下ろす(写真6)
高月山園地 展望所2(写真7) 展望所2から安室島(写真8)
「稲崎展望台」に着く(写真9) 稲崎展望台には人がいた(写真10)
稲崎展望台から「女瀬ノ崎」(写真11) 稲崎展望台方向を振り返る(写真12)
嘉比島だろうか、白砂の砂州が伸びている(写真13) 阿真ビーチは亀が住みついている(写真14)

【感想 等】 

先日、沖縄の山に行ってきた。
今回の計画は、離島3島(慶良間諸島)の3山を3日間で歩こうというバカな計画である。
しかも、せっかくなのでシュノーケリングもしたいと、3点セットも持参する。

南の島が好きで学生時代から時々訪れ、奄美大島、沖縄本島の低山にも登りメルマガ&HPに書いてきた。
奄美大島(高岳 他) 4HP http://h1933.web.fc2.com/hyaku-j/yama513/yama513.html
沖縄本島(石川岳 他) 3HP http://h1933.web.fc2.com/hyaku-i/yama473/yama473.html


格安のLCCで那覇で15日に着き、翌日の10時発「ざまみ3」で座間味港に渡る。
ただ、フェリーのチケットを買った16日朝、島の宿から電話が入り、「島行きを短縮するとか、早めに静岡に戻るなど慶良間諸島行きの計画を見直すといい」ともアドバイスである。
私は「今、チケットを買ったばかりなので、台風の様子を見ながら計画を考えていきたい」と返事をする。

気ままな一人旅なので、自分だけの判断でどうにでもなることがありがたい。

午前10時、定刻にフェリーは出航し阿嘉島経由で正午に座間味港に着いた(写真1)。
今夜宿泊する、港のそばにある安宿に荷物を預け12時半過ぎに出発する。

港にある観光案内所で聞いたお薦めの食堂・レストランの中から歩く方向に近かった「まるみ屋」に寄る。
いろいろなメニューがあったが、沖縄らしい「ラフテー定食」を食す(写真2)。
1辺が7cmもある豚の角煮が1つ皿にでんと乗っていてびっくりしたが、よく煮込んであり美味しかった。

13時少し前、高月山に向かって出発する。

道路脇の畑にはパパイヤの木も実を付けている。
こんなところからも沖縄を実感する。

町の外れには「高月山展望台 1.4km」「稲崎展望台 3.5km」の標示がある。

ブーゲンビリアやハイビスカスが歓迎してくれているようである(写真3)。
ハイビスカスは赤だけでなく黄色もある。

稲崎展望台分岐を右に進み、10分余で高月山園地に着いた。
わずかな時間歩いただけであるが、さすが南国、気温は30度を超えていて汗だくだくである。

たくさんの島々が見える(写真4)。
白砂青松の世界である。

手前にあるのが「大島」、右奥が「黒島」「儀志布島」「渡嘉敷島」である。
その向こうに見えるのが沖縄本島だ。

ここ慶良間諸島は3年前の2014年に国立公園に指定されたばかりの新しい国立公園である。
新しいからか、標示がはっきりしているのがうれしい。
また、津波対策の「海抜標示」がいろいろな所に付けられている。
ここの標示は安全を示す青色で「約131m」とある(危険な場所は赤標示になっている)。

また、東屋のある休憩所が作られていて直射日光の強い南国なのでありがたい(写真5)。
展望を楽しむ周遊コースがあったので右回りにぐるっと回る。

回っていくと、座間味港が見下ろせる所もあった(写真6)。

その先には「高月山園地 展望所2」がある(写真7)。
ここからの展望もなかなかいい。
砂浜の向こうに安室島が見える(写真8)。

木々の茂る中を元の場所に戻る。
所要時間は10分余であった。

稲崎展望台分岐まで戻り、稲崎展望台方向に向かう。
13時半、阿佐集落への分岐を左に曲がる。

ホシアサガオのような野生のアサガオがたくさん咲いている。
海が見えてきて、稲崎展望台0.4kmの標示がある。

分岐から20分、稲崎展望台に着く(写真9)。
このようなプレートが主な観光地に設置されている。
プレートを入れて記念撮影するにはぴったりだろう。

この暑い中、観光客はほとんどいない。
歩いているのは私と物好きな西洋人が1,2人くらいだ。

そんな中、珍しく人がいると思ったら、地元の人が稲崎展望台に来て悩みなのだろうか、愚痴なのだろうか話し込んでいた(写真10)。
私は上の展望台で360度の展望を楽しむ。

ここからもたくさんの島々が見える。
また、女瀬ノ崎も見える(写真11)。

12月から4月までは、ここから繁殖のためにやってくるザトウクジラを見ることができるという。
クジラは小笠原やオーストラリアでたくさん見たが、ここなら近いので手軽に見ることができる。

この舗装道路を作る時に削られた所に露出している地層を見ながら進もう。
層によって地質が違うので縞模様になっている。

珊瑚礁の隆起で島ができたと思っていたが、そうではない感じである。
稲崎展望台方向を振り返る(写真12)。
良く歩いてきたものだ。

14時半、女瀬ノ崎に着いた。
ここも展望がいい。
木が生えていない岬の先端に東屋があるので遠くからでもよく見えるし、東屋からも展望がきく。

15時近く、「神の浜」に着く。
プレートの標示はそうなっているが、ここは浜の上の高台である。
砂浜で小島に繋がっているのがなかなかいい。

ここの木造の展望台は、台風の影響か壊れかけていて進入禁止のトラロープが張ってある。

嘉比島だろうか、白砂の砂州が伸びている(写真13)。
島へ船で送ってもらったのか、砂州には人がいる
私もあそこまで行きたくなったが、今回はやめておこう。

神の浜から下ると「阿真ビーチ」である。
砂浜を歩いて遊泳のできるビーチに向かおう。

「阿真ビーチ」では泳いでいる人は少ないが、監視員がいるのがいい。
これなら安心して泳げるだろう。
時刻は15時10分。

観光案内所で「満潮時に亀を見ることができる。今日の満潮は17時だよ」と聞いていた。
それで、監視員に「ここで亀が見れるそうですね。」と言うと、「今人が集まっている所に亀がいますよ。」と。

じゃあ、宿に帰って水着に着替えて来ないと。
この山歩きには重いので、シュノーケリング3点セットは置いてきている。
時間的にも、17時ならまだまだ先だと思ったのである。

気持ち足を早めマリリンの像を過ぎ、15時40分に座間味港に着いた。

着替えてシュノーケリング3点セットを持ち、「阿真ビーチ」に行くというYさんと向かう。
深さ2.5mほどの海底に体長50cmほどの亀がいた。

砂浜に生えている海藻を食べ、呼吸のため時々水面に上がってくる。
静岡の砂浜にもかつてはたくさんいた海亀。
今でも御前崎には産卵のためよく上陸するが家の近くでは見かけなくなってしまった。

約1時間ほど亀を見ながらシュノーケリングを楽しんだ。


休憩を入れて約4時間の山歩きとシュノーケリングを楽しんだ充実した1日であった。


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