2017.12.04 MM 第621号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 DLmarketで購入できます

   

     TOPに戻る     

阿嘉島 中岳展望台(なかだけてんぼうだい165m) 他

沖縄県 慶良間諸島 阿嘉島


この山の私の印象等は・・・                                     

「 サンゴ礁の海の展望を楽しんだ 中岳展望台 他 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
       メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」として毎週あなたの所に届きます。                                         

【歩いた日】     2017年10月17日(火)

【天候】       晴れ

【コース及び時間】


12:15阿嘉港(昼食)12:51-(自転車)-天城展望台分岐ー13:04天城展望台13:07-13:10天城展望台分岐

-13:44中ノ岳展望台13:58-14:25阿嘉港-(自転車)-14:36北浜ビーチ15:00-15:10阿嘉港


    【 登り(阿嘉港~天城展望台・中ノ岳展望台) 48分   下り(中ノ岳展望台~阿嘉港) 33分   合計  1時間21分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
小型船で阿嘉島に渡る(写真1) 阿嘉島の阿嘉大橋が見えてくる(写真2)
沖縄ソーキそば(写真3) 展城展望台分岐(写真4)
天城展望台からの眺め(写真5) 中岳展望台(写真6)
中岳展望台からの眺め(写真7) ニシバマビーチ上(写真8)
北浜(ニシバマ)ビーチ(写真9) アダンの木だろうか?(写真10)
ニシバマ展望台途中からの眺め(写真11) 木の階段を上がって行く(写真12)
阿嘉大橋から沈んでいく夕日を(写真13)  島々の間に沈む夕日はすばらしい(写真14)

【感想 等】 

10月中旬、沖縄の山に行ってきた。
今回の計画は、離島3島(慶良間諸島)の3山を3日間で歩こうというバカな計画である。
しかも、せっかくなのでシュノーケリングもしたいと、3点セットも持参する。

1日目は座間味島の高月山に登り西半分を周遊した(メルマガNo.618)。
座間味島の高月山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-l/yama618/yama618.html

そして2日目の朝は高月山からの日の出を見るための山歩きをし、古座間味ビーチでシュノーケリングを楽しんだ(メルマガNo.619)。
高月山からの日の出 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-l/yama619/yama619.html

これらの計画の元になっているのは「沖縄県の山(山と渓谷社)」である。
慶良間諸島の3山が載っている。


本日は、11時45分の便で阿嘉島に渡るために座間味港にやってきた。
島と島の間は狭く、わずか15分で着く。
料金も300円とリーズナブルでありがたい。
また、1日5便あるので計画が立てやすい。

船は漁船を元に作られたような小さな船である(写真1)。
私は10分前から待っていたが、船乗り場には誰もいなかった。

出発5分ほど前にワンボックスカーが着き、中から阿嘉島の小中学生用の給食を積んでいた。
座間味島で作り阿嘉島に毎日運んでいるそうである。
海が荒れると給食はなし、だという。

それからすぐに10人ほど乗り込んだ。
村役場の人が多かった。
きっと、この人達は両方の島を掛け持っているのだろう。

船は定刻に出発し、予定の時刻12時に着いた。
私は宿を探したが、なかなか小径が入り込んでいてスマホのグーグルナビでは着くことができなかった。

それで2,3回道を聞きやっと着いた。

実は本日宿泊する宿は無人である。
ネットの大手旅行サイトを通し申し込んで宿泊費も支払い済みであった。

宿のスタッフが台風対策で沖縄本島に行ってしまったが、それでもいいかと携帯に電話があった。
いろいろなおもてなし含めての宿泊費なので割引等あるかと思ったがそれはないらしい。
ただ、置いてある自転車は自由に使ってもよい、という話であった。
キャンセルも考えたが、宿代戻ってくる保証はないので泊まることにした。

宿泊室やトイレ、シャワーには外から行くような作りになっていて、鍵はあいていた。

荷物を置き、数台ある自転車のうち一番使えそうなものを選び観光協会に向かう。

自転車は海からの潮風のせいでチェーンまで錆びていた。
私は学生時代、サイクリングで日本中を走ったので自転車のメンテナンスの大切さを知っている。

港にある観光協会では昼食のおすすめの食堂・レストランや商店を聞いた。
人口300人ほどの小さい島である。
そこにはあまりたくさんはの食堂はなく、港のそばの食堂でソーキそばをたべる(写真3)。
船で一緒だった村役場の人たちも数人できていた。
はやり他にはあまりないからだろう。

自転車に乗り、まずは天城展望台に向かう。

自転車は6段変速ではあるが、タイヤが小さなミニサイクルである。
ハンドルとサドルを上げたので走れるようにはなったが、坂道を登ろうとしたら前輪が浮いてしまった。
改めてタイヤサイズの小さな自転車は坂道には強くないことを実感した。

自転車で坂を上るのは無理だと判断し、中岳との分岐に自転車を置き、歩くことにした(写真4)。
(港から少ししか自転車で走っていない)

傾斜の急な舗装道路を歩いていく。
終点に広い駐車場がありその手前から展望台に続く遊歩道があった。
ただ、表示がないので展望台への道を少し探してしまった。

天城展望台からは阿嘉大橋方面など素晴らしい眺めだった(写真5)。
阿嘉ビーチ、阿嘉大橋などが見える。
海の色がコバルトブルーできれいだ。

暑い中歩いているのは私だけである。
この天城展望台でも誰にも会わなかった。


自転車を置いた中岳展望台への分岐まで戻り、右側の道を中岳展望台に向かうも、急坂で自転車では走れずすぐに自転車を置き歩いて行く。
標識に沿って歩くこと30余分、中岳展望台の建物が見えてきた(写真6)。

上がって展望を楽しむ(写真7)。
真っ青の海とたくさんの島々が見える。
座間味島、渡嘉敷島、慶留間島・・・。
写真にある手前の島は安室島だ。

道路をそのまま進み後原展望台にも行くことも考えたが、阿嘉集落に戻り北浜(ニシハマ)に行くことにした。

来た道を戻り、14時25分阿嘉港に着いた。

北浜への道は平坦なので自転車で行くことができた。
自転車で11分かかり北浜に着いた。

他の地区は知らないが、ここ慶良間諸島の海水浴場には気温や水温などの掲示板がある(写真8)。
今日の気温は32度、水温は28度で遊泳可能とある。

10月中旬の平日ということで遊泳者は少ない(写真9)。
私も泳ごうかと思ったが、No.619(高月山御来光)で書いたように午前中座間味島で御来光登山後に阿真ビーチで泳ぎやや疲れ気味だったのでやめた。

代わりにビーチを見下ろす西側にあるクワボウ岳方向の展望台に向かう。
アダンの木だろう、独特な実がなっている(写真10)。

木の階段を上がって行くと徐々に北浜(ニシハマ)が見えてくる。
展望台てっぺんからは海の色の変化がきれいだ(写真11)。
その向こうには安室島や座間味島が見える。

展望を楽しんだら木の階段を下ろう(写真12)。

帰りは阿嘉港まで10分であった。

2軒ある商店に食料とビールの調達のため寄る。
ご飯系はなく朝食用にパンを買う。

また港にある観光協会に行き夕食を食べることができる食堂・レストランを聞く。
1軒だけやっているスナックなら何か夕食になるものを食べることができるかもしれない、と言う。
その店のオープンは17時。

それまで阿嘉ビーチの東屋で海を眺めながら1人ビールを飲む。
海を見ながらのビールもなかなかいい。

17時になったので自転車で行くと家の庭を使っての野外スナックだった。
メニューを見せてもらうと食事類はそこには載っていなかった。

「何かお腹にたまるものはできませんか?」というと
「焼きそばならできます。」と言う。
「それ、お願いします。」と言うことで、夕食は沖縄焼きそばにありつけた。

食べ終わる頃、西の空が赤く染まりだした。
自転車で阿嘉大橋に行くと、すばらしい夕日が広がっていた(写真13)。
人生悪いことばかりはない。こんな美しい夕日に出会えたのだから・・・。

島々の間に沈む夕日はすばらしい(写真14)。
太陽が沈むまで眺め宿に向かう。

部屋は私のために鍵を開けてあったのではなく、鍵が壊れて閉まらないことがわかり少々不安になったが疲れからぐっすり眠ることができた。


いろいろあったがサンゴ礁の海の展望を楽しんだ阿嘉島での1日であった。



特価 電子書籍 【 [実登] 日本百名山 他の山々 450山 】 CD-Rもあります
ご活用ください。

inserted by FC2 system