2017.12.18 MM 第623号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 DLmarketで購入できます

   

     TOPに戻る     

阿波連園地(あわれんえんち 31m)
沖縄県 慶良間諸島 渡嘉敷島


この山の私の印象等は・・・                                     

「 おまけで歩いた渡嘉敷島の最南端もよかった 阿波連園地 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
       メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」として毎週あなたの所に届きます。                                         

【歩いた日】     2017年10月18日(水)

【天候】       晴れ

【コース及び時間】


阿波連ビーチ10:17-10:21阿波連漁港分岐-10:33渡嘉敷港分岐-10:55裏ヶ丘展望台〈64m〉11:07-

11:22阿波連園地〈31m〉11:49-12:40阿波連ビーチ


    【 登り 53分   下り 51分    合計  1時間44分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
阿波連漁港分岐(写真1) 阿波連ビーチが見える(写真2)
裏ヶ丘展望台(写真3) アリアケカズラという花だろうか(写真4)
阿波連園地駐車場付近(写真5) 阿波連崎展望台から(写真6)
阿波連園地から先端を望む(写真7) 阿波連ビーチでシュノーケリング(写真8)
琉球王朝時代の根元家の石垣(写真9) 修学旅行生達が集まってくる(写真10)
修学旅行生のための臨時フェリー(写真11)  修学旅行生を見送る島の人達(写真12)

【感想 等】 

10月中旬、沖縄の山に行ってきた。

「沖縄県の山(山と渓谷社)」に慶良間諸島の3山が載っていて、これを元に計画した。

今回の計画は、離島3島(慶良間諸島)の3山を3日間で歩こうという計画である。
しかも、せっかくなのでシュノーケリングもしたいと、シュノーケリング3点セットも持参した。

1日目は座間味島の高月山に登り西半分を周遊した(メルマガNo.618)。
座間味島の高月山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-l/yama618/yama618.html

そして2日目の朝は高月山からの日の出を見るための山歩きをし、古座間味ビーチでシュノーケリングを楽しんだ(メルマガNo.619)。
高月山からの日の出 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-l/yama619/yama619.html

その後阿嘉島に渡り中岳展望台と北浜ビーチに行く(メルマガNo.621)。
中岳展望台と北浜ビーチ http://h1933.web.fc2.com/hyaku-l/yama621/yama621.html

3日目は阿嘉港から阿波連漁港に渡り照山への登る(メルマガNo.622)。
照山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-l/yama622/yama622.html

照山から戻り時計を見ると、時刻はまだ10時半前である。
せっかくなので渡嘉敷島の最南端の阿波連園地まで歩くことにした。
レンタカーなら車道を通り簡単に行けるだろうが、バスなどの公共機関で阿波連園地に行くことはできない。


阿波連ビーチの商店で買ったハム卵握り飯を持ち出発する。
数分歩くと阿波連漁港への分岐があった(写真1)。

ゆるやかに登っていくと阿波連ビーチが見えてきた(写真2)。
戻ったらあのビーチでシュノーケリングをしよう。

10時半過ぎ、渡嘉敷港への分岐に着いた。
「渡嘉敷港7.5km、阿波連ビーチ2.5km」とある。

阿波連園地まで歩いたら往復3時間くらいかかる、と言われたが思ったより近そうである。
今回は横着をして、持参しているのはガイド本のコピーと観光協会でもらったパンフレットにスマホである。
25000分の1の地形図を持って来れば詳しいことがわかって良かったと少し後悔する。

ピンクのフヨウの仲間の花が咲いている。
木々は背の低い灌木なので直射日光をまともに浴びてしまい暑い。

舗装道路にマメ科の黄色の花を付けたツルが伸びている。

11時、裏ヶ丘展望台に着いた(写真3)。
これまで少しのアップダウンはあるがほぼ平坦な道を歩いてきた。
高い所でも標高100mほどである。

ここ裏ヶ丘展望台は島の南では高い所で60mほどあり、南方向に阿波連園地が見える。

阿波連園地はもうそんなに遠くはない。

黄色の花が咲いている。
これは何だろうか?
ネットで調べるとアリアケカズラの感じである(写真4)。

11時15分、阿波連園地に着いた(写真5)。
芝生の手入れをしている関係者がいるだけで他には誰もいない。

遊歩道を阿波連崎展望台に進んで行く。
浦の浜や浅瀬の海岸が見える(写真6)。

南にはフィリピン海に繋がる海が広がっている。
持って来た握りを食べる。

公共の交通機関がなかったりシーズンオフということで誰もいないのかもしれない。
3日間とも山ではほぼ独り占めの風景観賞である。

阿波連園地に戻ると1台レンタカーが止まっていた。
60代の男性が1人海岸に下りている(写真7)。

このすばらしい風景を見に来る人があってうれしかった。

帰りは来た道を戻る。
様子がわかっているので調子よく歩く。

阿波連ビーチに着くとまだ13時前である(写真8)。
着替えてビーチでシュノーケリングをする。

サンゴ礁があり、魚たちにも会えた。
波に揺られながら海中を見るのも楽しい。

同じ宿に宿泊する人達とも会い話をする。

少し雨が降ってきたが、修学旅行に高校生達が300人ほどやってきた。
アクティビティー別にインストラクターが説明し海に入っていく。

バナナボート、シュノーケリング、体験ダイビング・・・・。
新潟の高校生だそうだが、非日常である沖縄の海の体験はきっと思い出に残るだろう。

16時過ぎ、ピックアップのワンボックスカーは出発し渡嘉敷港近くの宿に着く。
そこには琉球王朝時代の根元家の石垣が残っていた(写真9)。

立派な石垣で当時の財力の大きさが偲ばれる。


翌日、19日は修学旅行の高校生が帰るので午前中に臨時のフェリーが出るという。
3日間、3島を楽しんだので早めの便で那覇に戻ることにした。

港でフェリーを待っていると続々高校生達がやってきた(写真10)。
那覇から1時間余で来ることができる渡嘉敷島は修学旅行生の誘致に成功したのだろうが、生徒達にとっても沖縄の歴史を知ると共に日常では味わえない南国の海を体験できてすばらしいことだと思う。

私も大学生の時、サイクリングで沖縄本島や先島を周りすっかり沖縄が好きになった。
今では富士山静岡空港を始め地方空港から沖縄行きの路線があり誰でも簡単に沖縄に行くことができる。
すばらしいことである。

やがて那覇からのフェリーが着いた(写真11)。

そして定刻に、渡嘉敷島の関係者に紙テープで見送られながら出港した(写真12)。


おまけの阿波連園地もすばらしい景色で海の風景を満喫できた。
また、3回のシュノーケリングでサンゴ礁や亀、熱帯魚たちにも会え楽しい3日間であった。




特価 電子書籍 【 [実登] 日本百名山 他の山々 450山 】 CD-Rもあります
ご活用ください。

inserted by FC2 system