2017.12.25 MM 第624号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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ポッパ山 タウン・カラッ(737m)

ミャンマー  マンダレー  バガン平原


この山の私の印象等は・・・                                     

「 麓までは時間がかかったが 山頂は近かったポッパ山タウン・カラッ 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2017年3月19日(土)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】


ニューバガン9:11=(ピックアップバス)=9:50椰子農家のドライブインで休憩10:20=11:00チャウッパダウン-

11:21タウン・カラッ(737m)11:38-11:50チャウッパダウン12:50=(ピックアップバス)=14:00ニューバガン



    【 登り 21分   下り 12分    合計  33分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
ニューバガンのホテル(写真1) 途中休憩にて(写真2)
麓からタウン・カラッを望む(写真3) 像がお迎え(写真4)
サルが見守る中777段の階段を登っていく(写真5) 参拝者がくれる米ハザシ菓子を食べる(写真6)
所々展望が広がる(写真7) ますます急な階段に(写真8)
山頂はもう少しだ(写真9) かなり高いところまで登った(写真10)
山頂を周遊する(写真11) 1518mのポッパ山が見える(写真12)
参拝客用の土産や食べ物がいっぱい(写真13) 麓から山頂を眺める(写真14)

【感想 等】 

3月にミャンマーに出かけた。
3月にミャンマーに出かけた。いろいろ歩いたが、山歩きの部分だけここに記す。
バガンからシェアタクシーで行くことができる、とガイドブックに出ていた。

ヤンゴンから20時に空路バガンに着き、タクシーでニューバガンのホテルに着く。
ホテルのフロントに「ポッパ山に行きたいがシェアタクシーは予約できるか」と、聞くとこのホテルで予約できるという。

ガイドブックには代金は8000K~1万2000kと出ている。
9000k(約900円)を払い、シェアタクシーで行くのを楽しみに待つ。


ホテルの部屋は蚊帳(カヤ)が付いていた(写真1)。
利口な蚊が多いのか、蚊に蚊帳の中に入られ1ヶ所刺されてしまった。
(蚊帳は子供の頃は使っていたので蚊に入られないように注意はしていたが、ベッドだと隙間が空きやすいからだろう)

シェアタクシーは9時ピックアップと言うことであったが、11分遅れでやってきたのはマイクロバスであった。
マイクロバスは10数人の西洋人で満席であった。
私は空いた隅の席に腰をかけた。

バスはバガンの南東50kmにあるというポッパ山に向かって簡易舗装の道をスピードを上げて走る。
途中の鉄道駅に寄り、ミャンマー人を乗せまた走る。
これは客ではなくドライバーの知り合いのようだ。

しばらく走りまた止まる。
それは農家の庭先だった。

簡単なドライブインと言うことなのだろう。
そこではココナツ椰子の実を取り、牛を使い細かくしているようである(写真2)。

詳しいことはわからないが、それを水に溶かし火にかけエキスを固め売っていた。
味見をしてみると、繊維が完全には取り除かれずに口に残った。

蒸留して椰子酒も作っているようでかまどがあり火が燃えていて、瓶に蒸留液が少しずつたまっていた。
また、作った物が店先に列んでいた。
誰も買う人はいなかった。

トイレは簡素な作りで、誰も入らなかった。

そこでは30分休み、目的地「ポッパ山」に向けて出発した。

休憩から40分ほど走ると、山の裾に入り止まった。
駐車場から少し下った所に登山口があるらしかった。

みんなの後をついて行くと、ガイドブックに出ていた岩峰が見えてきた(写真3)。
山頂には寺院が見え、岩の右の方に階段が見える。
あの階段を山頂の寺院まで登っていくのだろう。

登り口に行く途中、金色の像がある(写真4)。
ここポッパ山タウン・カラッはミャンマー土着の宗教であるナッツ神の聖地だという。
この像はナッツ神の神様なのだろう。

サルが見守る中、階段を登っていく(写真5)。
この階段は777段あるという。

ところ所にナッツ神の像があり、信仰深い人達が拝んでいる。
また、壁がない所からは周りの木々や家々の景色が見える。

階段にサルたちが集まっていると思ったら、参拝者がくれる米で作ったハザシ菓子のようなものを食べている(写真6)
仏教にもある徳を積むための動物愛護だろうか。
掃除が大変だし、階段が汚れてしまう。

なるべくハザシ菓子を踏まないように登っていく。
周りの景色がよく見えてきた(写真7)。

緑深い小高い山の中に寺院が点在している。

ますます階段は急になってきた(写真8)。

こんな中腹にもナッツ神を祀った部屋がある。
山頂はもうすぐである(写真9)。

標高700m以上に登ったのだろう。
広い範囲が見え建物も小さくなった(写真10)。

山頂に着いた(写真11)。
日陰で休んでいる人達がいる。

ぐるっと回ってみよう。
木々を燃しているのだろうか、4ヶ所から煙が立ち上がっている。
向こうにポッパ山(標高1518m)が見えてきた(写真12)。

25万年前までは火山活動をしていて、ポッパ山の山頂にはクレーターがあるという。
そのクレーターとこのタウン・カラッの岩峰は形も大きさもほぼ同じだそうである。
それでポッパ山の噴火で吹き飛ばされてきたと言われているそうである。

この伝説を読んで、日本の各地に残るダイダラボッチ伝説を思い出していた。

山頂で休んだら同じ階段を下ろう。
下りは簡単で10分余だった。

出発の13時まではまだまだ時間がある。
辺りをぶらぶら歩く。

予定通りに出発し、14時にニューバガンに戻った。
タウン・カラッの麓までは時間がかかったがポッパの山頂は思っていたよりかなり近かった。

簡単山歩きであったが、ミャンマーの庶民の生活に触れることができた楽しいひとときであった。


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