2018.01.10 MM 第626号
2018年初日の出登山 満観峰(470m)
焼津市・静岡市 焼津アルプス 日本百低山
この山の私の印象等は・・・
「 やはり初日の出は山からがいい!と改めて思った 満観峰 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2018年1月1日(金) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 花沢の里P5:37発-登山口-6:09鞍掛峠6:13-6:42満観峰〈470m〉7:08-7:55日本坂峠7:58- 8:19法華寺-8:39花沢の里P 【 登り(鞍掛峠コース) 1時間1分 下り(日本坂峠コース) 1時間28分 合計 2時間29分 】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
鞍掛峠(写真1) | 山頂はもうすぐ(写真2) |
焼津港・駿河湾が見えてくる(写真3) | すでに山頂には大勢が(写真4) |
常連さん達がフジバカマの畑を作ってある(写真5) | 東の空が染まってきた(写真6) |
富士山も赤くなってきた(写真7) | 初日の出(写真8) |
太陽が駿河湾を照らす(写真9) | 南アルプスも染まる(写真10) |
喜びを体で表す人(写真11) | 前景のある富士山はより素敵(写真12) |
霜が降りている(写真13) | 焼津方面が見えてくる(写真14) |
【感想 等】 私は毎年、焼津アルプスで御来光を拝んでいる。 2017年は花沢山東尾根 2016年は高草山 2015年は満観峰 この3ヶ所を順に登り、もう10年以上続けている私の元日の習慣である。 今年は満観峰での初日の出である。 これまでの経験で御来光登山をされる人は、花沢山東尾根10人くらい、高草山100人くらい、満観峰300人くらいといった所である。 元日5時半に花沢の里駐車場に着くと、上段の駐車場満車、中段も満車、下段に回ると数台の空きがあった。 そこに車を止めすぐに出発する。 1時間余で登ることができるので急ぐことはない。 LEDの白っぽい街灯に照らされた花沢の里を歩いて行く。 何人も歩いている人達がいる。 気持ちが高ぶっているのか大声で話している人達もいる。 30軒の民家がある集落でまだ多くの人が寝ている時間である。 話すのは我慢したいところである。 夜間ハイク用にはできていないので、法華寺先の登山口は暗い。 ここから山道に入り、私はライトを点灯した。 天気も良く月や星が出ているが、ライトなしでは暗くて危険である。 風が強く寒くなるという天気予報であった。 ジャンパーを着た普通の格好で来たが、ザックにはオーバーズボンやポケッタブルダウン、目出し帽を用意してきた。 しかし登り始めてみて、風は弱く気温もそれほど低くない。 15分ほど登ると少し汗ばんできたので、ジャンパーのチャックを開ける。 6時過ぎ、鞍掛峠に着く(写真1)。 数人休んでいる。 私もベンチで少し休み、ジャンパーを脱ぐ。 ここからは緩やかな登りなので快適である。 ただ、数人のグループに追いつき、彼らの後をついて行く。 正月の山歩きでは、山のルールに慣れていない方も多い。 例えば、追いつかれたら先に行ってもらう、登り優先など・・・。 そんな中、山側の斜面を走って抜いていく人もあった。 私にとって、急ぐ山歩きではない。 彼らの話を聞くと話に聞きながら登っていく。 6時半過ぎ、尾根に出た(写真2)。 辺りはかなり明るくなってきているが、日の出は毎年7時少し前である。 もうすぐ満観峰の山頂である。 焼津港・駿河湾が見えてくる(写真3)。 あの海岸では多くの人が初日の出を待っているだろう。 6時42分、満観峰の山頂に着いた。 今年もはやり多くの人達が日の出を待っていた(写真4)。 300人くらいはいるだろう。 私も日の出や富士山がうまく見える北側の場所に移動した。 元茶畑だったところに誰かが木の柵を作ってある(写真5)。 そこにはフジバカマとアサギマダラの看板がある。 きっと山の常連が植えたのだろう。 東の空が徐々に赤く染まってくる(写真6)。 下の方には雲があるが御来光は大丈夫そうだ。 伊豆半島が薄いガスの中見える。 6時50分、富士山も少し赤く染まってきた(写真7)。 6時55分、初日の出が顔を出した。 「今年も自分にとっても家族にとっても地球上のすべての人にとって良い年でありますように・・・」と拝む。 6時57分、半分以上太陽は顔を出す(写真8)。 この瞬間が好きで、実は家からも毎日日の出を楽しんでいる。 すぐに全部が顔を出す(写真9)。 南アルプスはまだうっすらと色づいている(写真10)。 御来光を待つまでも雑煮やお汁粉など作っていた人達が本格的に温かい食べ物を作り出している。 私は面倒だし重いので、保温水筒に入れたお茶とおやつだけを持参してきた。 お茶を飲もうとすると、声をかけられた。 何と元の職場の先輩I氏であった。 彼は初めて満観峰の初日の出に来たという。 彼から知り合いを紹介されたが、そのグループには高校時代の同級生が2人いた。 しかも一緒にバスケットをした仲間だった。 何年ぶりかに会う友人であった。 地元のミニアルプスである。 山頂に300人もいればもっと知り合いもいるかもしれない。 日の出と共に下った人達もいる。 まだまだ山頂で楽しんでいる人達もいる(写真11)。 7時過ぎ、I氏と日本坂峠経由で下る。 4年前の初日の出の時より日本坂峠コースで下る人達が多い。 I氏といろいろな話題について話ながら尾根を歩く。 30分ほど歩いた展望所には新しいベンチが作られていた。 静岡市や富士山の展望が広がり休むにはぴったりの場所である(写真12)。 分水神社の辺りは冷えたのか、霜がまだ残っていた(写真13)。 今回霜は他の場所ではあまり見かけなかった。 8時前には日本坂峠に着いた。 その先にある展望所からは初日の出に照らされた焼津市が広がっていた(写真14)。 法華寺も花沢の里も静かに佇んでいた。 8時半過ぎ、花沢の里駐車場に着く。 今回もすばらしい初日の出を拝むことができ、今年も良い年になりそうな予感がした。 家からも、近くの海からも初日の出は拝めるが、やはり山から初日の出を拝んで良かった、と思った。 |