2018.01.17 MM 第627号
安倍城跡(435m) 静岡県静岡市
この山の私の印象等は・・・
「 時々みぞれが降る中を縦走した 安倍城跡 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2018年1月5日(金) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 西ヶ谷登山口下P10:31発-登山口-11:11安倍城跡〈435m〉11:20-11:29増善寺分岐-12:02同慶院12:08 -12:11同慶院P 【 登り(西ヶ谷コース) 30分 下り(同慶院コース) 43分 合計 1時間13分 】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
西ヶ谷総合運動場上からスタート(写真1) | 登山口にはスキー用ストックが(写真2) |
常連さんだろうか案内図が(写真3) | 一面イチョウの木がある(写真4) |
柑橘類が植えられている(写真5) | 山頂の安倍城跡(写真6) |
安倍川の向こうに賤機山塊が見える(写真7) | 静岡市街地が見える(写真8) |
迷い込まないようにかロープが(写真9) | なだらかな尾根は快適(写真10) |
33体の石仏とはこれらのことか?(写真11) | 同慶院の登山口(写真12) |
同慶院に着く(写真13) | 同慶院下にある梅園の芽も膨らみ(写真14) |
【感想 等】 今年は時間が取れそうなので、気になっていてまだ登ってない山や登ってない時期に登ろうと思っている。 先日、早速静岡市の安倍川沿いにある低山、安倍城跡(標高435m)に行ってきた。 12月中旬から上海旅行で美味しいものをたくさん食べ、帰宅後は忘年会など食べる機会が増え、体重が増えてしまったということもある。 これまでは、10日くらいでいつもの体重に戻っていたが今年になってもやや多いままである。 低山歩き程度なら大丈夫であるが、高山やロングの縦走では足への負担が増す。 今回歩きたいコースは短いながらも縦走である。 登り口と下山口はそれほど遠いわけではないが、違うバス路線である。 それで、車に自転車を積んで行き同慶院に置いて、西ヶ谷の登山口に向かった。 降雨確率40%だが、雲行きが怪しい。 車で走っていると、みぞれが少し降ってきた。 西ヶ谷総合運動場右手(北)から入って行くと安倍城跡への登山口はある。 少し上がると林道は細くなるので、小さな空き地に車を止めてた(写真1)。 そして10時半過ぎに出発した。 天気が崩れてきたので、雨具もザックに入れてきた。 杉林の中の落ち葉の積もる道を登っていくと、登山口までは4分であった。 そこには軽自動車が1台止まっていたが、それ以上車は止めることができない感じであった。 登山口にはスキーのストックが十数本も置いてあり自由に使えるようになっている(写真2)。 少し登って行くと、母子3人組がストックを持って下りてきた。 3人は安倍城跡に登ってきた軽自動車の人達だろうか。 本日1月5日は学生にとって冬休みで、長い休みの会社は今日も休みであろうが、今日は平日であるし天気も良くないので誰にも会わないと思っていたので3人に会えて少しうれしかった。 その先の杉の木には登山案内の地図が付けられていた(写真3)。 このコースは公の案内板も十分とは言えない。この山の常連が付けてくれる案内表示はありがたい。 道はつづら折りの急登になったが、足元を見るとすべて枯れたイチョウの葉であった。 この斜面の木々はすべてイチョウである(写真4)。 ぎんなんを取るために植えたのかは知らないが、あと1ヶ月早ければ黄金に輝くイチョウ林を見ることができたかもしれない。 今年の秋には是非来たいものである。 登山口から10数分ほど登ると柑橘類が植えられていた(写真5)。 静岡の畑では多くの柑橘類を栽培しているが、これは何だろう。 普通の甘夏だろうか。 その向こうには安倍川と浅間神社から続く尾根、が見える。 かつては浅間神社から安倍峠までの長い尾根を何回かに分け縦走したものである。 やがて道はもっと急登になりロープも付けられていた。 そこを登り切れば、尾根道である。 尾根道を南進し11時過ぎ安倍城跡に着いた(写真6)。 ちょうど30分で登った。 思ったより到着が早い。 この安倍城跡は14世紀、南北朝時代に狩野氏によって築かれた山城の跡だという。 室町時代や安土桃山時代より早い時代の山城だというのを初めて知った。 写真のように大きな石碑があり、南方面の木が切られ展望が開けている。 先ほどより広く、安倍川と浅間神社から続く尾根、賤機山塊が見える(写真7)。 また静岡市の中心部や海岸線・駿河湾も見える(写真8)。 あいにく雨が降りそうな曇り空なので富士山は見えない。 これが見えただけでここ安倍城跡に来た甲斐があった。 「安倍城跡」と言われる前は何と呼ばれていたのだろうか。 この山塊では一番標高が高いので○○山という名前があったことは十分考えられる。 表示に従って同慶院方向に向かう。 迷い込まないようにかロープが張られている(写真9)。 なだらかな尾根歩きは快適である(写真10)。 両側には杉が植えられている。 林業が盛んだったことには木々を切られたのだろう。 3cmほどの太さのワイヤーが放置されている。 11時半、鉄塔に着いた。 ここは久住砦跡である。 木々に囲まれて展望は全くない。 ここは増善寺への分岐にもなっている。 標識に従って南東に進む。 足元にはウラジロの生える杉林の中を進んで行くと石碑がある(写真11)。 線彫りで観音像が描かれている感じである。 少し下るとまた石碑がある。 ガイドブックには「33体の石仏に導かれて・・・」とある。 33本あるのだろうか。 山道は分岐がたくさんあり、標示はなかった。 どれを通っても同じところに出そうであるが、時々地図で確かめながら下った。 順調に下り、12時過ぎ同慶院の登山口に着いた(写真12) 。 ここにも同じように十数本のスキーストックが置かれている。 その先が同慶院である(写真13)。 久住山同慶院は15世紀に創建されている。 入口の龍門橋のところにある4本の大杉は迫力がある。 歴史を感じると共に木や寺が大事にされてきたことがわかる。 その先には広い梅林がある(写真14)。 来月になれば一斉に梅の花が咲き、いい香りを漂わせると共に大勢の観光客が押し寄せるだろう。 その頃になると必ず地元新聞に同慶院の梅林のことが載るのである。 安倍城跡下であったハイカー以外には会わなかった。 この同慶院にも人はいなかった。 時々冷たい雨が降る中を自転車で西ヶ谷登山口に戻った。 雨はたいしたことがなくて良かった。 楽しく歩くことができた。 次回は、梅の花が咲く時期か紅葉の時期に歩きたい。 |