2018.02.14 MM 第630号
花倉城趾(297m)・烏帽子形山(392m)三角山(350m)
静岡県藤枝市
この山の私の印象等は・・・
「 懐かしい農村風景や茶畑の中を歩いた 花倉城趾・烏帽子形山 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2018年2月9日(金) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 長慶寺P9:23-9:23長慶寺境内9:28-9:46山川池-10:15花倉城趾登山口-10:27花倉城趾〈297m〉 10:36-11:03三角山分岐-11:13烏帽子形山〈392m〉11:28-11:37三角山分岐-11:45三角山〈350m〉 11:50-11:58農道-12:23民家-12:52長慶寺P 【登り(烏帽子形山まで) 1時間36分 下り(烏帽子形山から) 1時間19分 合計 2時間55分】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
長慶寺を見てから出発(写真1) | 古いけど道標があり助かる(写真2) |
山川池から山に入る(写真3) | 農道を進んでいく(写真4) |
南側の志太平野の展望(写真5) | 花倉城趾(写真6) |
このコース一番の展望所(写真7) | 新東名の向こうに広がる志太平野(写真8) |
富士山が顔を出す(写真9) | 茶畑が刈り込まれていてきれいだ(写真10) |
小屋の軒先にスズメバチの巣が(写真11) | 梅が咲き始めている(写真12) |
サザンカは盛りを過ぎつつある(写真13) | コブシだろうか?(写真14) |
【感想 等】 今まで行くことができなかった焼津アルプス近くの山々に登っている。 焼津周辺は東海道の、東京と名古屋の中間にあり、古代から人が住み歴史の中にあった。 学生時代学んだ歴史にあまり登場しない地域でも行って見ると大きな城跡があったり、立派な寺や神社があったりしてびっくりすることも多い。 そんな地に偶然行き、日本の歴史や文化、自然等を学ぶことも山歩きの楽しみの1つに入れている。 今回は今川氏に関係する山城趾ある花倉城趾から烏帽子形山への縦走コースを歩いた。 自転車を持参しデポして舗装道路歩きを省略して楽する方法も検討したが、長慶寺に車を止め周遊するコースにした。 9時過ぎ、長慶寺に着く(写真1) 。 長慶寺は小さな枯山水のある素敵なお寺であった。 寺の本堂正面にある家紋入りのすりガラスが風格を感じさせる。 細い道を北東に進み小川沿いを北に進む。 このコースは所々に「藤枝ライオンズクラブ」の設置した道標がある(写真2)。 大変ありがたいことである。 ただ、やや古くなってきていて書いてある字が見えない標識もある。 道沿いののどかな田園風景がいい。 土壁に杉板を張った昔ながらの家も残っている。 長慶寺から20分ほど歩くと山川池に着く(写真3)。 ここから山道に入る。 といっても、舗装された農道である。 高度を上げていくと周りの山が見えてくる。 まだ耕作されている茶畑があり、藤枝の茶農家のがんばりを感じる。 やがて尾根に出る。 ここは、右側がみかん畑、左が茶畑である(写真4)。 この小高い丘のような稜線の農道歩きは快適である。 南側には志太平野や駿河湾も見える(写真5)。 貯水タンクを過ぎると花倉城趾入口である。 ここから細い急な山道になる。 ここ花倉城跡は藤枝市指定の史跡になっていて説明板があり所々に「堀切」「土橋」などと標柱が付けられている。 急な坂を10分ほど登っていくと本曲輪に着く。 全体的に樹木に囲まれているが、「二の曲輪」の南側は展望がある(写真6)。 戦国時代に今川氏が家督を争った時にはこんな木々は生えていないで、きっと展望が良かったのだろうと思う。 西側に1分ほど下るとこのコース一番の展望場所に着く(写真7)。 冬の寒い日にはこの日だまりでのんびり過ごすのも気持ちよさそうである。 焼津市の主峰、高草山から満観峰、焼津アルプスの尾根がはっきり見える。 焼津、藤枝と志太平野とその先の駿河湾がよく見える。 これから続く尾根の先にある烏帽子形山も見える。 少し下り進んで行くと三角山への分岐に着く。 烏帽子形山にはここからピストンする形になる。 樹林の隙間から富士山も見えてきた。 分岐から10分で三角山であった。 ここも展望はあまりよくないが片側が開けていて市内方向が見える(写真8)。 山道に見たことがない糞が落ちていた。 ハクビシンの糞だろうか? イノシシの糞だろうか? クマではないことは確かだが、量と大きさから言ってイノシシのものだろう。 しかも1回ではなく、2回3回と同じ場所でしている。 三角山から少し下ると農道に出る。 茶畑が広がっているので高い木がなく展望がいい。 山の上に富士山が見える(写真9)。 富士山だけ白いからすぐにわかっていい。 あとはずっと農道歩きである(写真10)。 茶畑を維持管理するにはこの農道がないと大変である。 作業小屋の軒先を見るとスズメバチの巣がある(写真11)。 横に穴があり、巣の住人はいないようである。 放置されたビニルハウスを過ぎ高度を下げていく。 白梅が咲き始めている(写真12)。 その先にはサザンカも咲いている(写真13)。 市道に出たが、車を置いた長慶寺はもっと北東である。 時々googlemapを見ながら位置を確かめ湾曲した道路を下っていく。 12時半過ぎ「花倉公会堂」に着いた。 地域を紹介するパンフレットと案内板があり、いいなあと思った。 このように地域の良さを積極的にアピールすることが大事だと思う。 それは訪問者にとってもそうであるが、地域住民にとっても地域の良さを再確認することになるからである。 13時前、長慶寺に着いた。 お寺、山城、いつもと違う展望など楽しく歩けた3時間であった。 |