2018.02.22 MM 第631号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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朝比奈城趾(169m) 静岡県藤枝市


この山の私の印象等は・・・                                     

「 道の駅「玉露の里」から簡単に登れてびっくりした 朝比奈城趾 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2018年2月17日(土)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

道の駅「玉露の里」P8:59-9:02万年寺-9:14朝比奈城趾〈169m〉9:17-9:40善能寺-9:42六社神社-9:45

道の駅「玉露の里」P



      【 登り 15分  下り 28分   合計 43分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
道の駅「玉露の里」から出発(写真1) 万年寺はすぐ着く(写真2)
藤枝ライオンズクラブの設置した標識(写真3) 杉林の中を進む(写真4)
朝比奈城趾は樹林の中に(写真5) ウラジロウが生える杉林(写真6)
付近の山々の展望(写真7) 展望所にある東屋(写真8)
展望所からの眺め(写真9) ヤブツバキが彩りを添える(写真10)
藤枝は小山が多い(写真11) 善能寺に着く(写真12)

【感想 等】 

 先週末、藤枝市の低山を歩いた。
静岡県藤枝市には海岸線はなく、山が多いのであるがすべて900m以下である。
一番高いのは高根山(871m)だ。

焼津市はほとんどが平野なので藤枝市方面がよく見えるのであるが、もっと高い山があるような印象を持っていた。
この事実を知った時本当にびっくりした。

若い頃は近隣のいろいろな山に登り楽しんできたが、20代からは日本アルプスを縦走するようになりしばらくは近隣の低山からは遠ざかっていた。
(焼津アルプスはアプローチがしやすく、家から近いのでトレーニングも兼ねて若い頃から継続して歩いている。)


今回は藤枝市朝比奈にある道の駅「玉露の里」から朝比奈城趾である。
8時半過ぎに道の駅「玉露の里」に着く(写真1)。

道の駅「玉露の里」の奥には「ふるさと 世界昆虫館」があり、道路の反対側には茶室のある「玉露の里」がある。
20年ほど前、仙台から友人が来た時ここに案内したのであるが、当時としては珍しい缶入りの液体のお茶を売っていた。
まずいから飲まない方がいいよ、と言ったのであるが友人は話の種にと自動販売機で買い飲んだ。
私も一口味を見せていただいたが、まずかった。

家で飲む茶葉で入れたお茶とは雲泥の差であった。

今ではペットボトルで飲むお茶が一般的になってしまったが、味は当時と比べると格段に良くなっている。
しかし、コーヒーや紅茶同様に茶葉から飲むお茶のうまさを知っている私は毎日の食事時を中心に本物のお茶を楽しんでいる。

そんなことを考えながら、道の駅の露天で準備に追われている年配者の竹細工や柑橘類を眺める。
そして、9時前に出発する。


今回のコースは藤枝市観光協会発行した、「藤枝市ハイキングコースガイド」に出ていたものである。
冊子には玉露の里バス停から歩き始め、新舟バス停に下るコースであったが、この距離なら道の駅から周遊できると思った。


県道209号線を南東に少し歩くと万年寺への道がある。
県道から少し入ったところにその万年寺があった(写真2)。

ここには「万年寺のカヤ」という根回り8m、樹高30mの県指定の天然記念物がある。
この巨木は何年生きているのだろうか、と感心する。

その脇に「←朝比奈城趾」という標識がある。
結界門のような木製の門をくぐり登っていく。

少し行った丘の上にも藤枝ライオンズクラブの設置してくれた標識がある(写真3)。

これらのハイキングコースはどこも藤枝ライオンズクラブの設置してくれた標識があり歩きやすい。
私は念のため地図やGPS機能オンにしたスマホを持って来ているが使わなくても大丈夫である。

荒れた茶畑を見ながら進むと杉林に入る(写真4)。
足元でウラジロウシダが風で揺れている。

林の中に東屋があり、新舟の集落が木々の間から見える。
そこから2分で朝比奈城趾であった(写真5)。

道の駅を出てからわずか15分である。

十分な広さがあり、すばらしい場所であったことが伺える。
現在は周りには木々が茂り展望は全くないのが残念である。

ここは戦国時代の武将、朝比奈氏の居城跡である。
山の上に堅牢な居城を造れば敵からの防御もできるし周りの動きも良くわかる。

山頂には説明板やベンチ、オリエンテーリングのポストが設置してある。
学生時代、ニュースポーツだったOL(オリエンテーリング)の講習を受け大会に参加したものである。
若かりし頃を思い出し懐かしい。

そこからも杉林の中を進む(写真6)。

また東屋があり、部分的に木が切られていて付近の山々が見える(写真7)。
朝比奈城趾をはさんで両側に展望用の東屋を造ったのだろう(写真8)。

山に登ったら周りや眼下を見たくなるものである。
普通の状態では木々が生え展望はない。
周りの木を切って東屋を造りハイキングコースを整備してくれてある。
ありがたいことである。

尾根道を気持ちよく進んでいく。
朝比奈城趾から5分ほどで善能寺への下りになる。

新舟の集落が見える(写真9)。

真っ赤なヤブツバキが咲いている(写真10)。
花の少ない時期に見るとよけいにありがたい。

配水池や墓場を抜け急坂を下る。
山間の小さな集落は見ていて落ち着く(写真11)。
荒れ地に古いお墓が数基並んでいる。

9時40分、善能禅寺に着く(写真12)。

県道に出て六社神社を少し見、道の駅「玉露の里」に戻る。
ピンクのきれいな梅の花が咲いている家があった。

道の駅では近所の農家の人達が販売の準備をしていたが、その準備が揃い柑橘類が並べられてあった。試食用のものも置かれていた。
はるみや初めて聞く名前の柑橘類の味を見せていただいた。
最近の柑橘類はほんとうに甘くなっている。

道の駅「玉露の里」から簡単に登れ、懐かしい山間の集落を見ることができてよかった。



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