2018.03.15 MM 第633号
天王山(標高 351m) 静岡県藤枝市北方
この山の私の印象等は・・・
「 滝や展望・歴史のある神社を楽しんだ 天王山 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2018年2月24日(土) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 白ふじの里P10:21-10:34白藤の滝P-10:42白藤の滝10:45-11:00葉梨神社11:07-11:30天王山〈351m〉 11:44-11:57葉梨神社-12:02安楽寺12:07-12:19白ふじの里P 【 登り 59分 下り 30分 合計 1時間29分 】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
白ふじの里に駐車(写真1) | 「白藤の里」駐車場(写真2) |
おこない滝(写真3) | 色梅が咲いている(写真4) |
舗装された農道を進む(写真5) | 葉梨神社からの展望(写真6) |
奥宮もある葉梨神社(写真7) | 平成13年に設置された標識は傷んできた(写真8) |
安楽寺への階段を下る(写真9) | 安楽寺(写真10) |
紅梅がきれいだ(写真11) | 雑柑の出荷準備(写真12) |
【感想 等】 10時過ぎ、静岡県藤枝市北方にある「白ふじの里」駐車場に着いた(写真1)。 藤枝と言えば、「藤」である。 GW前後には蓮華寺池をはじめ市内にはたくさんの藤色の藤の花が咲く。 ここ「白藤の里」には名前の通り、白藤が咲くのである。 白藤もなかなかいいものである。 ここ「白ふじの里」は、隣にJAの圃場があり、3年前には野菜作りの勉強に通っていた。 その時、この駐車場にハイキングコースの地図が出ていたのでいつか歩きたいと思っていた。 当時、時間があった日に「白藤の滝」までは歩いたことがある。 白ふじの里ではいろいろな催しが開かれるが、この日は市民から寄付されたたくさんのひな人形が飾ってあった。 題して「志太天神飾り展」である。 志太地方独特の天神雛の展示である。 数十年前には男の子が生まれると家にこの雛人形を飾り、りっぱに成長することを願ったのだ。 それが何十体も所狭しと列んでいた。 大きいものは幅50cm以上もあり見栄えがする。 それをじっくり見てから出発する。 標識に沿って県道81号を東に進み、県道はすぐに左に曲がり山の手に向かう。 少し行き集落の中の道を進んでいくと白藤の滝駐車場に着く(写真2)。 標識の矢印の沿って山道に入っていく。 2分で「おこない滝」に着く(写真3)。 水量が一番多くて見栄えがしたのでこの写真をHPには載せる。 登っていくと木の段の上の休息広場に着く。 そこには梅が咲いていた(写真4)。 その上に「観音滝」があり、「白藤の滝」がある。 雨が少ない時期だったので、ほとんど水がなかった。 そこから見る「白藤の滝」も滝の水が見えなかったが、登っていく。 ちょろちょろ流れている程度だった。 「白藤の滝」となっているが、ここには7つの滝があり似たような滝があと4つある。 また、水量の多い時期に歩いてみたいものである。 休息広場に戻り、舗装された農道を葉梨神社方向に向かう。 柑橘類を栽培している畑がある(写真5)。 そこにあった藤枝ライオンズクラブが設置した標識は倒れていた。 11時、葉梨神社に着いた。 そこには展望所があり葉梨西北の集落が見える(写真6)。 なかなかいい風景である。 この山の中腹にある葉梨神社は元々は下にある安楽寺の奥宮として造られたそうである(写真7)。 また葉梨神社と改名されたのは明治5年と案内板に書かれている。 樹齢千年と言われている楠の巨木もあり長い歴史が感じられる。 神社の横の杉林を登っていく。 今度は板が取れてしまった案内板がある(写真8)。 これらの標識を設置したのが平成13年と書かれていた。 木製の標識は15年以上経ちかなり腐りかけていて壊れているものがいくつもあった。 11時半、天王山(標高351m)に着いた。 樹林の中で展望がないのが残念である。 日だまりに腰を下ろし昼食にした。 そして元の道を下る。 10分余で葉梨神社に着く。 そこからは安楽寺に向けて集落を見ながら階段を下る(写真9)。 緩やかな階段は歩きやすく5分で安楽寺に着く。 安楽寺は8世紀に行基が開創だと看板に書いてある。 繁栄した時代には12の坊があったという。 葉梨神社もかつてはその坊の1つだったのかもしれない。 少し坂を登ったところにあるこの安楽寺は風格がある(写真10)。 本堂には大きな紋入りの窓ガラスが何枚もはめ込まれている。 ピンクの梅の花が咲き始め、そこにはおみくじが結ばれていた。 安楽寺から下って行くと、ピンクの梅が数本ある(写真11)。 写真のようにかなり咲き、緑色の竹との色合いがきれいだ。 県道まで出ると、農家があり柑橘類の仕分けをしていた(写真12)。 昔懐かしい魚入れの木箱を今も使っている。 今から50年ほど前にはこの木箱でスケトウダラや鯖などの魚をトラックで運んで来て、そのいらなくなった木箱を貯蔵用のみかん入れに使っている農家が多かった。 そんなことを思い出しながらしばらく作業を眺める。 山のすそ野には古民家があり、そんな景色を見るのも好きだ。 12時過ぎ、白ふじの里駐車場に戻った。 天神雛飾り、滝、農村風景の展望、歴史のある寺など懐かしい気持ちになった楽しい山歩きであった。 |