2018.04.03 MM 第634号
ビクトリアピーク(標高 397m) 香港 香港島
この山の私の印象等は・・・
「 正確な地図を見なかったので迷ってしまった中環から ビクトリアピーク 」
*下に私の感想等の文があります。
メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」として毎週あなたの所に届きます。
【歩いた日】 2018年3月18日(日) 【天候】 曇り 【コース及び時間】 中環8:30-9:01配水池-9:07半山に戻る-9:26/31-(プランテーションロード)-10:07ビクトリアピーク〈397m〉-続く 【 登り 1時間32分 】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
チムシャツォイからスターフェリーで(写真1) | 中環から急坂を登る(写真2) |
日本では見かけない道を進む(写真3) | 香港の国花「バウヒニア」(写真4) |
歩行者用の立派な道(写真5) | 配水庫に着いたが・・・(写真6) |
オールドピークロードを進む(写真7) | こんな木も好きだ(写真8) |
犬用のトイレも完備(写真9) | アジサイに似た雰囲気の花(写真10) |
朝鮮アサガオがある(写真11) | 何かの大会だ、竹編みのカゴを背負って走ってくる(写真12) |
この先がビクトリアピークだ (写真13) | 山頂には多くの人が(写真14) |
【感想 等】 寒かった2月の日本で、3月中旬からの休みに暖かい所を歩きたいといろいろ考えた。 九州や伊豆にも行ったが山の上はまだ寒かった。 じゃあ、海外に山を求めよう。 マレーシア、インドネシア・・・と熱帯から亜熱帯が思い浮かぶ。 そんな中、FB(フェイスブック)の友人Tさんがビクトリアピークに歩いて登った、という投稿をしていた。 また、その前にはラマ島やドラゴンバックトレイルの投稿もしていた。 20数年前に2度ほど香港に行ったが、山は多いがトレイルが整備されていることをTさんから教えていただいた。 また、Tさんから紹介していただいたHPの中にIさんのすばらしい内容の濃いHPがあり、 今回は「香港の山」に行くことを決め航空券をゲットした。 びっくりしたのは香港政府観光局が日本語版の「香港 ハイキング&サイクリングガイド 2017」というPDF冊子を発行していることである。 これを無料でダウンロードできる。 政府が発行している最新のものであるので安心して活用できる。 この中から登りたい山をピックアップして山歩きの計画を作成した。 まずは、これまで過去2回の旅行でピークトラムで登っているビクトリアピークである。 私の計画は、中環から登り、ビクトリアピーク(チューケイ山 552m)に行き、香港大学まで縦走しMTR香港大学駅から戻るという計画である。 今回はビクトリアピークまでの前半を載せる。 7時過ぎ、チムシャツォイの安宿を出発し、フェリー乗り場に向かう。 通ってきたコースが悪かったのか、朝食を食べる店を見つけることができなかった。 セブンイレブンがあったので、そこで昼食用のパンを買う。 7時半前、スターフェリーで中環に向かう(写真1)。 今日は曇りで山の上部にはガスがかかっている。 クリアーな展望は望めない。 フェリーの代金は100ドルチャージしたオクトパスで支払うので小銭を用意したり自動販売機で買ったりする手間がなく簡単である。 このオクトパス、鉄道、バス、フェリーとあらゆる交通機関で使えるだけでなく、一部の店でも使えるので便利である。 頻繁に出ているフェリーはすぐに対岸の中環(セントラル)に着いた。 朝食を食べる場所を探したが、目に付いたのはマクドナルド。 その国にいる間に1度はマクドナルドに入りサービスや味の違いを比べるのを楽しみの1つにしている。 注文はパネルタッチで行い、支払いは交通機関のプリベートカードであるオクトパスか現金か、クレジットカードかを選択する。 前日買ったオクトパスで支払ってみた。 ハンバーガー2つにミニパスタ、コーヒーを頼んだら53香港ドルだった。 食後、8時半に出発する。 最初は地図を見て間違わないように坂を登っていく(写真2)。 大変な急坂である。 教会を過ぎ、ロビンソンロードを上がって行く(写真3)。 この近くに「オールドピークロード」と書かれていたのでいいのだろう、と思い・・・。 ハイビスカスの仲間なのか、見たことのない花が咲いている(写真4)。 後日、香港在住の榎本さんから香港の国花「バウヒニア」であると教えていただいた。 気品のある素敵な花である。 国旗やコインにも使われているそうである。 歩行者専用の長い陸橋がある(写真5)。 日本では費用もかかるし、こんな陸橋はわざわざ造らないだろう。 植物園の真ん中の道を通ればビクトリアピークに行けると地図を見てきたのであるが、標識のない細い道を上がったのが間違いだったようである。 (植物園の東側まで行ったのであるが、そのあとが間違っていた) 歩いて行くと、「プライベートロード」の表示がある道が増えた。 子ども達がサッカーボールを持って上がって行くので、この道は上に繋がっているかと思ってついて行く。 やがて、「配水庫遊楽場」に着いた(写真6)。 芝生のサッカー練習場ががあったが、その上はマンションで行き止まりであった。 結局、「半山」まで戻ることになった。 あとで地図を調べると、この半山も山頂に繋がるルートからかなり東よりの地域である。 地図もGPSもない中、山勘で登ると道迷いが多い。 登山ルートはいくつもあるのに山頂に向かうことができないもどかしさ・・・・。 そこからは住民に教えて頂いた「オールドピークロード」を登る。 「半山」の案内板にもその方向に「山頂 The Peak」と出ている。 9時18分、「山頂歩いて30分」の表示がある。 道には青々とした木に囲まれ気持ちがよい(写真7)。 日本ではあまり見かけない肉厚の大きな葉が茂っている(写真8)。 また竹も5cmくらいでまとまって生えているものも日本ではあまり見かけない。 今日は日曜日である。 散歩する人、カゴを背負って走っている何かの大会参加者もいる。 やがて「プランテーションロード(種植道)」に入る。 時々北側が開けるが、霞んでいてわずかにビル群が見えるだけである。 所々に犬用の便所がある(写真9)。 日本では見たことがないが、香港ではこの後何回も目にした。 週末、犬や家族と散歩している多くの人にも出会った。 こんな花も日本ではあまり見かけない(写真10)。 亜熱帯地方だから植生が違うな、と考えていると我が家にもある「エンゼルトランペット(朝鮮アサガオ」が咲いている(写真11)。 台北にもあった。 (我が家のものは今は茎も枯れている状態である) 何人もランナーが走ってきた(写真12)。 ビクトリアピーク辺りから走ってきているのだろうか? 背負っている竹カゴの中をよく見ると、着替えだけでなく5Lくらいの水の入ったペットボトルが入っている。 カゴを背負っていない人もいるが、5Lの水は5kgである。 走るだけでも大変なのに重いだろうと、感心してしまう。 山頂付近に着いたが建物が一杯でどこがビクトリアピークなのか良くわからない。 展望もないので方角もわからないくらいである。 歩いてきたゼッケンを付けた大会参加者に聞くと、下った所にビクトリアピークはあるようである。 観光施設、商業施設らしい建物に着いた(写真13)。 その建物の中を抜けていくと、ピークトラム前の広場に出た(写真14)。 人の多さにびっくりである。 ジョギングか何かの大会もあり多くの人でごった返している。 普通に歩いて1時間というコースを1時間半かかり登ってきた。 いろいろ香港らしい風景に出合え、よかった。 (香港大学までの縦走に続く) |