2018.07.02 MM 第647号
守屋山(もりややま 1650m) 長野県諏訪市・伊那市
この山の私の印象等は・・・
「 北アルプス・八ヶ岳などの展望を楽しんだ 守屋山」
*下に私の感想等の文があります。
メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」として毎週あなたの所に届きます。
【歩いた日】 2018年6月3日(日) 【天候】 快晴 【コース及び時間】 杖突峠登山口5:38-6:05水呑場山荘6:10-6:27/32-6:48守屋山東峰〈1631m〉6:53-7:10守屋山西峰 〈1650m〉7:15-7:30守屋山東峰〈1631m〉7:35-7:57水呑場山荘-8:20杖突峠登山口 【登り(西峰まで) 1時間7分 下り 1時間 合計 2時間7分】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
杖突峠の登山口から入る(写真1) | 大々的に太陽光発電所を作っている(写真2) |
春ゼミがたくさん鳴いている(写真3) | ここが座禅草群生地だろう(写真4) |
水呑場山荘(写真5) | 山野草園には少しの花が(写真6) |
クリンソウが咲いている(写真7) | 明るい尾根道に出る(写真8) |
東峰[1631m]山頂(写真9) | 東峰にある奥社(写真10) |
守屋山避難小屋(写真11) | 避難小屋近くの野草園(写真12) |
守屋山[1650m]山頂、西峰(写真13) | ヤマツツジが満開だ(写真14) |
歩きやすい山である(写真15) | カモシカが現れしばらくこちらを見ている(写真16) |
【感想 等】 梅雨入り前の6月上旬の山梨&長野ミニ遠征である。 今年は久しぶりに八ヶ岳方面に行きたくなり1日目は足下には雪、ガスの中を硫黄岳(メルマガNo.644)に登った。 硫黄岳 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-l/yama644/yama644.htm 2日目には晴れ空の中、天狗岳(メルマガNo.646)に登った。 天狗岳 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-l/yama646/yama646.html そして3日目は、守屋山に登る。 諏訪大社のご神体で、南アルプスの最北端にある死火山だという。 この周辺では登ったことにない山である。 ザゼンソウが咲く山ということで名前は聞いたことがあるが、この花が咲くのは4月である。 他の花や展望を期待しての山歩きである。 茅野市から国道162号線を上がったところにある杖突峠からの山歩きである。 5時半過ぎに杖突峠登山口を出発する(写真1)。 広い駐車場には既に2台ほど車が止まっていて、私より早く出発するもの音が聞こえた。 この杖突峠の登山口にはメガソーラーというのだろうか、大きな太陽光発電のパネルが設置されている。 そのパネルの右端を進んでいく。 「熊出没注意」の看板があったので、熊よけの鈴をザックに取り付けての出発である。 途中、林道を横切るが「太陽光発電所をつっています」の看板があり、山を切り開かれているところもある(写真2)。 もっと多くのソーラーパネルを設置するのだろう。 少し登ると山はなだらかになり、北北西に進んでいく。 春ゼミの鳴き声が森林に響いてくる。 足元の草に2cmくらいの蝉の抜け殻があった(写真3)。 放射状に開いたシダやフタリシズカが咲いている。 山道は高山植物を保護している木道に変わり歩いて行くと、「座禅草群生地」の看板がある。 離れたところにクリンソウが見える。 きっとこんな水辺に生えているのだろう(写真4)。 そこから2分で水呑場山荘であった(写真5)。 山荘には人影がなく静まりかえっていた。 そこに山野草園があったので、少し中に入ってみた。(写真6)。 チゴユリ、タチツボスミレなどはあったが、あまり花はなかった。 山草の横の方にクリンソウが咲いていた(写真7)。 鳥居なのだろうか、高い木枠のゲートをくぐり林の中の登山道を進んでいく。 30分ほど歩くとあたりは明るくなり、林から抜ける(写真8)。 周りにはヤマツツジがたくさん咲いている。 その先が守屋山の東峰[1631m]山頂である(写真9)。 思った以上の展望の良さである。 先に出発した70代の男性が三脚を構えて山々の写真を撮っていた。 私もかつては2kg以上ある三脚とカメラ2台を持って山に登っていたが、今は軽い装備になっている。 情熱を持って重い荷物を背負って山に上がる人を素晴らしいと思う。 ここからは八ヶ岳や南、北アルプスなどの展望を楽しむことができる。 山名の書かれた方位盤があるのがうれしい。 守屋山の最高地点である西峰に向かおう。 少し下がると奥社がある(写真10)。 檻のような鉄の格子で囲まれている。 樹林の尾根道を10分で避難小屋に着いた(写真11)。 西峰が見える所にあるかわいい小屋である。 その前には花壇があり、高山植物が植えられていた。 咲いている花は少ないが名札が付けられているので植えられている花がわかる。 マツムシソウ、スズラン、シャクヤク、ニホンタンポポ・・・・ ハクサンコザクラ、オキナグサはちょうど咲いていた。 7時10分、西峰[1650m]に着いた(写真13)。 西峰は、東峰よりわずか19m高い。 ここにもヤマツツジがたくさん咲いている(写真14)。 ヤマツツジの地味な赤が好きだ。 時刻はまだ7時過ぎである。 来た道を樹林を楽しみながら下山する。 春ゼミの鳴き声がうるさいくらいである。 そして、木々も美しく輝いている(写真13)。 8時前、水呑場山荘に着いた。 人が大勢集まり、何やらやっていた。 8時20分、杖突峠登山口に着いた。 花は思ったより少なかったが、アルプス等の展望を楽しんだ守屋山であった。 国道を車で茅野市方向に少し進んだところにニホンカモシカがいた(写真14)。 カモシカはしばらく動かないでじっとしていた。 久しぶりにカモシカに出会えてうれしかった。 |