2019.01.07 MM 第672号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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花沢山(はなざわやま 449m) 静岡県焼津市・静岡市 焼津アルプス


この山の私の印象等は・・・                                     

「 初日の出と富士山を楽しんだ 花沢山 」
 

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2019年01月01日(火)

【天候】        快晴

【コース及び時間】

海雲寺6:20-6:28登山口-6:40東尾根展望所(日の出)7:23-7:32大日堂-7:38道了権現-8:00水車小屋分岐

8:05-8:21石部分岐-8:23花沢山〈449m〉8:35-8:59日本坂峠-9:17法華寺-9:32花沢の里P

    【登り(海雲寺コース)1時間15分 下り(日本坂峠・花沢の里コース)57分 合計 2時間12分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
二十七夜くらいの月がきれいだ(写真1) 水平線近くには雲が出ている(写真2)
霜が降りているが寒くはない(写真3) 雲の上から初日の出が(写真4)
太陽全体が顔を出す(写真5) 山の神にも正月のお供え物が(写真6)
道了権現も新しい手ぬぐいやしめ縄が(写真7) 花沢山山頂からの富士山(写真8)
展望所からの静岡側の展望(写真9) 満観峰では大勢の人が初日を拝んだだろう(写真10)
丸子富士と南アルプス(写真11) 焼津側の展望(写真12)
日本坂峠より(写真13) 法華寺は修復中だ(写真14)
まだモミジが残る花沢の里(写真15)  「花沢」は花を大事にする集落である(写真16)
 

【感想 等】 

今年も初日の出を拝みに焼津アルプスへ出かけた。

毎年、焼津アルプス3山で初日の出を拝んでいるが、昨年(2018年)は満観峰、2017年は高草山、2016年は花沢山といった感じである。私が行った時の賑わいは満観峰300人くらい、高草山100人、花沢山東尾根展望所10人弱であった。

ご来光の見れる花沢山東尾根展望所へは、6年前まではかんぽの宿登山口から行っていたが現在は通行止めである。
それで、地元の集落の人が通る直登コースの「海雲寺コース」を利用した。

直登で行くことができるので、いつもの起床時刻6時で間に合うのがうれしい。

6時20分に海雲寺を出発し、農道を登っていく。
もうある程度明るくなっているのでライトは必要ない。
(一応持ってきてはいる)

三日月の反対向き、二十七夜くらいの月がきれいだ(写真1)。

数分で登山口に着き、急登を進む。
元日の今日は風もなく穏やかな日で、ジャンパーを脱ぎ、フリースのチャックを開けても暑い。
振り向くと焼津市内も街頭の電気が消えつつある。

登山口から10分余で東尾根展望所に着いた。
日の出までまだ10数分ある。

しかも水平線近くには雲が出ているので日の出は少し遅れるだろう(写真2)。
大晦日の昨日なら一面雲が出ていたので山行きは諦めただろう。
これをまとめている1月2日は、元日のこの日と同じように水平線近くには雲が出ていた。
この時期は水平線近くには雲が出ていることが多いのだ。

東尾根展望所でご来光を待っていても全く寒くはない。
足下に目をやると霜が降りている(写真3)。

放射冷却で少し冷え込み霜が降りたのだろうが、それを感じさせない暖かさである。

10分遅れくらいで初日が登ってきた(写真4)。
地球上の人々にとって、日本にとって、そして私や私の家族、私の関係する人々にとって素晴らしい2019年になることをお祈りする。

やがて、太陽全体が顔を出した(写真5)。
海面には「けあらし(蒸気霧)」が立ち上ってきた。

刻々と変わる様子を見ていて飽きないが、花沢山の山頂に向かおう。

すぐそばの林の中には山の神が見守っている。
その石の祠には注連飾りとへそ餅が置かれている(写真6)。

地元の集落の方が正月の準備をしてくれたのだ。

小浜集落への分岐にある馬頭観音にも注連飾りが置かれていた。
その先の大日堂にはしめ縄が付けられている。

道了権現も新しい手ぬぐいやしめ縄があった(写真7)。
この白い手ぬぐいの下には手洗いがあるが、そこには水はない。
水もあれば手や口を清めて参拝できるだろうが・・・。

この道了権現の裏からは富士山が見える。
今日もしっかり見えたのでうれしくなった。

歩いて行くとアオキの実が真っ赤に色づいている。

8時に水車小屋分岐に着く。
常連の方たちだろうか、倒木の丸太を使いベンチを作ってくれてある。

8時半近く、花沢山の山頂に着いた。
山頂北東側の木が少し切られていて市内や富士山が見れるようになっている。
枝は伸びてきているが富士山はきれいに見えた(写真8)。

今年もよい年になりそうである。
素晴らしい富士山を見ていて、そう思った。

山頂から少し下がった所に静岡側展望所がある。
私はそこからの富士山が一番好きである(写真9)。
静岡平野と富士山、平和な日本の象徴のように私には思える。

昨年元日にご来光を拝んだ満観峰も見える(写真10)。
今年は何人ぐらい集まったのだろうか。
3つある大型駐車場も一杯だったが・・・。

丸子富士の上には真っ白な南アルプスも見える(写真11)。
昨年7月に登った南アルプス。

今年は久しぶりに北アルプスを歩きたいと思っている。
かつてと変わった所、変わらない所を見てきたい。

少し下ると焼津側展望所がある。
焼津港や志太平野も静かに佇んでいる(写真12)。
地震による津波の心配からか少し人口が減っていて元気のない焼津市にとって2019年はどんな年になるだろうか。

9時、日本坂峠に着いた。
昨年の台風24号で木が倒れ今まで以上に富士山が見えるようになっている(写真13)。
ヤマトタケル(日本尊)が通ったというこの日本坂峠からは当時も富士山がきれいに見えていただろう。

法華寺までは約20分。
本堂は今年いっぱい修理工事である(写真14)。
修理の終わった法華寺を早く見たいものである。

谷間にある法華寺や花沢の里ではまだモミジが散らずに残っている(写真15)。 
まるで晩秋といった感じである。

花沢の里の「花沢」とは花を大事にする集落であると毎回歩きながら実感している。
自然の花だけでなく、栽培している花、生け花もあり私たちを楽しませてくれる(写真16)。
ロウバイもこのように生けるとまた違った感じがあっていい。

歩き始めから3時間半の楽しい元日のご来光登山であった。
今年も楽しく山歩きをしていきたい。


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