2019.02.11 MM 第677号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 DLmarketで購入できます

   

     TOPに戻る     

シダンゴ山(しだんごやま 758m)

神奈川県神奈川県松田町 丹沢


この山の私の印象等は・・・                                     

「 変わった名前につられ歩いてみた シダンゴ山 」
 

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
              メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」として毎週あなたの所に届きます。                                         

【歩いた日】     2018年12月24日(月)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

寄バス停P7:32-8:02分岐8:07-8:36シダンゴ山〈758m〉8:47-8:59林道終点(秦野峠分岐)-

(林道を下る)-9:16別の細い林道-9:25山道へ合流9:32-9:49大寺分岐-9:52宮地山〈512m〉

10:00-10:02大寺分岐-10:23寄バス停P

    【登り(寄から) 59分  下り(宮地山経由) 1時間21分  合計 2時間20分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
寄自然休養村管理センター(写真1) 中津川を渡る(写真2)
ミカンが実っている(写真3) お茶畑もある(写真4)
イノシシ防護柵を通って入る(写真5) 杉林の中を進む(写真6)
落ちたばかりの落ち葉を踏んでいく(写真7) シダンゴ山[758m]に着く(写真8)
シダンゴ山からの展望(写真9) シダンゴ山、山頂の標識(写真10)
新しい林道を下る(写真11) GPSを頼りに山道を探す(写真12)
山道に出た(写真13) 大寺分岐(写真14)
宮地山の山頂(写真15)  寄の登山口に戻る(写真16)
 

【感想 等】 

12月下旬に東京・神奈川の山に遠征に出かけた。

第1弾は高尾山と陣馬山の間にある「景信山」に登った(メルマガNo.671)。
第2弾はヤビツ峠から大山に登り、おまけの岳ノ台に行った。
第3弾は、県民の森から鍋割山に登った。

最終日は山北町から入った所にある寄(やどろぎ)からシダンゴ山に行くことにした。
寄りバス停の所には寄自然休養村管理センターがある(写真1)。
バスはその敷地内に止まる。
また道路を挟んだ反対側には大きな駐車場とトイレがある(グランドの隅)。

7時過ぎ、出発の準備をしているとバスが着いた。
バスからは数人が下車した。
ここからはいくつか登ることができる山はあるが、みなさんはどこに行くのだろうか。

7時半過ぎ、出発する。
街路樹のカエデ類にはまだ紅葉が残っている。
まず橋を渡るが中津川がきれいだ(写真2)。
昨日の雨の影響か、ガスがかかっている。

松田町で付けた標識があり道は迷うことはない。
2分ほどで「シダンゴ山」と「宮地山」の分岐に着いた。

今回は「シダンゴ山」に登り、「宮地山」を通ってここに戻ってくる。
標識に沿って舗装道を登って行く。

温州ミカンが実っている(写真3)。

茶畑もある(写真4)。
まるで私の故郷、静岡と同じである。

隣の県であるし、同じように温暖なので同じような風景も理解できる。
しかし、あまりにも周辺の風景が似ていてびっくりした。

その先には「松田町寄自然休養村観光案内板」がトイレと共にあった。
寄地域が観光に力を入れていることが案内板からわかった。

やがて細い道になり、イノシシ防護柵に着いた(写真5)。
扉を開け中に入っていく。

手入れされた杉林の中を進む(写真6)。

散ったばかりの落ち葉を踏みしめながら歩くのは気持ちがいい(写真7)。

ほとんど杉林の中の道を行く。

急に前方が明るくなったと思ったら、そこはシダンゴ山[758m]の山頂だった(写真8)。
ここまであまり見所のない展望であったが、急に変わった。

シダンゴ山からの展望を楽しむ(写真9)。
なかなかの景色だ。


山頂の標識側には山がそびえている(写真10)。
丹沢山塊の一部であることを思い出させてくれる。
昨日登った鍋割山もある。

見渡すと丹沢のその他の山々も屏風のように見える。

祠のそばに「シダンゴ山」の由来について書いてあった。
昔、この山の上に住んでいた仙人をシダゴン(梵語で羅漢、仏教の修行を積み悟りに達した人という意味)と呼んだそうである。シダゴンがシダンゴに転じ、この地区は震旦郷(しだんご(う))と呼ばれて、山の名前もシダンゴ山と付いたそうである。

仏教関係の山名は全国に多い。
やはりここも仏教に関係があったのだと改めて思う。

宮地山方向に向かって出発である。
標識に沿って秦野峠方向に向かう。

「虫沢古道を守る会」によるシダンゴ山に登る「女坂」「男坂」がある。
「宮地山→」があったのでそれに従い送電塔の横を進んでいく。

8時59分、秦野峠分岐に着いた。
私の持っているガイドブックの地図には林道を少し下った所から宮地山への山道に入る。
新しい林道を山道を探しながら下る(写真11)。

山道への分岐がない。
新しい林道を作る時コースを変えたのかもしれないと探しながら下る。
(もしかしたら分岐を見落としたかもしれない。戻ってもいいが歩いてみよう。)

スマホのGPSを見ると明らかに私はコースを外れて下っている。
GPSにも、ガイドブックの地図にも出ていない林道を下っている。

どこかで尾根道への分岐があればいいが見つからない。
10数分下った所で細くて古い林道分岐に着いた(写真12)。

GPSによるとここを登って行けば尾根道に合流する。
北方向に戻るが時間は十分ある。

10分で山道にぶつかった。
その近くには宮地山への標識もある(写真13)。
よかった。

GPSがなかったらそのまま林道を集落に下っていただろう。

杉林の中の尾根道を快適に歩く。

「タコチバ山 588m」という手作りの標識もある。

やがて大寺分岐に着いた(写真14)。
ここから宮地山を往復する。
「宮地山 5分」という標識がある。

動物除けの柵に沿って歩いて行く。

10時前、宮地山の山頂に着いた(写真15)。
落葉樹に囲まれたのどかな山頂である。

動物除けの柵は所々で細かい網目が破られている。
どんな動物が破って入るのだろうか。

大寺分岐に戻ると1人年配者に会った。
今回始めて会うハイカーである。

落ち葉を踏み踏み下っていく。

登り始めと同じで、イノシシ防護柵の扉を開け山から出る。
茶畑を通り過ぎるともうそこは集落だった(写真16)。

10時半近くに駐車場に戻る。

高い山も好きであるが、こんな隠れ里のような里山も好きである。

少し道がわからなくなったが、GPSを活用した楽しい山歩きであった。


特価 電子書籍 【 [実登] 日本百名山 他の山々 450山 】 CD-Rもあります
ご活用ください。

inserted by FC2 system