2019.02.18 MM 第678号
長州島(チョンチャウトウ) 香港島西 HONKONG その1
この山の私の印象等は・・・
「 古い香港を見ることができてよかった 長州島(前半) 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2018年3月24日(金) 【天候】 晴れ時々曇り 【コース及び時間】 セントラル8:40=(高速フェリー)=9:18長州島長州湾-9:30北亭廟-9:36長利公園-9:45大貴湾-10:00北眺亭 10:05-10:11北角咀-10:18北眺亭-10:27長利公園-10:35東湾-10:45観音湾10:50-11:01小長城- 11:05花瓶石-11:12玉砕石-11:21Nam Tam湾分岐-11:32Nam Tam湾11:37-11:40天后廟 (後半に続く) 【前半1(長州湾~東湾) 1時間12分 前半2(東湾~天后廟) 55分 合計 2時間7分】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
セントラルから長州湾に着く(写真1) | 北亭廟はすぐだ(写真2) |
緩やかに北眺亭方向に下る(写真3) | 間違えて大貴湾に着く(写真4) |
細い道はこの車がいいかも(写真5) | 黄色の肉厚の花は「ヒメアリアケカズラ」?(写真6) |
「北角咀」方向に進む(写真7) | 長州湾と東湾のビーチが見える(写真8) |
香港の国花「バウヒニア」の白バージョン?(写真9) | 東湾の砂浜を歩いている人はまばらだ(写真10) |
東湾外れにあるベンチで休む(写真11) | 「小長城」への遊歩道に入る(写真12) |
ツツジが満開だ(写真13) | 亜熱帯の植物が茂り、奇岩がたくさんある(写真14 |
山羊岩と名前が付いている(写真15) | 天后廟に着く(写真16) |
【感想 等】 これまで8回にわたり香港の山を紹介してきた。 これらはすべて昨年の3月に遠征した時のものである。 ビクトリアピーク( メルマガNo.634 ) ビクトリアピークから香港大学縦走( メルマガNo. 635 ) 菱角山( メルマガNo. 637) ラマ島( メルマガNo.642 ) ドラゴンバック( メルマガNo.643 ) ウィルソントレイル( メルマガNo.649 ) 船湾郊野公園( メルマガNo.668 ) 大美督ウォーク( メルマガNo. 669 ) どれも素晴らしかった。多くが町からのアクセスがよく、しかもよく整備されていた。 気に入っているのでまた歩いてみたいとも思っている。 今回は、香港島の西にある長州島である。 香港はバスだけでなく船の便もたくさんあるのがいい。 長州島行きはセントラル5号乗り場から出る。 しかもバスや電車と同じくオクトパスが使える。 ちょうど8時40分の高速フェリーがあったので乗った。 普通のフェリーと2倍ほど値段は違うが時間を充分取るために乗ることにした。 長州島が見え、長州湾に入ると緑色の船体が見えてきた(写真1)。 30年ほど前に香港島周辺にはこんな船がたくさん停泊していた。 これは運搬用ではあるが、このような船で船上生活をしている人たちも多かった。 今回香港島周辺では船上生活者を全く見かけない。 懐かしい風景である。 長州湾フェリーターミナルに9時18分に着いた。 まずは廟により、北方向を歩き、その後南部を歩いてみたいと思う。 すぐに海岸沿いの新興街を左(北)に進む。 長州島は小さな島である。 地図で見ると南北3km、東西3kmほどの島で、2万5千人ほどが住んでいるという。 詳しい地図は持っていないが、コースは何とかなりそうな気がしている。 一部修理中の北亭廟に着いた(写真2)。 台湾やかつての香港で見た廟である。 温かさと懐かしさを感じる。 天后廟にもすぐ着いた。 竹の骨組みで足場を作り造っている廟もある。 日本と同じように太い木に神が宿るのだろう、廟では木々を大事にしている。 近くの階段を上っていく。 丘の一番上には長利公園という公園があった。 そこには右方向が「北眺亭」「東湾仔」とある。 緩やかに右方向に下りていく(写真3)。 どこで間違えたのかここしか道がなかった。 着いた所は大貴湾である(写真4)。 私が行きたいのは「北眺亭」であり、「東湾仔」である。 海岸線の道を北西に進みながら山に登り返す道を探す。 道には屋根なしで小型の三輪車が走っている(写真5)。 一昔前にタイムスリップした感じである。 黄色の肉厚の花が咲いている(写真6)。 日本ではあまり見かけないこの花は何という名前だろうか。 調べたら「ヒメアリアケカズラ」のような気がする。 亜熱帯の香港に似合う花だ。 標識があり、「北眺亭」「東湾仔」に行くには長北路を行けばいいようだ。 また丘に登り東に進む。 人通りもないし、車も通らない。 また、1台あの屋根なしで小型の三輪車が走ってきた。 東側の海や集落が見えてきた。 近代的な新しい民家が並んでいる。 「北眺亭」「東湾仔」分岐に来た。 右に行くと「北眺亭」、左が「東湾仔」という表示である。 右に行き、北眺亭に行ってみよう。 遊歩道を進んでいく。 10時、北眺亭に着いた。 見晴らしがいい。 北の方向を眺める東屋といった所だろうか。 北方向も素晴らしいが、360度見回すことができる。 前方に大きな石がゴロゴロした丘が見えてる。 その先には島も見える。 石鼓州島だろうか。 「東湾仔」のビーチや街も見える。 この集落は長州湾周辺と同じくらい開発が進んでいる感じである。 「北角咀」方向に進む(写真7)。 咀は多分、日本語の岬だ。 遊歩道がよく整備されている。 両側とも木々はなく見晴らしがいい。 今朝フェリーが着いた長州湾と東湾のビーチが見える(写真8)。 景色を見ながら歩くのは楽しい。 分岐から数分で北角咀に着いた。 ここには三角点もある。 北眺亭に戻り、東湾などのある南に向かって進む。 樹林の中の幅1mくらいの細い遊歩道を進んでいく。 ツツジに似た白い花が咲いている(写真9)。 葉はツツジより楕円形で肉厚だ。 気品のある素敵な花である。 香港の国花「バウヒニア」の白バージョンなのだろうか? 歩いて行くと、また長利公園に出た。 今進んできたこの細い道を通れば迷わずに北眺亭方向に行くことができたのだ。 道を間違えて出会った素敵な風景もたくさんあったので、良しとしよう。 東湾方向に下る。 北角咀付近で見た長い砂浜沿いの道を歩いて行く。 今はシーズンオフなのだろう。 砂浜を歩いている人はまばらだ(写真10)。 太陽が出てきて暑くなったので、日影のベンチで休む(写真11)。 目の前の細い道を通った老婆のリヤカーのタイヤが脱輪した。 幅1mくらいの道の両側は砂浜でタイヤが砂に埋まり脱出できないでいた。 私以外に人はいない。 私はおやつのパンをベンチに置き、すぐに助けに行った。 荷物は載っていたが、リヤカーはすぐに持ち上がり彼女は私にお礼を言い、笑顔で通り過ぎた。 ここからは「小長城」への遊歩道に入る(写真12)。 少し歩くと木々の間から先ほど寄った北角咀が見える。 東屋があり、そばのツツジが満開だ(写真13)。 亜熱帯の植物が茂り、奇岩がたくさんある(写真14)。 この岩は山羊岩と名前が付いている(写真15)。 「山羊(やぎ)」と言われればそう見えてくる。 人為的に海岸の岩の上に置いたように不思議な場所にある。 この写真の左には10艇ほどのボードで遊ぶ人たちが写っている。 スクールが開かれているようだ。 気持ちよさそうである。 ここの「小長城」には案内板によると18個の岩に名前が付けられているようである。 長州山頂路を通り、Nam Tam湾にある天后廟に着いた(写真16)。 これから長州島の南西部に向かう。 (「長州島 その2」に続く ) |