2019.03.26 MM 第681号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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鳳凰山(ランタオ ピーク 934m)  香港ランタオ島


この山の私の印象等は・・・                                     

「 香港で初めての山らしい山はガスの中だった 鳳凰山 」
 

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2018年3月25日(土)

【天候】        雨後曇り


【コース及び時間】

YHA昂坪9:15-9:24登山口-10:04TSAM CHAI AU(810m)10:09-10:23鳳凰山〈934m〉10:33-

11:24パックンアウ  (大東山に続く)


    【登り(YHA昂坪 から) 1時間8分  下り(パックンアウ へ) 51分   合計 1時間59分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
YHA昂坪に荷物を置き出発(写真1) 遊歩道を進んでいく(写真2)
「心経簡林」という名の文字の書かれた立て札群(写真3) 鳳凰山だろうか、進行方向の山も霞んでいる(写真4)
振り返ると出発地の天壇大仏が丘の上に見える(写真5) 雨に濡れツツジの仲間が咲いている(写真6)
TSAM CHAI AU[810m]に着いた(写真7) ガスの中の稜線を進む(写真8)
鳳凰山の山頂が少し見えてきた(写真9) 鳳凰山ピーク[934m]にて(写真10)
鳳凰山ピーク石室で休憩(写真11) これから下っていく緑泉も見えてきた(写真12)
東涌の街だろうか、少しはっきり見えてきた(写真13) 向こうにうっすらと高い山が見えてきた(写真14)
(写真15) パックンアウ(Pak Kung Au)に着く(写真16)
 

【感想 等】 

香港の山歩き No.11 は、ランタオ島の山だ。
大東山だけでもいいと思ったが、どうせなら縦走をしようということで昂坪→鳳凰山→パックンアウ→ムイウォと歩くことにした。
ただ、歩いてみないとわからないので、時間不足等で無理ならパックンアウでバスに乗り、昂坪に戻ることにした。

今回の香港遠征計画の中で、一番山らしい山歩きである。

いろいろな方法があるだろうが、どうしたら効果的に時間が使えるか考えた。
遠征の残りの日が少なくなってきていた。

そこで、昂坪に宿泊することにし、ホテルサイトで調べたらYHA昂坪がヒットしたのでここに泊まる予約をした。
4日前に泊まった大美督YHはホテルサイトには会員限定という表示がなかったのに、予約が完了したらYH(ユースホステル)の会員になる必要がある、と表示が出てきた(先に書いてあれば予約しなかったのに・・・)。
学生時代はYH会員であり、国内YHに100泊以上泊まっているのでので少し知っているが、公営と民営・直営があり公営は誰もが同じ料金で泊まることができた。

それで、4日前に泊まった大美督YHは会員でないと泊まることはできない、と言われた。
1,2泊のために会員にはなりたくないので、何とか粘り「会員外料金30H$」を追加で支払い宿泊することができた。


7時半近くMTRで出発し、東涌からバスに乗り9時近く着いた。
あいにくの小雨である。

荷物を置くべく今回はどうだろうか、とYHA昂坪に向かう。
YHA昂坪は木々の中にあった。


YHA昂坪で宿泊受付をすると、会員証の提示も追加料金もなかった。
9時15分、小雨の中をカッパを着て出発した(写真1)。

樹林の中の遊歩道を進んでいく(写真2)。

10分ほどで登山口に着いた。
そこには日本の神社の鳥居を変えたようなゲートがある。
進行方向には山も見え、ワクワクする。

登山口脇には「心経簡林」という名の文字の書かれた立て札群がある(写真3)。
中国らしいモニュメントである。
英語名は「ハート・スートラ」というらしい。
心教(ハート・スートラ)の教えを刻んだ38本の木柱が立っているとガイドブックに出ていた。

小雨のためか、誰もいない。
もっとも、こんな天気なのでバスから降りた観光客もごくわずかであった。

少し歩くと、「鳳凰山経由パックンアウ 4.5km 2時間15分」と中国語で書かれている。

今回の山歩きで初めての雨の中だ。
見えるのは鳳凰山だろうか、進行方向の山も霞んでいる(写真4)。

本格的な山道に入っていく。
振り返ると出発地の天壇大仏が丘の上に見える(写真5)。

足下を見ると藤色のオドリコソウが雨に濡れて咲いている。
白地に少し赤いふが入ったツツジも咲いている(写真6)。

TSAM CHAI AU(810m)に着いた(写真7)。
残念ながら周りはガスである。

ガスの中の稜線を進んで行く(写真8)。

鳳凰山の山頂が少し見えてきた(写真9)。
ガスの中を歩いて行く3人組が見える。

稜線の右側には鉄杭に付けられた鎖も見える。

TSAM CHAI AU[810m]から10分余、鳳凰山(ランタオピーク)934mに着いた(写真10)。
標高差100m余を10分で登れるわけもなく、TSAM CHAI AU[810m]の表示が違っているのだろうか・・・?

写真のようにPAK KUNG AU まで1時間半、昂坪(NGONG PING)には45分である。
この鳳凰山の山頂には三角点もある。

避難用の石室もあったので中で行動食を食べることにした(写真11)。
ガスがかかった1000m近いピークは少し寒いので石室はありがたい。

PAK KUNG AU(パックンアウ)に向かって下る。
前方から雨具も付けず薄着で登ってくる数人グループが見える。
しかも荷物は持っていない。

左手前方にうっすらと海や半島が見える。
香港国際空港がある半島だろうか・・・。

これから下っていく稜線も見えてきた(写真12)。

東涌の街だろうか、さっきよりはっきり見えてきた(写真13)。

少し歩くと、ピークの向こうにうっすらと高い山が見えてきた(写真14)。
あれが大東山(869m)だろう。
パックンアウに下ってから登る山である。

歩いて行くと山と山の隙間から海と半島が見える(写真15)。
こんな感じも好きである。

あと一山、二山である。
しかも山頂は通らず左に巻く。

少し下ったら灌木が所々に生えている。

11時過ぎ、パックンアウまで0.5km、15分の表示がある。

中腹に東屋が見れたと思ったら、少し下ったらパックンアウのバス停であった(写真16)。
このパックンアウのバス停は、東涌から昂坪へのバスで一度通っている。

時刻はまだ11時半前である。
パックンアウから大東山を越えてシルバーマインベイまでコースタイムで4時間である。
少し休憩したら上り返し、大東山をめざそう。

ここまで楽しく快適に歩くことができた。


(大東山に続く)


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