2019.04.01 MM 第682号
赤坂峠・城山 周遊(しろやま 76m) 静岡県静岡市用宗
この山の私の印象等は・・・
「 JR用宗駅近くに素晴らしい展望の山城跡があった 城山 」
*下に私の感想等の文があります。
メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」として毎週あなたの所に届きます。
【歩いた日】 2019年3月5日(火) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 JR用宗駅西 大雲寺P13:17-13:18大雲寺13:24-13:25熊野神社跡地13:27-13:32赤坂峠分岐- 13:35赤坂峠-13:37農道-13:42小坂熊野神社13:48-14:01瑞應寺14:05-14:11安養寺14:15- 14:18日枝神社-14:23御所の前-万葉の小径-小坂川沿い-14:54浅間神社-15:03城山(持舟城跡)〈76m〉 15:09-15:21市道-15:23大雲寺P 【行き(赤坂峠経由城山) 1時間24分 帰り(城山から大雲寺P) 14分 合計 1時間38分】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
JR用宗駅西の大雲寺からスタート(写真1) | 立派な大雲寺(写真2) |
赤坂峠への標識(写真3) | 用宗の街と駿河湾が見えてくる(写真4) |
小坂熊野神社がひっそりと佇んでいる(写真5) | アオキに花が咲いている(写真6) |
ヒカンザクラの花(写真7) | 椿の花(写真8) |
東名高速の地下道を渡ります(写真9) | 瑞應寺(写真10) |
歴史のある安養寺(写真11) | 菜の花いっぱいの小坂万葉の小径(写真12) |
小坂川沿いで花見をする人たち(写真13) | 城山はJR撮影のメッカ(写真14) |
駿河湾や伊豆半島の展望もよい(写真15) | 持舟城址のあった城山山頂(写真16) |
【感想 等】 歩いてない所があると歩きたくなります。 しかもそれが近くにあれば尚更です。 先日、「安倍川駅lifeマップ」というのを入手しました。 その中の1つのに焼津アルプス東側の大坂峠と城山も載っていました。 ということで、JR用宗駅近くの赤坂峠と城山を周遊するコースにアレンジして歩きました。 午前中の仕事を終え、JR用宗駅西側に向かいます(写真1)。 このJR用宗駅は東側しか改札口がありません。 線路横の大雲寺の駐車場に車を置かせていただきます。 そして大雲寺を参拝します(写真2)。 こんな所に大きなお寺がありびっくりです。 しかも建物や地蔵さんなども新しいです。 檀家が多いのか、経営が上手なのか・・・・。 お経の書かれた摩尼車もあり、感心しました。 線路に沿って西に進みます。 すぐに「熊野神社跡地」という看板があります。 鳥居もあり、その先には立派なコンクリート製の階段で登った所には建物があります。 行ってみましょう。 神社と言っても誰も疑わないでしょう。 建物も神社の造りです。 ご神体を抜き、移動させたのでしょうか? 展望もいいです。 海や町並みも見えます。 地元の人に聞けばどうして「熊野神社跡地」になったのかわかるでしょうが、歩いている人はいません。 その先には石の祠もあります。 この地区に古くからの歴史があったことを感じさせられます。 歩き始めてから数分、赤坂峠への分岐です(写真3)。 ペンキがはげていてかろうじて読めます。 このマップは静岡市役所市街地整備課が2018年3月に発行したものです。 コースは整備されているのでしょうか?少し不安になります。 北に向かって山の中に向かって農道を登っていきます。 少し登るとミカン畑に漁で使う網を鳥除けに使ったミカン畑がありました(写真4)。 漁をやめて使わなくなった物の廃物利用です。 その先にはJR線路と、町並み、駿河湾が見えます。 梅の花がまだ残っています。 農道を上がった所にはやはりペンキがはげていてかろうじて読める「赤坂峠 石部-熊野神社」という標識があります。 峠は、歩きやすいように切り通しになっています。 かつて花沢、日本坂峠、小坂から海岸の用宗に来るにはこの峠が大事な道であったでしょう。 どのように使われたかは私はよく知らないのですが・・・。 その横にはイノシシを捕獲する檻が設置してあります。 赤坂峠から少し下ると150号線バイパスの側道に出ました。 出口は木が茂りくぐり向けました。 今回のコース、反対からまわらなくてよかったです。 そこには標識もないし、木が茂り赤坂峠への道もよくわからないです。 バイパス沿いの農道を東に進みます。 そして、バイパスの地下道をくぐると「小坂熊野神社」があります。 昨年度の秋には黄色く色づいたイチョウが目にとまり寄ったことがあります。 この神社のイチョウは巨木として静岡市の天然記念物にも指定されていましたが今は2代目のようです。 真っ赤な椿の花が落ちています(写真5)。 階段を進んでいきましょう。 前回来た時もそうでしたが、ひっそりと佇んでいます。 アオキだけが元気に花を咲かせています(写真6)。 あとは時間が止まってしまったような感じです。 北北東に道を進んでいきましょう。 民家の庭にヒカンザクラが咲いています(写真7)。 畑の隅に深紅の椿が咲いています(写真8)。 この辺りはミカンの木が手入れされていて、ミカン農家がまだ元気です。 東名高速道路に出ました(写真9)。 道路沿いに西に進み地下道を渡りましょう。 瑞應寺があります(写真10)。 この寺も立派な大きな寺です。 鐘撞堂があり庭もよく手入れされています。 北方向に進み、市道を横切り安養寺に行きましょう(写真11)。 この小坂地区では一番立派で由緒ありそうな寺です。 歴史もあり、きれいに手入れされています。 境内からは駿河湾や日本平も見ることができます。 ちょうど赤色のボケの花が満開でした。 安養寺の隣には日枝神社がありますが、寂れた感じです。 市道に戻り少し行くと、「史跡 御所の前」という石碑があります。 焼津、静岡周辺にはたくさんのヤマトタケル伝説がありますが、史跡ですから信憑性が高いのでしょう。 ここに雲梯館という屋敷を建てたそうです。 その先には菜の花がいっぱい咲いています(写真12)。 JR安倍川駅方面に繋がる旧道は「万葉の小径」と名前が付けられているようです。 種がこぼれて咲いた菜の花が道路脇や空き地にいっぱいで気持ちがいいです。 菜の花を十分楽しんだら小坂川沿いにJR用宗駅方面に戻りましょう。 小坂川沿いのカワヅザクラは終わりかけていますが、お花見を楽しんでいる3人組がいます(写真13)。 介護施設の人たちでしょうか。 体の不自由な方をワゴン車で連れてきて花見の準備をしています。 そんな風景を見るといいなぁ、と思います。 菜の花と終わりかけた梅の花を見ながら川沿いを下流に向かって進みます。 踏切近くの橋を渡り山沿いに大雲寺方向に進んでいきます。 右手に浅間神社があり、その先が城山への登山口です。 舗装された農道を登っていきます。 「汐見坂」という石柱があり、海や市内が見えてきます。 その先で新幹線を撮影している人に出会いました。 ここ城山はJR撮影のメッカなんですね(写真14)。 富士山に静岡市内を入れて新幹線の撮影ができます。 カーブを曲がった所から山道に入ります。 山道を3分ほど歩けばもう山頂です。 山頂からは駿河湾や伊豆半島の展望もいいです(写真15)。 富士山だけでなく、静岡市内の山々もたくさん見えます。 また、説明板もあり、山などの名前を教えてくれています。 西には自然の山々、東側は市内の展望がいいとなれば、山城を作るのには絶好の場所です。 ここには戦国時代に今川氏の「持舟城」があったと言うことです(写真16)。 本丸、大堀切、井戸跡、二の丸などの遺構がそのままの形で残っているそうです。 持舟は今の用宗です。 展望を楽しみ戦国時代を想像したら下りましょう。 山頂の地図によると直接大雲寺方向に降りる山道があるようです。 農道を西に進んでみましょう。 大雲寺上に来ましたが、降りれそうな道は見つかりません。 ちょうど散歩に来た地元の老人がいました。 聞いてみましたが、今はその道はない、と言うことでした。 8年ほど前の平成22年に造られた看板でしたが、1年放置すればもう歩けなくなってしまいます。 元の道を降りましょう。 線路沿いの道を戻り、15時半前に車に戻ることができました。 用宗・小坂地区の自然や歴史を知ることができた楽しいひとときでした。 |